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鈴の花保育園避難訓練に参加しました! [2025年06月06日(Fri)]
こんにちは。スタッフのあべです。

今日は、5月27日に実施した鈴の花保育園避難訓練の様子をリポートします。

多賀城市内の幼稚園・保育所では大規模災害を想定し、地域の住民や事業所が連携して避難訓練を実施しています。自力で避難することができない未就学児の命を守ることを目的とし、一般社団法人Bird‘s eye、市の危機管理課、たがさぽも協力をしています。

今回、地域住民との情報交換を経て実施しました。保育中に大規模地震と大津波警報を想定した訓練です。

昨年度は八幡保育所、コアラ保育園、鈴の花保育園の3施設合同で避難訓練を行いました。その活動の様子はこちら→八幡地区3保育施設合同避難訓練リポート

鈴の花保育園がある八幡地区は、多賀城市内の中心部にあります。国道45号線が走る、住宅や店舗が多い便利で賑やかな地域です。

この地区は、東日本大震災時には津波浸水がありました。昨年のハザードマップの最新情報では、八幡地区の浸水予想は3〜5メートル。海が見えない場所なので予想がつかず、震災当時は大変な思いをしたと地域の皆さんは話します。


位置情報5月20日(火) 避難訓練前の打合せ

打合せ.JPG

まず、八幡沖公民館で地域の皆さんと情報交換を実施しました。
今回避難訓練を実施する鈴の花保育園の保育士のほか、園のある町内会や民生委員、郵便局長、今回避難先となるホテルキャッスルプラザ多賀城の方など15人が参加。

昨年度に行った訓練の振り返りから始まり、避難行動の確認や訓練についての説明から、東日本大震災の被災状況や避難先などを共有するなど情報交換を行いました。


位置情報5月27日(火) 避難訓練当日

9:45 地震発生

避難前1.JPG

避難前2.JPG

地震による大津波警報が発表された想定で、園児たちは机の下に隠れるなどのシェイクアウト訓練後、ホテルキャッスルプラザ多賀城(桜木地区)へ避難移動しました。
協力者はオレンジのビブスを着用しています。


9:50 鈴の花保育園を出発

避難3.JPG

みんなで子どもたちをしっかりガードをしながら、交通量の多い国道45号沿いの横断歩道を渡りました。


避難4.JPG

それから、国道から1本南側の道路を慎重に進み、大きな側溝のふたの上を歩きました。地震があったときは危険なので道路を歩くとのこと。
いつもと違う雰囲気を察したのか、子どもたちは落ち着いていて、ほど良い緊張感がありました。

避難5.JPG

2カ所目の横断報道も無事通過!


9:57 避難先のホテルキャッスルプラザ多賀城に到着

避難6.jpg

予定より8分ほど早く着きました!
1階入口でカートから子どもたちを降ろして3階へ移動。皆で抱っこして階段を上りました。


10:00 3階廊下に到着

試食体験.jpg

今回の訓練で、15分で行けることがわかりました。
ホテルキャッスルプラザ多賀城は、市の一時避難場所(津波避難ビル)に登録されています。雨風がしのげていいですね。

子どもたちは備蓄品のゼリーとグラノーラ(固形)を試食。また、災害用簡易トイレのコーナーもあり、順番に座って試していました。
大人が子どもたちに話しかけるなど、終始和やかな雰囲気。移動中も避難先でも声掛けの大切さを実感しました


帰り1.JPG

避難先を後にして、鈴の花保育園に戻ります。


帰り2.JPG

帰り3.JPG

帰り4.JPG

帰り道も安全確認をしっかり行いました。行きも帰りも子どもたちの移動は、カートとおんぶで対応したこともあり、速やかに移動することができました。


10:40 鈴の花保育園に到着


終了.JPG

沖区振興会、近隣の住民と防災士の資格を持つ郵便局長などのサポートを受けながら訓練は無事終了しました。園の準備と皆さんの連携が良く、スムーズに訓練を行うことができて皆さんホッとした様子でした。

今回は、トランシーバーで先発隊と連絡を取って安全確認をしたことで前情報があって進みやすかったそうです。園ではトランシーバーがないので、実際は50〜100メートルの間隔があった方で行動した方がよいというアドバイスもありました。
周囲のサポートがあると心強い!訓練後も、地域と園との関係を大切にしていきたいですね。


参加者の声

・緊張感のある訓練だった

・避難先や経路は、状況などによっていろいろな選択肢がある

・園から避難先まで地震発生後15分で行けることがわかった。他の避難先では何分で避難できるのかを試して、避難地図を作ることができればいいですね

・地区のことは地区の人たちで行わなくてはいけないと思う。避難訓練を行うときはチラシなどを配って、地域の人にお願いしてみたらどうか

・沖区振興会では、毎年1回防災訓練を地区と学校が共同で行っている。昨年は別々だったけど、一緒に行うことが大事だと思う

多賀城市新規採用職員のみなさんの来館 [2025年04月11日(Fri)]
こんにちは、スタッフのおがさわらです。

新年度を迎え、「入学」「入社」など、新たな環境での一歩を踏み出した方も多いのではないでしょうか?

多賀城市役所にも、新たな職員の皆さんが入職し、その研修の1コマをたがさぽが担当しました。今日はその様子をお届けします。


まずは館内を自由に見学してもらい、気づき、疑問、感想などをグループで話し合ってもらいました。

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「貸室や事務スペースなどがあって、団体が活動しやすい環境だと思った」
「市内外のイベントのチラシなど、さまざまな情報が発信されている」
「幅広い年代が利用していると感じた」
「団体が発行している図書が販売されていて、購入することで団体の活動の応援にもなるというのが素晴らしいと感じた」
などの気づきがあったようです。


続いて、中津センター長より、「たがさぽの紹介」「市民活動について」「協働について」の講話がありました。

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たがさぽの設置目的や経緯、機能について、市民活動の基礎知識や多賀城の団体の活動例の紹介、市民協働が必要とされる理由や手法などをお話しました。


続いて、たがさぽを運営している特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンターの渡辺一馬さんより、「市民協働のはじめ方」についての講話とワークショップがありました。

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まず、4〜5人でグループになってもらい、「それぞれが気になっている地域の課題」について話し合ってもらいました。

「自分の住んでいる地域は観光地なので、マナーの悪い観光客が増えたら困る」
「公園で遊んでいたら怒られたことがある。子どもが自由に遊べる場が少なくなっている」
など、さまざまな意見が出ていました。

そして、それらの意見の中から、「気になっていること」の3極構造、
「気になっていることの現状」「目指すべき未来」「放置したら来てしまう未来」を考えてもらいました。

渡辺さんから、「放置したら来てしまう未来」と「目指すべき未来」のギャップが「問題」であり、その「問題」を解消し、目指すべき未来を実現するために取り組むべきことが「課題」であるという話があり、

「課題とゴールがイメージしやすくなった」という声もあがっていました。


グループワークを行う中で、しだいに緊張がほぐれていった様子の新入職員のみなさん。時折笑顔を交えながら、さまざまな意見を共有していました。

今回のたがさぽでの学びを、ぜひ今後のお仕事に生かしていただければ幸いです。
今後、業務を通してお会いするのを楽しみにしています。
もちろん、業務以外のプライベートでもご利用ください!
たが和っかの報告会 [2025年03月24日(Mon)]
こんにちは。スタッフのおがさわらです。


2月18日、中央地区第2層協議体『たが和っか』の今年度の報告会が開催されました。


協議体とは、地域に支え合いの輪を広げて行くために、地域住民同士で話し合う場です。多賀城市内には東部・中央・西部の3つの協議体があります。

『たが和っか』は中央地区の第2層協議体で、現在は15人ほどで構成されており、わたしもメンバーの1人として活動しています。


今年度は、「防災」と「居場所」をテーマに、地域の活動への参加、発信をしてきました。



市民のみなさんのほか、他地域の社会福祉協議会や包括支援センターの職員など、集まった30名強のみなさんに、
たが和っかメンバーが参加した、八幡地区で開催された保育施設と地域住民・企業などによる合同避難訓練の様子や、中央地区のサロンや集まりについて発表しました。


報告会の様子はYouTubeで公開しています。



ぜひご覧ください!


次年度も、誰もが住みやすく、これからも暮らしていきたいと思う地域を目指して、話し合いを重ねていきます。

そして、『たが和っか』での活動をたがさぽの事業に活かしていければと思います。
ともだち・カワン・コミュニティ マレーシア人と高校生の防災情報交換会 [2025年02月13日(Thu)]
こんにちは。スタッフの小笠原です。
本日2回目の更新です。

今日は、昨年の12月に多賀城高校で行われた防災に関する情報交換会の様子をレポートします。

このワークショップは、語学研究部が中心となり、市民活動団体ともだち・カワン・コミュニティのサポートのもと、医療従事者で災害援助の資格を持つマレーシア人のハムザさんを迎えて行われました。昨年度にひきつづき今回が2回目の開催でした。

多賀城高校では、全生徒が防災について学び、調べる授業があるそうで、
そこで学んだ内容や、「世界津波の日」2024高校生サミットin熊本で発表した内容をハムザさんに英語でプレゼンしました。
震災の際、多賀城で起きた都市型津波についての話、防潮堤についての話にハムザさんも熱心に耳を傾けていました。

また、災害科学科の生徒のみなさんは、津波伝承のまち歩きの資料を使って、東日本大震災の被害状況や、復興の過程を伝えました。

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ハムザさんからも、マレーシアの情勢、災害時の取り組みなどが共有されたほか、「国によって災害対策は異なるが、人と人とのつながりが大切なことに変わりはない」という話がありました。
また、日々の勉強もすべて自分の命を守ることや大切な人を守る学びにつながっていることを語りました。

生徒のみなさんは、ハムザさんへの自己紹介を好きな食べ物を交えながらマレー語でおこなったり、
ワークショップの時間が終わったあとも、ハムザさんにマレー語を教わったり、ワーク内で紹介しきれなかった資料をプレゼンしたりと、多文化交流を楽しみながら学びあいました。

国境を越えて、命を守るために大切なことを考える、有意義な時間になったのではないでしょうか。


今年度は、他にも市民活動団体が市内の中学校や高校で授業をする機会がありました。

■高崎中学校での授業の様子はこちら

■貞山高等学校での授業の様子はこちら

□tag114号でも授業の様子をお伝えしています
tag114号電子版はこちら

ぜひあわせてご覧ください!
多賀城市立高崎中学校レポート 総合的な学習の時間で市民活動団体4団体が授業をしました! [2025年01月24日(Fri)]

こんにちは。

スタッフの川口です。

今日は昨年9月に行われた高崎中学校での市民活動団体を招いての授業の様子と、発表会についてレポートします。


高崎中学校の先生から総合的な学習の時間についてのご相談をたがさぽにいただきました。

テーマは「ユニバーサルなまち」「環境」「食」「防災」など、地域活動している人たちのお話を聞いて、生徒が個人的に調べを進めていく授業です。


9月9日(月)は4団体が高崎中学校を訪れ、3年生の各クラスで講話を行いました。


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多賀城視覚障害者福祉協議会の佐藤さんは、目が不自由な人がどのように道を覚え歩いているか、どのようなことに困りごとがあるかなどを話していました。声がけも「大丈夫ですか?」ではなく、「なにかしましょうか?」の方が頼みやすいそう。


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セブンピーチプロジェクトの久保田さん。海の環境問題につい3つのポイントに絞って話がありました。

およそ30年後の海では魚よりプラスチックごみの方が多くなるだろうと予想されること、16,000回も波に打たれると5o以下のマイクロプラスチックになるということ、それを魚が食べ、人間が食べ、体外に排泄されているという事実をクイズ形式にして伝えていました。生徒からは、きれいな海を守るためにゴミはちゃんとゴミ箱に捨てることを実践したいという声があがりました。


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高崎こども食堂らっこ広場の郡司さん。子ども食堂についてや食の安全についてのお話がありました。

らっこ広場は、学生から高齢の方まで幅広い年代のボランティアや、スーパーや飲食店などから寄付される食材など、地域のさまざまな協力を得ながら運営をしています。子どもだけでなく、関わる大人も元気をもらえる場になっているとのことです。


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NPO法人筋強直性ジストロフィー患者会の佐藤さんは、車いすユーザーです。

「ユニバーサルデザインについて知っていますか?」の問いに、知っていると挙手する生徒もいました。またヘルプマークについても、電車でヘルプマークをつけている方がいたら声掛けをしてみてください。もしかしたら立っているほうが楽な方もいるので、断られるかもしれませんがまずは声掛けを、とのこと。


真剣にゲストのお話を聞いていた生徒のみなさん。4つの話を軸に、自分たちでテーマを決めて調べ、11月発表会を行います。ゲストのみなさんにも真剣さが伝わっていたようでした。

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2023年発行の「Tagajo Sustinable Relationship(多賀城から、だれも取り残さない地域を目指し、持続可能な関係性を探るための報告書)Vol.3」を、担当の先生が見てくれたのがきっかけでした。地域の課題を知り、自分で調べ、行動を起こすきっかけになればとご相談いただきました。


高崎中学校のみなさんが、どう感じ、どのようなことに課題意識をもち、どのようなことを調べて、考えるのかとても楽しみです。

今後、市民活動団体のみなさんの活動に参加したり、日常の出来事と今回の話が結びついたりすることで、自分事として今後も学びが深まっていただけたらうれしいです。


「Tagajo Sustinable Relationship  多賀城から、だれも取り残さない地域を目指し、持続可能な関係性を探るための報告書 Vol.3」はこちらからご覧いただけます。


山王自治会 子どもたちとつくる避難所訓練レポート [2024年12月23日(Mon)]

スタッフ川口です。

119日(土)に多賀城市総合災害訓練。


今日は山王自治会の避難所訓練をリポートします。


多賀城第二中学校の体育館で行われた訓練には、小学生が約200人、中学生が約100人、住民も約90人集まっていました。


山王自治会は、1,334世帯84班あり、8ブロックに分かれているそうです。役員さんは16人で、夏まつりや花植えなど多世代で集まりできることを考え、顔の見える関係を大切にしているそうです。


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訓練当日、多賀城市第二中学校の体育館には、たくさんの住民が集まりました。


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ステージの上で簡易トイレやテントの設置訓練を行いました。役割を決めず、中学生に声をかけてやってくれる人を募り、設営しました。大人もその場で募ります。


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消防団第2分団のみなさんもかけつけ、見守ります。消防団の他、防災訓練にかかわっているいろいろな人を順次紹介していました。こちらも顔の見える関係をつくるために大切なことですね。

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後藤町内会長から、「避難所はんなが被災者だから避難してきた人たちで協力して運営することが大切だ」というお話がありました。あと大切なのは、「避難所に避難してくる前に自分の身を守ることが大切なので、身の回りや通学路など確認しておくことが大切であること」を子どもたちにもわかりやすくお話されていました。


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フレッシュレディグループ(女性のサポート会)が中心となり、炊き出し訓練を行いました。訓練後にみんなで豚汁を食べました。盛りだくさんの防災訓練ですね。


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小学生も中学生も人数がかなり多いので、どのように動いたらよいかわからない場面もありましたが、リーダーシップをとる中学生が出てきたり、自然に声を掛け合ったりと、より実践に近い訓練だったように感じました。いる人たちで運営するって大切ですよね。


住民の協力なしでは運営ができないと会長が話していた通り、いろいろな人が関わる訓練だったので、災害時の避難所運営などをイメージできる訓練だったのではないでしょうか。


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ほかの地区の訓練の様子はこちらひらめきひらめき


令和6年度防災訓練レポート@「新田1区・2区合同訓練」はこちら

 →https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/3764


令和6年度防災訓練レポートA「城南自治会 垂直避難訓練」はこちら

 →https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/3787

貞山高校でベトナム人技能実習生と多文化共生授業! [2024年12月09日(Mon)]

こんにちは。スタッフの金子です。


貞山高校の34年次の授業の総合的な探究の時間「国際理解講話」の授業があります。

昨年も行われ、多賀城に住む地域の外国人技能実習生をはじめ、地域に住む外国人のことを理解し、交流しようという授業が行われました。

9月17日(木)の1回目の授業では、公益財団法人宮城県国際化協会(MIA)の大泉貴広さんから、「宮城の[多文化]の現状〜外国人労働者のことを中心に〜」のお話がありました。県内に暮らす技能実習生の現状や技能実習制度についての理解を深めました。


大泉さんから、多賀城で働く外国人や技能実習制度の仕組みや私たちの暮らしは外国人の方々にも支えられているというお話がありました。

生徒からは「自分の知らないところでも技能実習生が働いていることが分かった」「外国人が日本の会社で働きながら勉強しているのはすごいと思った」「実習生のみなさんがどのように生活して、どのように日本のことを学んでいるか等を詳しく知ることができて良かった」「違う国だからと差別せず、成人式をしたりと誰もが住みやすい社会にしていくことが大切だと思った」などの感想がありました。


そして、多賀城にある株式会社武蔵野仙台工場のみなさんにご協力を得て、ベトナム人技能実習生のみなさんとの交流を行いました。

10月2日(水)には3年次57人、1113日(水)に4年次11人と技能実習生のみなさんとの交流の時間がありました。

両日とも、3グループに分かれて、各グループに技能実習生1人が入り、それぞれのグループごとに質問をしながら交流の時間を楽しみました。


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3年次の交流の様子


生徒からは、日本の好きな食べ物はどこですか?日本の好きな場所はどこですか?などの質問が出ていました。それに対して、ラーメンやお寿司が好き、松島が好き、といった回答が聞かれると、生徒のみなさんにも何が好きですか?と質問される場もあり、お互いを知る時間となりました。


また、日本のことだけではなく、生徒からはベトナムの好きな食べ物やおすすめの場所などの質問も出ており、技能実習生からはバインミーやうなぎの鍋が美味しい、ハロン湾がおすすめ、という話も聞くことができました。


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4年次の交流の様子


好きなアーティストやアニメ、食べ物などいろいろお話しが盛り上がっていました。


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感想を伝え合いあったりしました。同世代の交流になりました。


交流の後は、貞山高校内を見学させていただきました!

校内見学は毎回好評とのことです。


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美術室や図書室を見学しました。


多賀城には多くの外国人の方々が暮らしています。

今回生徒と技能実習生のみなさんは日本語でやり取りしていました。難しい言い回しで伝わりにくい場合は「やさしい日本語」に言い換えたり、みなさん工夫していました。


日本人も外国人もことばや文化の違いはありますが、その違いを認めて楽しめること、それが多文化共生への第一歩になるのではないでしょうか。

高橋地区初、保育園2園の合同避難訓練リポート [2024年11月14日(Thu)]
みなさんこんにちは。スタッフのさいとうです。

本日は、10月15日(火)に実施した、多賀城はるかぜ保育園ともりのなかま保育園多賀城高橋園と2園合同で初めて実施した高橋地区の地域避難訓練の様子をレポートします。






高橋地区は、一見すると海も見えず、津波が来るという認識を持っている人は少ない地域です。しかし、2023年3月に改訂された多賀城市防災ハザードマップを見ると、今回訓練を実施した2園がある地区の津波想定は1m以上3m未満。大津波警報の際は津波が来る想定となります。また園の周辺は田園が広がる地域で近隣に高い建物もない地域です。

1.訓練前の情報交換
まずは、地域のみなさんとの情報交換を実施しました。今回避難訓練を実施する2園の保育士の他、町内会や近隣の高齢者施設、児童館や事業所の方、指定避難所の山王小学校の先生など、約20名の方々が参加をし、東日本大震災の際はどうだったか、各施設どのような避難を想定しているか、近隣のみなさん同士協力できることなどの情報交換を行いました。

情報交換の中で、近年はあまりないが、昔は七北田川の氾濫があったとのお話も町内会長からあり、初めて知ったとの声もありました。
2022年から幼保施設を中心に、地域のみなさんと一緒に実施している避難訓練ですが、訓練の前の情報交換がとても大切ですね。

2.訓練前のルートの確認
訓練当日は2園の園児100人以上と一緒に訓練を行います。その前に情報交換の内容も踏まえて保育士や情報交換に参加をした数人でルートの確認を行いました。
今回の訓練は各保育園から指定避難所である山王小学校に避難する想定で、山王小学校までの歩道の幅や亀裂の箇所、信号の場所、小学校に入る入口などの確認を行いました。確認をする中で想定と実際では違うこともありました。複数の人で実際に確認を行うことで気づくこともあります。

3.避難訓練当日
はるかぜ保育園では、保育士と0歳から5歳までの園児含め100人以上が約2qの距離の避難経路を30分ほどかけて指定避難場所の山王小学校まで避難しました。
3歳未満児は避難車に乗せたり、保育士がおんぶするなど、サポートする方たちと協力しながら訓練を実施しました。

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◆指定避難所を目指して約2qをみんなで歩きました


避難経路の歩道の段差や信号機の場所など、危険なポイントを保育士や防災士の資格を持った地域の方たちが確認したり、交通誘導をしたり全員で協力しながら避難場所を目指して歩きました。

園児たちが山王小学校に着いた後は、上下水道部による給水車体験。事前の打ち合わせの際に、園の保育士から給水車を見てみたいとの話があり、今回上下水道部が協力してくれました。上下水道部の職員から保育士たちに給水車の説明があり、実際に給水車の水で園児たちも水分補給をしました。

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◆給水車の水で水分補給

その後、体育館の中に移動して、非常食のクラッカーを試食したり、段ボールベッドに寝てみたり、避難用テントに入ったり、簡易トイレに座ってみるなど、園児たちも楽しみながら避難所体験をしていました。

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◆段ボールベッドに座ってみました

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 ◆避難用テントに入った感想は?

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 ◆非常用トイレに座ってみたよ

今回、高橋地区で初めての幼保施設と地域の合同避難訓練を実施しました。
参加した保育士からは、「地域の方々に多くの協力を得ながら実際に避難してみる経験が出来、災害時の助け合いの大切さを実感しました」という感想がありました。 日頃から避難訓練を実施することで、いざという時に慌てずに行動できるようになります。
11月9日(土)は多賀城市の総合防災訓練も行われました。その様子もご報告しますのでお待ちください。
みんなで考える 〜つなぎ活かす多賀城碑〜 [2024年10月24日(Thu)]

スタッフのあべです。 
2024年は、多賀城創建1300年とあって記念のイベントが目白押しですね。
11月には記念式典が行われるので、お祝いのムードが高まってきました。

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10月19日には、「多賀城創建1300年記念歴史シンポジウム2024」がたがさぽを会場に開催され、市内外から古代史ファンが駆け付けました。

テーマは、「三古碑、それぞれの碑に学ぶ古代日本 〜つなぎ活かす多賀城碑〜」。

主催者は、歴史シンポジウム実行委員会
多賀城・七ヶ浜市民活動団体等連絡協議会(T・Sまちづくり協議会)多賀城市町内会有志の会で構成されています。


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記念の年を迎えるにあたって、多賀城市民の立場から機運を高めるために活動してきた歴史シンポジウム実行委員会の皆さん。今年の多賀城碑の国宝指定は、「実行委員会としても一市民としても大きな喜びだった」と話しました。
昨年から開催していた歴史シンポジウムですが、今回はその集大成として「日本三古碑」にスポットを当て、未来につなげるための多賀城碑の保存と活用について考えました。


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第一部は、講話「日本三古碑における多賀城碑」。

日本三古碑とは、那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ/栃木県大田原市)、多胡碑(たごひ/群馬県高崎市)、多賀城碑を指します。

宮城県多賀城跡調査研究所所長・吉野武さんの説明で、歴史と外観、記載内容からそれぞれの古碑について学び、三古碑の中の多賀城碑について考えました。日本古代最大の碑といわれる多賀城碑は、歴史的背景からみても他の二碑と違ってスケールの大きさを知ることができました。


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第二部は、「三古碑の保存と活用の現状の調査報告」。

歴史シンポジウム実行委員から、他の二古碑を視察した際の報告がありました。

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三古碑の共通点のほか、二古碑の活用状況について紹介し、地元住民と行政との連携の強さや市民団体が活動しやすい環境作り、小中学生への歴史教育の実施など、さまざまな取り組みがされていることに触れました。中でも、子どもたちに対して「ふるさとに価値のある歴史的な資料がある」という働きかけをしていることが印象的でした。


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最後に「参加者との意見交換」の場がありました。

多賀城碑の碑文についての質問からはじまり、整備中の政庁跡周辺の見学ルートや覆屋の地震対策、学生の歴史教育への活用などの提案があり、市職員が答える場面もありました。

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参加者からは、「今回初めて参加した。他の市町村の歴史講座には行っていた。多賀城市民が企画したというので話を聞きにきた」「古代史に興味がある。専門家が話してくれるような会が七ヶ浜にはないからね」などの声がありました。最年少の参加者だった地元中学生からの「わかりやすい説明だった」という感想に会場が湧きました。

創建1300年の根拠となる歴史資料である多賀城碑。歴史シンポジウム実行委員会は、これからの活用と、どうやって保存したらいいのかを市民が真剣に考える時期だと思い、このシンポジウムを企画しました。

文化遺産を守ることは、次の世代へ伝えていくこと。子どもたちの学習に活かしている二古碑のような取り組みが、地元愛にもつながっていくのではないでしょうか。

STEPでお泊り体験!中央公民館主催「防災キャンプ」 [2024年10月14日(Mon)]

こんにちは。スタッフの川口です。

今日は915日(日)〜16日(月)にさんみらい多賀城イベントプラザSTEPを会場に行われた中央公民館主催の小学生対象の「防災キャンプ」を見学させていただきました。

参加したのは多賀城市の小学4年〜6年生まで15人だそうで、すぐ人気でいっぱいになったそうです。

私が見学した15日(日)は、STEPの施設見学からはじまり、多賀城消防署の見学、防災や災害について学ぶプログラムがたくさんあり、夕食は災害時を想定したサバメシを食べたり、段ボールベッドやランタンをつくっての避難所体験をしたりと盛りだくさんの内容でした。



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STEPを会場に開催された防災キャンプ。たくさんの人たちが関わっています


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一般社団法人Bird‘seyeのすがわらじゅんいちさんが防災バッグづくりを行いました。防災バッグに色とりどりの反射板を張り付けながら、オリジナルの防災バッグをつくっていきます。


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防災バッグをつくった後は、わしん倶楽部の大山真由美さんが、非常用持ち出し袋に関するビンゴゲームをしました。必要なものを考えつつ、ビンゴゲームで楽しみました!


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防災士の資格をもつ多賀城市内の郵便局長が防災についてのお話をしました。



多賀城中学校のボランティアの中学生が小学生をサポートしたり、ジュニアリーダーエステバンのOBのみなさんがの運営のお手伝いや子どもたちへの声がけを行ったり、多中区地域学校協働活動推進員のみなさんが一緒に泊まりでサポートしたり、宮城学院女子大学食品栄養学科ボランティアサークル「FoodSmile!」のみなさんがアルファ米のカレーピラフを夕食に作ったりとたくさんの人が子どもたちや防災に関わり、一緒に体験を共有する大切なイベントでした。

段ボールベッドでの宿泊体験やサバメシも事前に体験しておくことで、災害時に落ち着いて行動できるきっかけになるのではと思いました。


防災キャンプは各公民館で毎年開催されていますので、ぜひチェックしてみてください。

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