第4回 復興いちから塾を開催しました。 [2013年02月23日(Sat)]
こんにちは。スタッフの阿部です。
2月21日(木)に、第4回復興いちから塾を開催しました。 今回は、20代〜40代の4名の方にご参加いただきました。 はじめに、当センタースタッフの齋藤より「NPOミニ基礎講座」を実施しました。 ここではNPOの言葉の意味や特徴を、多賀城で震災後に立ち上がった団体を例に挙げながら学びました。 次に今回のゲスト、T・A・P多賀城事務局長の加藤則博さんよりお話を伺いました。 T・A・P多賀城は、多賀城駅前の活性化を目的に立ち上がった団体です。多賀城駅前で冬に実施している光のページェント「悠久の詩都の灯(ゆうきゅうのまちのあかり)」は、昨年末で第7回目の実施ということで、冬の風物詩となっています。 活動を始めた経緯を伺うと、JR仙石線が高架化することに伴い駅周辺が活性化するよう、様々な職種の方が集まり「まちづくり」を始めたとのことです。 ページェントの電球を取り付ける作業も、全てメンバーや地域の方のボランティアによって行われます。「外注をすると高くなってしまうけれど、自分達で行うことで活動費を抑えることが出来る上に、人と人とが出会いつながるきっかけになる」と加藤さんは語ります。 活動資金は、トマトベースのミネストローネ「タケヒローネ」の販売を行うなどして集めているとのことです。こちらはメンバーの中にトマト生産農家を営む方がいることから生まれた商品とのことで、T・A・P多賀城ならではの様々な取り組みを伺うことができました。 参加者の方からも「次の仕掛けは?」「後継者は?」など、質問が飛び交います。 T・A・P多賀城の目指す理想のまちは、30年前の多賀城駅前の風景というお話には、心を打たれました。多賀城生まれ・多賀城育ちの加藤さんが10代の頃、電車を降りると魚屋さん、薬屋さんと数々のお店が並び、そこには多賀城の「顔」があったとのことです。昔のいいところを残したまちづくりをしていきたいとのことでした。 参加者の方からは、「ふるさとが変わっていくことを感じながら、昔のように駅前を活気づけようと行動したことはすごいと思った」「失敗を恐れず行動を起こすことが大切だと分かった」などとの感想をいただきました。 ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。 「いつも見ている多賀城駅前のページェントを、自分も付けてみたい!」「一緒に多賀城を盛り上げたい」という方、T・A・P多賀城のみなさんと活動してみませんか?興味のある方は、当センターまでご相談ください。 次回の復興いちから塾は、3月26日(火)19:00〜、ゲストに一般社団法ワカツクの坂上英和さんをお招きし、お話を伺います。詳しい内容やお申し込みに関しては、決まりしたい当センターブログ、ホームページにてご案内します。 T・A・P多賀城 Facebookページ http://www.facebook.com/pages/TAP%E5%A4%9A%E8%B3%80%E5%9F%8E/223111301093658 ワカツクHP http://www.wakatsuku.jp/ |