七ヶ浜町湊浜地区・集団移転から50年の歩みを記念誌に [2025年05月08日(Thu)]
皆さん、こんにちは。スタッフのあべです。 毎週木曜日は、市内外の市民活動の取り組みをご紹介しています。 先月のことになりますが、七ヶ浜町湊浜地区から「湊浜集団移転50周年記念誌」をたがさぽに寄贈していただきました。 2024年、七ヶ浜町湊浜地区は仙台新港開港の背後地整備建設に伴い、およそ1キロ離れた造成地に集団移転をしてから50周年を迎えました。その記念事業の一環として、これまでの地区の歩みを振り返る記念誌を2025年3月に発行しました。 この記念誌は、湊浜地区の住民有志が取材と編集をして制作したものです。 湊浜区長の江口龍市さんは、「この記念誌づくりを通して、住民が地区の魅力を再確認することができました」と話します。誌面には、運動会や盆踊り大会など地区の行事の様子から、移転した昭和49年頃の話、東日本大震災の記録も書かれています。また、90代の住民の対談から移転前の懐かしい時代を振り返るコーナーや、地区のいいところを書いた子どもたちのメッセージも盛り込まれています。あらためて、自分が暮らす地区に誇りを持つきっかけにもなったそうです。 また、「住民が一緒に作る記念誌になるように工夫をしているんですよ」と江口さん。町や地区の50年の歴史年表と一緒に、それぞれの家庭の出来事を書き込めるようになっています。家族の思い出も振り返ることができる素敵なアイディアですね! 住民の皆さんにとって大切な一冊になったのではないでしょうか。 この記念誌は、地区の各戸に配ったほか、七ヶ浜国際村のレンタルスペースで販売しています(1部1,000円・限定100部)。 たがさぽ文庫にも配架していますので、気になる方はぜひご覧ください! |