こんにちは。スタッフの川口です。 毎月1回開催している「多賀城LUNCHトーク」。 ゲストや参加者がテーマでつながることを目的に開催しています。 5月は、画家・アーティストのタカハシシオンさんに、お話しいただきました。当日は29人の方が参加しました。 テーマは「思いを吐き出す〜素であること〜」 幼少期から視覚過敏と聴覚過敏に悩まされていたシオンさんは、発熱や体調不良を繰り返す日々の中、唯一の安らぎの場である自然界を描いていました。 「自然界で生きる動物たちの、“素”を描きたい」と語られる、その想いの強さを表すように、絵を描く上で大切にしていることを丁寧にお話しいただきました。 絵を描くことを同じくらい、描く動物の写真を細部まで見ることに時間を費やし、学生の頃は、なんと一年間に300枚を優に超えるほど、数多くの絵を描いていたそうです。 影響を受けた方や、ターニングポイントとなった出来事、シオンさんが普段使用している画材のお話など、プライベートなお話から画家としての専門的な部分まで、終始優しく語りかけてくださるシオンさん。参加者の皆さんは、そうしたシオンさんのお話を熱心に聞いて、「自分の中の思い出深い作品は?」「どのように絵を練習したらよいですか?」などの質問にも答えてくれました。 アンケートでは、「解体された市役所の壁画を拝見してから、素敵な作品とファンでした。生の作品に触れ、シオンさんのご本人の想いや生い立ちも聞かせて頂き、心豊かな時間を過ごせて、描いたこともない水彩画を描いてみたくなりました」 「タカハシシオンさんの絵への想いが伝わってきました。彼の特性を母や自然界がやさしく受け止め、社会への扉をひらいたんですね。彼の作品が次の世代の扉を開くきっかけになってほしいです」 「作家さんの直のお話を聞く機会がないのでうれしいです」など、たくさんのメッセージをいただきました。 6/5(木)〜6/29(日)は、Caféこもれび(仙台市太白区)でタカハシシオン作品展を行うそうです。 今後も多賀城出身の画家、タカハシシオンさんを応援したいですね。 |