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【ブックレビュー】NPOカタリバがみんなと作った「不登校−親子のための教科書」 [2023年08月19日(Sat)]

こんにちは。スタッフの浅野です。毎週土曜日は市民活動お役立ち情報をお届けします。本日はスタッフによるブックレビューです。


NPOカタリバがみんなと作った


不登校−親子のための教科書


著 者:今村久美       

発 行:ダイヤモンド社

発行日:202327


罫線 三つ葉.png


子どもが「学校に行きたくない」と言い出したら…?親はどのように子どもと接したらいいのか。誰に相談したらいいのか。

本書は、不登校の子どもを持つ親が感じる悩みや不安に寄り添うために、全国で子どもの教育支援を行う認定NPO法人カタリバが現場スタッフや心の専門家、不登校を乗り越えた親子たちの知恵を集めてつくった本です。



〇ナナメの関係の大切さ

今、不登校の子どもは増加傾向にありますが、学校に行きたいのに行けない子どもたちが頼れる公的支援は十分ではありません。そのような現状を目の当たりした認定NPO法人カタリバ代表理事の今村さんは、子どもの教育を学校と家庭だけに丸投げにする世の中を変えたいと不登校支援を始めました。


カタリバが教育支援を行う中で重視しているのは中高生にとってタテの関係(親や先生など)でもヨコの関係(同世代の友人)でもない、少し年上の先輩などの“ナナメの関係”です。親や友達には話しづらいことでもナナメの関係に人たちには話せるということがあるかもしれません。カタリバはいろいろな背景を持つ子どもたちにナナメの関係で伴走を続けています。

そして不登校支援に「オンライン」という仕組みを取り入れ、近くに不登校の支援施設がなく孤立している親子とつながり、相談を受けています




communication_hanashiai.png


〇不登校は、その子のせいではない

不登校の原因は複雑に絡み合っているため、本当の原因は簡単にはわからないことが多いそうです。今村さんも本書の中で「不登校は子ども自身のせいではない」「子どもも保護者も自責の念を感じる必要はない」と述べています。

今村さんがたくさんの子どもたちと保護者を見ている中で気づいたことは、「不登校の子どもたちはもちろん、その子どもを支える保護者も苦しい」ということでした。活動の中で、子どもの不登校を誰にも相談できずに悩んでいた親御さんたちに伴走し、保護者同士が交流できる場を設けたり、ご家族のケアにも力を入れているそうです。



本書では「私はこんなところに困ったよ」「こうしたらうまくいった」という不登校の先輩親子の感想・体験談や親子がいい関係でいるために親が心がけておきたいポイントや注意すべき行動についても詳しく解説されています。

また、「保護者にどう対応しよう?」「どういう支援が必要なんだろう?」と考える教育関係者や子どもたちを地域や社会で支えていきたいと考える方たちにも手に取っていただきたい1冊です。


たがさぽ文庫F1子ども・教育」の棚にありますので、お気軽にスタッフにお問い合せください。


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