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【ブックレビュー】〜アルバムのチカラ〜 [2020年10月10日(Sat)]

みなさんこんにちは。スタッフの金子です。


さて、今月公開された映画「浅田家!」。二宮和也さん主演で絶賛上映中です。

この映画は一枚の写真のチカラを信じて家族の写真を撮り続けた写真家・浅田政志さんと彼を信じ、支え続けた家族の実話に基づいたストーリーです。

(浅田政志さんは家族写真をテーマに作品づくりをされている写真家です)


https://asadake.jp/


この映画は浅田政志さんの「浅田家」と「アルバムのチカラ」が原案です。

今回はたがさぽ文庫から「アルバムのチカラ」をご紹介します。


「アルバムのチカラ」は浅田政志さんと藤本智士さんのお二人が約2年間にわたって、東日本大震災の津波で流されてしまった泥だらけの写真とアルバムを洗浄し、持ち主に返却する人々の活動を取材した本です。一つ一つの丁寧な取材の様子が温かい文と写真で綴られています。


本書の「アルバムつくっていますか?」との問いにはっとしました。スマートフォンが普及して簡単に写真を撮影することができるようになって写真が身近なものになったのはとてもいいことだけれども・・・わたし自身、写真を印刷してアルバムをつくることが減っています。でもアルバムっていいものですよね。時には生きるチカラにもなります。


みなさんは最後に写真を印刷したのはいつですか?


「アルバムのチカラ」たがさぽ文庫で貸し出ししています。


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「アルバムのチカラ」

文:藤本智士

写真:浅田政志

発行所:赤々舎

発行:2015311

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【ブックレビュー】 転校生はかがくぶっしつかびんしょう [2020年09月19日(Sat)]

こんにちは。スタッフの浅野です。
毎週土曜日は市民活動のお役立ち情報をお届けします。本日はスタッフによるブックレビューです。





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『転校生は    

    かがくぶっしつかびんしょう』


さく:武濤 洋
え :吉野あすも
発行所:株式会社ジャパンマシニスト社

発 行:2019425日 






―いま、教室に入れないと訴える子どもたちがいます―





人工的な香料を加えた柔軟剤や消臭剤が増えるのに伴い、その香りに悩まされ、公共施設や乗り物、イベントにも足を踏み入れられない人がいます。




それは、香りに含まれる化学物質で全身にだるさや痛みなどの症状を引き起こすケースがあることから、公害になぞらえて「香害」と呼ばれています。




今回ご紹介するこの絵本は、化学物質過敏症「まつおかさん」がある日小学校に転校してくるところから始まります。






 bg_school[1].jpg







クラスに新しい仲間がやってきた!でも…帽子にめがね、マスクをつけた長袖長ズボン姿の「まつおかさん」を見て教室は騒然とします。





「へんなかっこーう」




「おやおや?あの子どうしたの?」




「びょうき?かがくぶっしつって何?」





マスクやゴーグルをつけたまま授業を受ける「まつおかさん」は、いろいろな化学物質で具合が悪くなるので、みんなと一緒に図工の絵を描いたり、サッカーしたりすることができません。





そこで、クラスメイトたちは仲良くするためにさまざまな方法を考えます。





「カオリのついていない石けんでせんたくするよ」




「シャンプーもカオリのないものを見つけたよ」




「教室のまどを開けておけば風が入ってくるよ」






最後は、「まつおかさん」の具合を悪くさせてしまうものはたくさんあるけれど、少しずつ減らしていけば、一緒に勉強したり、遊べるようになるということをみんなで分かち合います。



b_ornament_3_0L[1].png




現在、多くの研究者が「化学物質過敏症」の原因や治療法を探っていますが、その答えが出るのは5年か10年先かもっと時間がかかるかもしれません。


この病気はまだ認知度が低く、外見上の特徴もありません。


まずはその存在を知り、何ができるのかを一人ひとり考えることから始めてみませんか?




こちらの絵本は化学物質過敏症の子どもたちにも手に取ってもらえるよう、印刷をノンVOCインク、製本を針金止めにしています。


「たがさぽ文庫」にも入っていますのでぜひお手に取ってご覧ください。




※石油系溶剤がゼロで植物油100%のもの






発達障害の特性を知る「ボクの彼女は発達障害〜障害者カップルのドタバタ日記〜」 [2020年09月12日(Sat)]
こんにちはスタッフのさいじょうです。

本日は「たがさぽ文庫(たがさぽにある貸出図書)」の中から。

ボクの彼女は発達障害〜障害者カップルのドタバタ日記〜」を紹介します。


聴覚障害の著者くらげさんとその彼女である発達障害のあおさんの、クスっと笑えるふたりのやり取りをtwitterへ投稿していたのがきっかけで、発達障害へのイメージが変わり理解につながると反響があり、書籍化となったこの本。

文字だけ、文字だらけが苦手な人には、とても見やすい読みやすいコミックエッセイです。


この本の中に出てくる、あおさんはASDといわれる「自閉症スペクトラム障害」にあたります。


このあおさんの場合は


・こだわりが強い

・感覚過敏

・人の顔がおぼえられない

相手の気持ちがわからない など・・・


説明しにくいASDの特性のひとつひとつをわかりやすく簡潔に書いてあり、なぜ彼女(あおさん)がそういった行動をとるのか、著者(くらげさん)はその時どう考えてどう対応したのかが書いてあります。


もちろん人により障害の特性は異なりますが、当事者の気持ちも支える側の気持ちも書いてあり、とても参考になります。

発達障害の専門書ではないけど、ちょっと知っているだけで、当事者と接している人、お互いが少しラクになるような本です。

頭がガチガチに固まっている私にとっても考え方をちょっと柔軟に、見方をちょっと変えれば相手を理解することができるんだなと感じた本でした。


この本に登場するあおさんの感覚過敏という症状ですが、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」などの感覚が敏感になり、日常生活を送る中で、多くの刺激や情報を取り入れてしまい混乱してしまいます。


例えば、コンビニやスーパー普段の買い物で使う場所も、様々なBGMや広告の音声、商品をきれいに見せるための照明。そういったものも感覚過敏の方にとっては苦痛に感じ、ゆっくり買い物することができません。


富谷市にあるツルハドラッグ富谷ひより台店では、毎週土曜の9時〜10時に、感覚過敏の方が買い物をしやすいように、照明をおとしBGMを流さない時間を提供しています。クワイエットアワーという取り組みです。

このような取り組みがいろいろな人の理解につながり、みんなにやさしいまちになる一歩になりますね。いろんな場所でこういった取り組みが増えるといいですね


発達障害は見た目ではわかりません。知らない・わからないことが、「理解」を遠ざけてしまいます。「知る」ことが第一歩となります。ちょっと知ってみたいなという方にオススメの本です。


たがさぽに来た時、図書館や本屋さんで見かけたときぜひ、手に取ってみてください。

アイデアを生む225のコツ「ひらめきスイッチ大全」 [2020年08月15日(Sat)]
こんにちは。スタッフの櫛田です。

今日は「たがさぽ文庫(たがさぽにある貸出図書)」の中から私のオススメの1冊をご紹介します。

NPOのみなさん、町内会のみなさん、コロナ禍や新しい生活様式の中で「どうやって事業を進めていったらいいんだろう」「こんな時だからできることは何だろう」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。「良いアイデアが欲しいけど何も思い浮かばない」と苦労されている方も多いかと思います。

も、ポンポンと面白いアイデアや画期的なアイデアが常に浮かんでくるわけではないですよね。特に「アイデアを出さなきゃ!」と焦っている時なんかはなおさらです。

そんな時にヒントになる本をご紹介。



ひらめきスイッチ大全
   著   :アスラン編集スタジオ 他
発 行:サンクチュアリ出版
発行年:2013年


この本は、ウェブサイト、ビジネス書、ノウハウ本、雑誌、インタビューなどの中からアイデアを生むコツを集めて1冊にしてあります。
その数、なんと225個!

1つのコツが2ページに収まっているので気軽に読めます。
最初から読んでいかないと分からないというものでもないので、気が向いたときに、気が向いた時間だけ、気が向いたページを読むこともできます。
私なんかは適当にパッと開いたページを読んだりしますね。

どんなコツが載っているかというと

たとえば、



「9つのマスを書いてみる」
紙に3×3の9マスを書き、真ん中のマスに考えたいテーマを書き、まわりのマスにテーマから思いついたことを書く「マンダラート」という方法が紹介されています。

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さらにここから「図書館」を真ん中に書いて、まわりに「図書館」から思いついたことを書くというように発展させることができます。
「マンダラート」はたがさぽPressで紹介したことがあるので詳しくはコチラをご覧ください。



他には、



「自分の、まわりの人たちのイライラを探す」
誰かがイライラを感じていること、文句や不満が出ていること、そこにヒントは隠されているかもしれません。イライラしているけど何となく放っておいていること、ひょっとしたらそれを突き詰めていくと「解決しなければいけない課題」が出てくるのではないでしょうか。世の中に当たり前にある商品やサービスの中にも、元はこうしたイライラから着想を得ているものもあります。



「公園で遊んでいる子どもを眺める」
子どもたちは「〜が欲しい」「なんで〜なの?」と自分の欲求や疑問を素直に口にします。時にそれは鋭く、大人もハッとさせられます。子どもの様子を観察することは、大人が忘れていたことを思い出し、気づかなかったことに気づくチャンスにつながります。




ひらめきスイッチ大全には、別の視点で物事をみたり、思いもよらないアイデアが生まれるコツが詰まっています。もしみなさんの活動でアイデアに行き詰まったら、気分転換ぐらいの感覚でぜひ読んでみてください。

〜まちの息吹き〜未来に伝えたいふるさと〜 [2020年07月10日(Fri)]
スタッフおくむらです。
今回は、来館者の声からたがさぽ文庫のご紹介です。

先日、来館者の方より1階ロビーに展示している冊子についてお問合せをいただきました。

閲覧.JPG

情報サロン(受付)内のほかに、
エレベーター脇の廊下にも団体の参加募集情報やイベントチラシ・閲覧できる冊子があります。

6冊.JPG

お問合せの内容は、この冊子上指差しの中の「岡田」「蒲生」。その方のご出身地とのことで懐かしく思い、手に入れたいという相談でした。

 この冊子は、東日本大震災で壊滅的な津波被害を受けた仙台市宮城野区蒲生地区の
宮城野区中野小学校校区4つの町内会(港・西原・和田・町蒲生)が震災復興の区画整備により平成28年3月に町内会としての歴史に幕を下ろすことに伴い、震災復興地元学作成事業のに携わった市民が結成した「未来に伝えたい中野・岡田の会」で写真展や地域の記録を残す活動を行い、地域の記憶を記録としてまとめられたものです。

人編に云う(いう)と書いて「伝える」。
たとえ建物があったとしても、そこに人の営みがなければ「まち」にはならない。
たとえ人の動きがあったとしても、そこに人々の交流がなければ「まち」は育たない。


地域の歴史・そこに住む人々の息吹きを未来に残す。「伝える」。
住むまちの魅力と声を残すこと。
そこには「懐かしい」だけではない「受け取る想い」も必要なのかもしれませんね。
現代を生きる私達はバトンを渡す側と受け取る側の両方を担っているのかもしれません。

今回ご紹介した冊子(全6冊)は、たがさぽで「閲覧」できます。
(配布はしていません、ごめんなさい)

「東日本大震災アーカイブ宮城〜未来へ伝える記憶と記録〜」
のホームページのURLからダウンロードが可能です。
コチラから

⇒「各自治会が管理する情報を見る」⇒地図「仙台市」をクリック。

お問合せはコチラ☛宮城野区まちづくり推進課 022-291-2173

今当たり前の景色はきっと未来の宝になる。そんな気がします。

【ブックレビュー】 息子が人を殺しました−加害者家族の真実− [2019年10月05日(Sat)]

こんにちは。スタッフの浅野です。
毎週土曜日は市民活動のお役立ち情報をお届けします。本日はスタッフによるブックレビューです。



『息子が人を殺しました −加害者家族の真実−』

著者:阿部恭子
出版社:幻冬舎
発行:20171130日 



「加害者家族」という存在は、社会の中でどれほど認識されているのでしょうか。




家族が事件を起こした事で、周囲の厳しい目にさらされ職を失ったり、外出ができなくなったりしてしまい、これからどうやって生活していけばよいのかと思い悩む加害者家族への支援を行う団体は約10年前までありませんでした。




この本の著者であるNPO法人World Open Heart理事長の阿部さんが、加害者家族が集まる会を仙台市内で定期的に始めたのは2008年。


加害者家族支援の動きは全国的に見ても初めての活動であったため、取材記事が新聞に掲載されると同時に全国から問い合わせが殺到しました。




事件以降、息をひそめるように生活してきた人たちが

「どこか話を聞いてもらえるところはないのか、同じような経験をした人はいないのか」と懸命に情報を探す姿を目の当たりにして、

「加害者家族支援は一過性のものではなく、日本社会の中に根づくものにしていかなければならない」と思いを強くしたそうです。


これまで普通に生活を送ってきた人ほど「加害者家族」の立場に立たされたときに「自らも罰せられるべきで助けを求めてはいけない」と考える傾向にあるそうですが、住居を転々とすることを余儀なくされたり、就労が困難な状況に追い込まれれば、加害者の更生の支え手を失うだけでなく、被害者に対する賠償責任も難しくなります。




加害者の更生のために何より不可欠なのは家族の存在です。


家族からの愛情とありのままの姿を受入れられていることを感じたとき、加害者自身も初めて自分の犯した罪と向き合い、変わることができます。


事件後に加害者家族を排除するのではなく、加害者家族にしかできない役割を全うできるよう導く社会であることが再犯の防止や世代間の連鎖を断ち切ることにつながります。


身内にしか担えないその役割を引き出すまで寄り添うことが、加害者家族支援の終着点であると阿部さんは最後に記しています。




日本で初めて加害者家族支援のNPO法人を立ち上げた阿部さんの書籍は

「たがさぽ文庫」で貸し出しています。




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●加害者家族を支援する専門団体


NPO法人 World Open Heart HP

活動地域:宮城県仙台市に拠点があるが、全国の活動あり



NPO法人スキマサポートセンター HP

活動地域:大阪府中心



ブックレビュー「超福祉 SUPER WELFARE」インクルーシブ・デザインの現場 [2019年06月18日(Tue)]
こんにちは。スタッフの小林です。
毎週火曜日は市民活動のお役立ち情報の紹介や、スタッフのブックレビューをお届けしています。

今週はたがさぽ文庫から、1冊ご紹介します。

『超福祉 SUPER WELFARE
インクルーシブ・デザインの現場』


監修:NPO法人 ピープルデザイン研究所
発行:日経BP社
2018年9月19日 発行

NPO法人 ピープルデザイン研究所HPはこちら


東京・渋谷で2014年から始まった「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」をご存知でしょうか?
紹介する本は、これまでの取り組みをまとめた一冊になっています。

超福祉展をふり返ってみますと・・・
障害のある人をはじめとするマイノリティとマジョリティの間にある“心のバリア”をクリエイティブに壊すことを目指しているイベントです。
福祉の枠を超えた幅広い分野のプレゼンターが登壇するシンポジウム、最新のモビリティ体験や超人スポーツ体験といったものを通し、従来の福祉が持つイメージを超えて、福祉を日常化させるための展示会のことです。

これまで実施した超福祉展は・・・
2014年 「カッコイイ、モノを見せる」モビリティを中心とした展示
2015年 「街への展開」 シンポジウムが中心
2016年 「ちがいを楽しむ一週間」
     プロセスを見せる企画展の開始 街にサテライトが展開
2017年 「ちがいを探しに、街へ出よう」
セッションを見せる企画展 ヒトとヒトとが交わる

これまで4回開催されたのは東京・渋谷。一見福祉とは縁遠く思える街での開催。渋谷という街がさまざまなファッションやポップカルチャーの発祥地であり、今後の日本を担う若者たちが集う街だからこそ「超福祉」を発信していくのにふさわしいのではないでしょうか?

2020年は東京オリンピック、パラリンピックが開催されます。いよいよあと1年後となりました。
障がいのある方も、そうでない方も「心のバリアフリー」な街や、その取り組みを考える機会にしてみませんか?

図書をご覧になりたい方は是非「たがさぽ」へおいでください。貸し出しもできます。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


心のバリアフリーを目指して、たがさぽでも企画しています!
参加者募集中です!

「みんなにやさしい ユニバーサルまちあるきツアーズ」

2019-06-16_30.jpg


【みんなにやさしいユニバーサルまちあるきツアーズ Vol.2】
『車いすでバスに乗って菖蒲田浜へ行くツアー』
〜車イス、公共交通機関を使って海に行けるのかツアー〜
●日  程:2019年6月30日(日) 10:00〜15:30 ※雨天中止
●集合場所:JR仙石線多賀城駅北口(多賀城市立図書館側)
●定  員:車イスユーザー3人、ほか10人程度
●参 加 費:無 料(実費として交通費等が掛かります)
●申込締切:2019年6月24日(月)まで

お申し込みはこちらからもできます 



【ブックレビュー】『目の見えない人は世界をどうみているのか』 [2019年05月07日(Tue)]
こんにちは。スタッフの小橋です。
毎週火曜日は市民活動のお役立ち情報の紹介や、スタッフのブックレビューをお届けしています。

今週は新刊図書も加わったたがさぽ文庫から、1冊ご紹介します。


『目の見えない人は世界をどう見ているのか』
著者:伊藤亜紗
発行:光文社
2015年4月20日 初版




人が得る情報の8〜9割は、視覚からのものだと言われているそうです。

この本では、視覚障がい者がどんなふうに世界を認識しているのかを理解するということがテーマになっています。実際に著者が視覚障がい者にインタビューをして、見えない人がどのように世界を見ているのか、想像を膨らませます。


「見えない」とひとくちに言っても、
まったく見えない のか
少し見える    のか
  あるいは
視野が狭い    のか
色が分かりづらい のか
といった見え方が、人によって異なります。

また、見えない人が世界を見ようとするときに頼りにするのは、聴覚か、触覚か、といった違いもあります。



見える人と見えない人とのかかわり方において、著者は「見える人が見えない人に必要な情報を与え、サポートしてあげる。見える人が見えない人を助けるという」福祉的な関係性の「情報」ベースのかかわりが一般的になっていると話しています。

確かに、まちを歩いていて杖をもった見えない人を見かけたときは「困っていないかな」「助けなくても大丈夫かな」と思いますし、見えない人だけでなく何らかの障がいがある人と接するときも、「サポートしなくては」という考えになりがちな気がしませんか?



「情報」ベースの福祉的なかかわりも、もちろん大切です。しかしそれだけではなく、見える人と見えない人の「見え方」の差をおもしろがるような「友達」や「近所の人」のようなかかわり方もあるのではないかと、著者は話します。


見える人
見えない人

それぞれが見ている世界を、「そっちの世界もおもしろいね!」と言える。これはお互いを認め合うということで、対等だということです。


この本を読み、私も「情報」ベースのかかわりが多いなと実感しましたが、私とは違う体を持った人が捉えた情報が持つ意味に注目して、かかわっていきたいと思いました。

この本では、想像の中で「視覚を使わない体に変身」でき、感じたことのない世界が味わえます。たがさぽで貸し出しもしていますので、ぜひお手に取ってご覧ください。



また、今回ご紹介した本から生まれた絵本も少しご紹介!
『みえるとか みえないとか』
さく:ヨシタケ シンスケ
そうだん:伊藤 亜紗
発行:アリス館
2018年7月20日 初版

人それぞれの違い・見え方・感じ方の違いについて、かわいくわかりやすく描かれています。子どもはもちろん、大人も楽しめる一冊です。

こちらの絵本は現在貸し出していませんが、たがさぽに館内で読むことができるので、あわせて読んでみてください。



\たがさぽ文庫に新しい本が入りました!/
*たがさぽ文庫の借り方*
@利用者登録
 運転免許証や保険証、学生証など身分を証明できるものをお持ちの上、登録をお願いします。たったの5分で登録完了!登録料は無料です。

A窓口で貸し出し手続き
 借りたい本が見つかったら窓口へ。貸し出し手続きを行います。借りられるのは一度に2冊までで、2週間の期限があります。

B本を読み終わったら、窓口へ返却
 たがさぽの開館時間は、月曜〜土曜/9:00〜21:30(水曜は休館日)、日祝/9:00〜17:00です。開館時間中に窓口まで返却ください。

【スタッフブックレビュー】LINKS【震災時の障がい者の就労支援事業所】 [2019年03月12日(Tue)]
こんにちは。スタッフの小橋です。
毎週火曜日は市民活動お役立ち情報、ブックレビューをお届けしています。

昨日は3月11日。東日本大震災から丸8年が経ちました。あの時、私は高校生でしたが、今は社会人として働いています。そう考えるとあっという間な気もしますが、ふと、ついこの間の出来事のような気持ちにもなります。一言で表すことは難しいですね。

今回は、東日本大震災で被災した障がい者の就労支援事業所の「あの時」と「今」を伝える本をご紹介します。



L I N K S
つなぐ、つながる、復興支援の輪。

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発 行 2017年3月
発行者 (特非)みやぎセルプ協働受注センター




障がい者の就労支援事業所では、身体、知的、精神に障がいがあるために一般企業での雇用が難しい人が、一般企業の雇用を目指して訓練したり、事業所に通所して作業や訓練に取り組んでいます。

事業所で取り組まれている作業は、企業の下請けや、事業所独自の製品を制作しているところもあります。自主製品・自主事業は雑貨や食品、畑仕事などさまざまです。

こうした事業所で作られた自主製品を購入すると、その売上げが利用者の工賃(給料)となり、利用者の生活支援につながります。


震災時は事業所の建物が崩れたり、津波によって備品や制作した製品も流れてしまったところもありました。利用者と共に避難したり、逆に事業所に避難してくる人もいたそうです。障がいがある人が避難してきた健常者(障がいのない人)の世話をする光景も見られました。誰もが被災者だったため、自分たちでなんとかやっていくしかない状況。お互いさまの精神がそこにはあって、障がいの有無なんて関係なしに助け合っていたのではないでしょうか。


現在は「梨花」と一つになりましたが、当時、多賀城市にも「さくらんぼ(社会福祉法人嶋福祉会)」という事業所がありました。『LINKS』には、さくらんぼや多賀城の被災当時の様子も記録されています。


震災の出来事は人の数ほどあると思います。そこには障がいがある人や、そういった人たちを支援する人も含まれているはずです。こんな場面もあったのだと思いをはせ、支援の輪をつないでいきませんか?



L I N K S
つなぐ、つながる、復興支援の輪。
(特非)みやぎセルプ協働受注センター



掲載事業所 ※事業所名は被災当時のもの
(特非)きらら女川 きらら女川
(社福)先心会 ワークショップふれあい
(社福)石巻祥心会 障害者福祉サービス事業所くじらのしっぽ
(特非)輝くなかまチャレンジド 地域活動支援センター こころ・さをり
(社福)嶋福祉会 さくらんぼ
(特非)みどり会 みどり工房若林
(社福)仙台市手をつなぐ育成会 こぶし
(社福)円 まちの工房まどか
(社福)洗心会 のぞみ福祉作業所
(社福)しおかぜ福祉会 しおかぜ
(社福)山元町社会福祉協議会 山元町共同作業所
(社福)矢本愛育会 ぎんの星
(社福)洗心会 ワークショップひまわり
(社福)気仙沼市社会福祉協議会 気仙沼市みのりの園
(社福)キングス・ガーデン宮城 幸町ブランチ
(社福)洗心会 風の里




★たがさぽ文庫で本を借りませんか?★

@利用登録
 住所・氏名等確認できるもの(運転免許証、保険証など)をご持参ください。5分程度で登録完了です!
A本を借りる
 気になる本を借りましょう!
 本は一度に2冊まで・2週間借りることができます。期限までにご返却ください。
B本を読む
 どんな本でしょうか。さっそく読んでみましょう!
C本を返す
 たがさぽは平日9:00〜21:30、日祝9:00〜17:00で開館しています。(水曜は休館日)開館時間内にお越しいただき、本をご返却ください。


たがさぽの取り組みが本で紹介されました! [2019年01月28日(Mon)]
こんばんは!スタッフのわたなべです!!
今日は「たがさぽ文庫」に配架予定の本のご紹介です。

復興から学ぶ市民参加型のまちづくり
−中間支援とネットワーキング−

表紙画像.jpg


この本の主な内容は、東日本大震災からの復興に向けて、宮城県内における中間支援団体の取り組みや、地域主体による協働のまちづくりなどについて。
具体的には、以下のような内容が取り上げられています。
・県内各自治体が設置したNPO支援センターの取り組み
・個人同士のネットワークの構築
・各地にできたまちづくり協議会とそれを支援する中間支援団体
・起業を目指す人への支援活動
そしてそこから、さまざまな立場(市民、行政、企業、NPO、ほか)の人たちがどのように連携し、新たな地域をつくっていくかを考察しています。

■中間支援とは?
地域や社会で活動する団体・人を、情報提供や相談対応、団体同士の仲立ちなどを通して支援する活動(何を隠そう、たがさぽも中間支援を行っている施設なのです)のことで、震災からの復興にあたっては団体への支援だけでなく、各地域のまちづくりのサポートにもあたりました。

■現場を知る執筆陣!
今回執筆を担当したのは、震災前後に県内各地で中間支援の現場を経験した皆さん。紹介されている事例の現場で実際に活動していたり、支援にあたっていたことも多くあり、だからこそ外から眺めたのでない「内から見た中間支援」が見えてきています。

■たがさぽの取り組みも掲載!
本記事のタイトルにもありますように、たがさぽの取り組みも掲載されています。
第1章では、たがさぽの概要とNPOや地域への支援、実施事業について。第2章では震災直後にたがさぽが行った情報発信や支援活動のコーディネートなどについて書かれています。


すでに地域で活動している方、震災からの復興にNPOや中間支援団体がどのように関わったか知りたい方、たがさぽってどんな所かあらためて知りたい方などなど、ぜひご覧ください。

【書籍データ】
復興から学ぶ市民参加型のまちづくり−中間支援とネットワーキング−
編著者:風見正三・佐々木秀之
発 行:株式会社創成社

詳しくは、創成社Webページ内の紹介ページをご覧ください。 → 
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