こんにちは。スタッフの浅野です。春らしく穏やかな気候に心和む季節となりました。毎週土曜日は市民活動お役立ち情報をお届けします。本日はスタッフによるブックレビューです。
思春期サバイバル―10代の時って考えることが多くなる気がするわけ。発 行:はるか書房
制作者:ここから探検隊
発行日:2013年9月15日
「思春期の子育てがつらい」「あの子が何を考えているのかわからない」「反抗期の子どもと良好な関係を築くには?」思春期の子どもとの接し方に思い悩む保護者も多いのではないでしょうか。
子どもにとっては悩み多き10代。友達のSNSをこまめにチェックしなくちゃいけないし、進路についてアレコレ心配は尽きないし、学校の先生や親とのやりとりでムシャクシャしたり・・今時の若者はけっこう大変

「男らしい、女らしいって何?」「みんなと仲良くしなきゃいけないの?」「何が自分らしさや個性なのかわからない!」この本は、自分でも何だかよくわからないモヤモヤを感じている若者に対して、
「こんな風な考えもあるよ!」といろいろな立場の人達でワイワイ話し合う中に、多感な時期を自分らしく生きていくためのヒントが散りばめられているような一冊です。

思春期だからこそ、親もほどよい距離で子どもの気持ちに寄り添いたい。
「宿題終わったの?」「学校どうだった?」と口うるさく言ってしまいそうなのをグッと抑えて、
「困ったことがあったらいつでも頼ってね」という気持ちで子どもの成長を温かく見守りたいとこの本を読んで改めて思いました。

本書は、思春期の若者とさまざまな形で関わりを持っている年齢も職業も違う個性豊かな4人がチームを組んで作りました。セクシャルマイノリティであるかないかに限らず、誰もが
「多様性」の中で生きているということを柱に、思春期の若者が抱えるさまざまな思いや疑問などに広がりをもたせたこれまでにない新しい本です。
たがさぽ文庫
「F1 子ども」の棚にありますのでぜひお手に取ってご覧ください。