プロが教えるチラシづくり実践講座 [2013年06月16日(Sun)]
こんにちは、スタッフの近藤です。
6月15日(土)、たがさぽでプロが教えるチラシづくり実践講座を開催しました。 ■こんなお悩みありませんか? □ がんばって作ったけれど、読んだ人が関心を持ってくれない… □ 伝えたい内容を詰めすぎて、紙面が読みにくい… □ 楽しいイベントなのに、チラシの内容が固すぎる… など、チラシに関する悩み事・困り事の解決に向けた講座です。 講師には、今年の3月9日(土)に開催した「想いが伝わる印刷物づくり基礎講座」に講師を務めていただいた一般社団法人メディアデザインの大泉浩一さんをお招きしました。 大泉さんは、プロの編集者・ライターとして活躍し、大学・専門学校で作文や印刷メディア作成の指導にもあたっています。 飽きさせないトークで指導してくれる大泉さん。 丁寧に分かりやすく教えていただきました。 当日参加された方は16名。 4グループに分かれて講座が進みました。 ■5W2Hで情報を整理 よくある例として、「…まずはタイトルを書いて、日時…、場所…、あっ定員も載せなきゃならない…。え〜と、あとは…」と、チラシに載せる情報を整理せず、思いついた情報をいきなり紙面に記入してしまうことです。そうなると、一番重要だったことが目立たない画面下側に掲載されたり、詰めすぎて最後の方の文字が小さくなったりします。確かに必要な情報は掲載しているかもしれませんが、これでは何が重要な情報であるのかが、ひと目でよく分かりません。 分かりにくくて、目立たないチラシは、多くのチラシが配架されるたがさぽのチラシラックなどに置いてしまうと、手に取ってもらうことは難しくなります。 そこでチラシ作成に入る前に、まずは下記の5W2Hを整理していきます。 読者の知りたい必要最低限の情報を掲載することで、作成者の意図を伝えていきます。 @いつ?(when) 何月何日何曜日? 何時から? Aなにを?(what) イベントの正式名称は? Bどこで?(where) 会場は? 行き方は? 地図は? C何円で?(how much) 料金は? 入場無料? Dだれが?(who) 主催団体は? 出演者は? Eなぜ?(why) 参加するとどんな良いことがある? Fどのように?(how) このイベントならではの特徴は? 特にどんな人に来てほしい? ◎参加方法(申し込み方法)は? ■ラフデザインで項目を整理 5W2Hで情報を整理して、「…いざチラシづくりへ」といきたいところですが、その前にラフデザインをして、レイアウトを整理していきます。 ラフデザインの説明風景 チラシを手に取る人は、必ず上から下へ情報を読むので、上部には一番伝えたい情報を載せなければなりません。もちろん、一番目立つようにするのは「イベントの名称」です。なにを伝えたいチラシであるのかを、ひと目で伝わるようにします。 あとは、目的に応じてアイキャッチを入れたりして、読者の目を惹きつけていきます。 コンサートを開催するのであれば、演奏風景のイラストを入れても良いし、期限が近いのであれば日にちを載せても良いです。また、お金がかからないのであれば入場無料と大きく載せても良いかもしれません。上部に掲載するチラシは、作る側の目的をよく考えたうえで、優先順位を決めていきます。 ■講座風景ワンショット ![]() 参加者のラフデザインを見て、大泉さんからのアドバイス 「良いチラシはどれ?」 チラシの見分け方をグループ内で協議中 「良いチラシだと思った理由は?」 グループ内で徹底分析 ラフデザインを作成中。 イメージを書くことによってカタチにしていきます。 ■チラシづくりに困ったら… 「チラシ作成の担当者になってしまった…」 「イベントが近いのでチラシを作らなければらない…」 と思ったら、一人で抱え込まず、まずは当センターにご相談ください。当センターは地域づくりをサポートする専門の施設となります。チラシ作成のご相談も、日ごろから多くいただいております。 ●ご案内 大泉さんの所属する一般社団法人メディアデザインが、当センターで「印刷物デザイン講座」を開催します。 ・開催日時 6月22日(土)9:30〜11:30 6月29日(土))9:30〜11:30 詳しくは下記をクリックしてください。 https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/961 |