2階フリースペースに「りんごの棚」を展示中です [2023年03月13日(Mon)]
こんにちは。たがさぽスタッフのきょうごくです。 本日は2階のフリースペースで展示している「りんごの棚」をご紹介します。 「りんごの棚」とは、特別なニーズのある子どもたちにも読書の喜びを体験してもらうため、アクセシブル(だれでも利用しやすい)な図書資料を集めたコーナーです。「りんごの棚」という名前は、言語障がいのある子どもたちのために作られたりんごのおもちゃからヒントを得て名付けられおり、この取り組みはスウェーデンから世界各地に広がっています。 「りんごの棚」には、次のような本があります。 (設置施設で内容が異なります) 点字絵本:点字がついた絵本 布の絵本:でこぼこした文字や、いろいろな素材でできた絵をさわって楽しむことができる 大活字本:大きな活字で書かれた本 LLブック:「LL(エルエル)」とはスウェーデン語の「Lättläst(レットラスト)」の略で、「やさしく読める」という意味。内容を理解しやすいように、写真やピクトグラムを用いたり、ふりがなや短い文章を使ったりするなどの工夫がされている このような本に触れることができる場を作り、誰一人取り残さない情報社会の実現をめざしているのが「りんごプロジェクト」です。特定非営利活動法人ピープルデザイン研究所「超福祉の学校プロジェクト」が主催しており、主に関東圏で図書体験会を開催しています。 2022年12月11日(日)には多賀城市立図書館でも図書体験会が実施され、「りんごの棚」が設置されるようになりました。多賀城市立図書館の「りんごの棚」にはLLブックや布絵本などが置いてあります。 現在、tag vol.39で紹介した「ふぇると」の布の絵本を展示した「布の絵本フェア」開催しているようなので、こちらも合わせてチェックしてみてください。 「布の絵本フェア」 会場:多賀城市図書館 期間:3/3〜3/26 問合せ:多賀城市立図書館 TEL:022-368-6226(受付時間 9:00〜21:30) たがさぽでもこのような取り組みに賛同し、「りんごの棚」を設置することになりました。たがさぽの「りんごの棚」では点字絵本をそろえています。 展示されている絵本はたがさぽ文庫で貸出可能です。簡単な登録で1回2冊まで、最長2週間、無料でお貸しできますので、興味のある方はお気軽にスタッフまでお声がけくださいね。 障がいの有無に関係なく、ひとりでも多くの子どもが「りんごの棚」で自分に合ったアクセシブルな図書に出会い、読書のよろこびを知ってもらえるようになるといいですね。 |