こんにちは。スタッフのおがさわらです。
本日は3月6日に行われた多賀城LUNCHトーク(20)
あの日の教訓〜こども真ん中のまちづくり〜
をレポートします。
東日本大震災の発生からまもなく15年。
今回のLUNCHトークは、震災当時、宮城県保育関係団体連絡会の東日本大震災復興支援担当専従として活動されていた、下馬みどり保育園園長の小幡幸拓さんをゲストにお迎えしました。
震災後、被災地の保育施設などをまわり、保育の実態を調査したという小幡さん。震災を教訓とした「こどもを真ん中」にしたまちづくりについてお話いただきました。

塩竈出身の小幡さんは、2002年、京都の保育園で保育士としてのキャリアをスタート。震災当時は宮城野区の保育園で2歳児を担当していたそうです。
日本各地で起きている自然災害の中で、14時46分という保育時間に発生しているという点が重要な視点だと小幡さんは話します。
小幡さんが勤務する保育園でも、お昼寝の時間が終わるか終わらないかのタイミングだったそうです。
保育には、保育士の配置基準があり、2歳児であれば6人に1人保育士が配置されなければいけません。発災時、1人の保育士がどうやって6人を連れて避難するか。先進国の中でも最低ランクの基準であることが東日本大震災によって露呈しました。
現在、改善された点もありますが、制度の改善はあまり進んでいないのが現状だそうです。
「子どもの可能性は無限大であり、大人にはその可能性を最大限に伸ばすという役割があります。子どもたちが安心・安全に暮らせることが、誰もが暮らしやすいまちづくりにつながります」と話す小幡さん。
保育園が「地域のハブ」として、子どもや親だけでなく、さまざまな人を招いて地域に開かれた場所になることを目指しています。
「自分」だけが助かるのではなく、「みんな」で助かること。
「わたし」だけが良けれはいいのではなく、「わたしたち」が良くなければいけない。
それが、ひとづくり、まちづくりにつながっていく。
そんな小幡さんの想いに、多くの人が共感していました。

参加者アンケートから(一部抜粋)
・震災時のこと、保育のこと、思い浮かべながらお話をきいていました。「保育所」がどういうところか知ってもらうことも、子どもが暮らしやすいまちづくりにつながっていくこと、改めて考えさせられました。ありがとうございました。
・相手の意見を聞いて話合いの場所を作り、自分自身のことを知り聞くことが大切だとあらためて感じた。
・「助けて」「困った」「助けてくれる大人はいる」子供たちの安心・安全な場ですね。
・草の根的に目の前の子どもたち、保護者に誠実に向いあっているお姿がよく伝わってきました。
・「保育=人づくり=地域づくり」「運動会≠発表会ではなく運動会=課程の姿」という部分に共感しました。
・避難時のお話を聞いて、避難や被災対策など、保育園任せにしていたので、改めて自分ごととして考え直すきっかけになりました。