「共に学び、生きる 共生社会コンファレンスinみやぎ」に参加して [2024年09月27日(Fri)]
こんにちは。スタッフのあべです。
先月のことになりますが、8月30日に開催された「令和6年度 共に学び、生きる 共生社会コンファレンスinみやぎ」についてレポートします。会場のふれあいエスプ塩竈、塩竈市公民館に県内の障がい者支援に携わる施設や団体、教職員などをはじめ、たくさんの人が参加していました。 「誰もが障がいの有無にかかわらず共に学び、生きる共生社会の実現」を目指して、昨年度から行われています。宮城県教育委員会と文部科学省の主催です。 ※コンファレンス(Conference)とは、同じ課題を共有する関係者が集まり、協議する場の意味です。 今年度のテーマは「つなげる・広がる」。実践発表やパネルディスカッション、ワークショップをとおして、人や団体等をつないで今後の活動を広げていく機会づくりになりました。私は午後の部のワークショップに参加。全てを回ることはできませんでしたが、その様子をご紹介します。 特定非営利活動法人 ポラリス/山元町 (写真左・上下) ポラリスコーヒーの販売。利用者が動物を描くアートライブでは、ホワイトボードにところ狭しと動物たちが描かれていく様は圧巻でした! 塩竈市地域活動支援センター 藻塩の里/塩竈市 (写真右・上下) メモ帳作りと藻塩の袋詰めとシール貼り。メモ帳は書きやすいと好評だそうです。 宮城県障害者福祉センター/仙台市 (写真左上) 生活用品やオセロやトランプといったゲームなど、障がい者が使いやすく工夫されている品々が展示されていました。 特定非営利活動法人 奏海の杜/登米市 (写真左下) パンの販売の他、「しづがわ海岸鐡道」のイラスト入りタンブラーの販売。これは利用者が津波で流された鉄道の復活を願って描いたものです。 一般社団法人Golazo/多賀城市、ベガルタ仙台/仙台市 (写真右・上下) 障がいの有無に関わらず誰でも楽しめる「インクルーシブスポーツキャラバン」、支援学級の子どもたちと健常者が七夕の吹き流しを製作し交流する「SDGs七夕飾りプロジェクト」の紹介。尚絅学院大学やベガルタ仙台等と連携して取り組んでいます。 のぞみ福祉作業所/南三陸町 (写真上・左右) 震災後の支援で始まった手漉きの再生紙作り。仙台七夕飾りをリサイクルした紙もありました。温かみのある紙を使った活版印刷体験。利用者によるアートの紹介も。 一般社団法人宮城県障害者スポーツ協会/仙台市 (写真下) 私はパラスポーツを体験しました。テニス、バスケ用の車いすも同じだそうです。車いすで1センチほどの段差を乗り越えるのに結構な力が必要でした。頭ではわかっていても実際に経験してみないと、大変さがわからないままだったかもしれません。 今回参加して、県内で行われているさまざまな活動を知る機会になりました。また、交流や体験をとおして、障がい者の皆さんがイキイキと活動していること、支える方々の思いに触れることができました。 まずは知ること、理解すること。それが、お互いを認め合う社会への第一歩につなが るのだと思います。 |