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【ブックレビュー】PTA をけっこうラクにたのしくする本 [2023年12月09日(Sat)]

こんにちは。スタッフの浅野です。毎週土曜日は市民活動のお役立ち情報をお届けします。本日はスタッフによるブックレビューです。




PTA をけっこうラクにたのしくする本


著 者:大塚玲子
発行所:株式会社太郎次郎社エディタス

発 行:201461日 


罫線 三つ葉.png



〇PTAは負担?

年末のこの時期になると来年度のPTA役員(委員)の選出が始まる学校も多いのではないでしょうか。私の周辺でも「年内に全員決めたいのに」「希望者が集まらない」など、さまざまな声が聞こえてきます。

最近では子育て世帯も共稼ぎが多数派になってきました。「PTAは負担」というイメージが先行して役員(委員)がなかなか決まらず、くじ引きやじゃんけんで強制的に決められることもめずらしくありません。そうなると“やらされ感”が増し、来年度はよりいっそうなり手が見つかりにくくなる悪循環…。


本書では「もっと子どものことに関わりたい」「教育をサポートしたい」と願っているけれども「今のPTAと関わるのはちょっと…」と感じている保護者に向けて、

PTAを今よりラクに楽しくするための具体的なアイディアが紹介されています。



〇楽しいPTAとは

「PTA」と聞くと役員の押しつけと回避、過大な負担などが思い浮かび、ドンヨリした気分になる方もいるかもしれませんが、こういったことがすべてではありません。「楽しいPTA」の実現を目指し、新しい取り組みを始める保護者たちが全国で増えてきているそうです。


東京都大田区立嶺町小学校の事例では、一般会員がPTA活動をどのように思っているのかアンケート調査を実施しました。保護者たちも「今まで抱えてきた不満や不安をやっと聞いてもらえる」という気持ちだったのか、回収率はとてもよかったとのこと。アンケートからは役員が知らなかったみんなの本音も見えてきて、そこから運営がガラっと変わっていったそうです。


まずは委員会を廃止し、手を挙げた人がボランティアとして活動する方式に変更。

役員会は活動のコーディネーターとしてのボラセン(ボランティア・センター)という呼び方に変えました。さらに、親と子がいっしょに参加できるイベントとして“逃走中(鬼ごっこの一種)”を企画したときはいつもより多くのボランティアが集まったそうです。

このように保護者がボランティア・マインドをもって、応援団のような立場で学校と関わっていくことが無理なくPTA活動を続けていくコツなのかもしれません。




kaigi_shifuku_brainstorming2.png



〇PTAのメリット

PTA活動で保護者が得られるメリットにも目を向けてみると、知り合いが増えていろいろな情報が入ってきやすくなることだと思います。私自身も今年の春に「大丈夫かな」と不安を抱えながら委員になった保護者ですが、やってみると「意外と楽しい経験」でした。


PTA活動を通して知り合いが増えるのは心強いし、知り合いが増えれば、知りたい情報も入ってきやすくなります。時々学校に行くと学校施設や先生、子どもたちの普段の様子がわかりますし、友達の輪の中にいるわが子を見るのも楽しみでした。



これまでのやり方を見直し、時代に合わせて活動内容をラクにすることがPTAの活性化につながります。「うちの学校のPTAってどんなことをしているのかな」とまずは活動を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。



罫線 三つ葉.png


この本はたがさぽ文庫新刊コーナーの棚にあります。ぜひお手に取ってご覧ください。



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