スタッフ川口です。 2025年2月7日(金)に開催した「多賀城LUNCHトーク」をレポートします。 今回のテーマは 「不登校の現状、今ここからできること」。 多賀城で活動している3者トークでした。 はじめは、多賀城市と協定を結び、不登校のオンライン支援などを行っている一般社団法人manacoの中野柊一郎さんから、まず不登校ってどういうことかという話と宮城県の不登校の現状についてお話がありました。 文部科学省では「不登校」は問題行動ではないと定義していることや不登校対策COCOLOプラン、教育機会確保法などのお話をしていただきました。 不登校=課題、かわいそうではないことを知ってほしいという3者の想いを前提に、それぞれの活動のお話がありました。 元教員の郡司宏貴さんは、退職後に経験を活かし何かできないかと自宅を開放しての支援をはじめたそうです。今は保護者の相談に乗ったり、イベントで不登校についてのお話をしたりという活動を行っているそうです。 「たがじょう子どものこころのケアハウス」を運営しているNPO法人アスイクの福冨優さんは、取り組みと支援の現状をお話いただきました。子どもたちは増えているが、スタッフの数はかわらないので、ボランティアの力などが必要になってくるというお話がありました。 多賀城市は教室での学習に困難を抱えている児童生徒を対象とした、学習支援と自立支援の充実を図る「学びの教室」が4校設置されており、子どもや学校、家庭のサポートをする「子どものこころのケアハウス」が宮城県初の民間運営で行われていたりと、オンラインでの不登校の子どものサポートを行うmanacoと連携協定を結んだりと、先進的であるそうです。 ■参加者からの感想 「親が世の中を楽しんでいる姿を見せることの大切さが印象に残りました」 「宮城県が不登校No.1にはびっくりしました」 「不登校の親対象のおしゃべりの場もいいなと思いました」 「不登校になる理由は千差万別であり、正解はないと話がありましたが、多賀城では複数のサービスがあり、比較的恵まれているのだと感じました。不登校が日常になってきましたが、今回参加して、改めて不登校について考えるきっかけになりました」 「たくさんの方がこのテーマに関心を持っているということ」 「不登校の現状や皆さまの取り組みをお聞きできて勉強になりました」 「不登校の実態と傾向が理解できた」 「いろいろな活動をされている団体の方がいることで安心できました」 「不登校に対する考え方や取り組みが大変良かったです」 「不登校自体は問題行動ではないということを知れて良かったです」 悪天候の中、たくさんのみなさんにお集まりいただき、関心が高いテーマであることがわかりました。不登校の子どもをや以前経験して支えたい方、ほかにも学習支援をされている団体の方などが参加していたので、また情報交換ができればと思います。 |