子どもに寄り添う付添犬 [2023年02月02日(Thu)]
こんにちは。スタッフの浅野です。 梅の蕾がふくらみ、春の訪れが待ち遠しい今日この頃です( ˙꒳˙ᐢ ) 毎週木曜日は市内外の取り組みを掲載しています。本日は、虐待などで心に傷を負った子どもが安心して話ができるよう、子どもに寄り添う付添犬についてご紹介します。 〇付添犬とは? 社会福祉法人日本介助犬協会は、手足に障がいのある人の生活をサポートする介助犬だけでなく、児童相談所にいる子どもを精神的に支える付添犬を育成しています。虐待や性暴力などの被害を受けた子どもが、児童相談所の職員や警察官などの事情聴取を受ける時に、緊張をやわらげるのが付添犬のお仕事です。 〇付添犬と裁判所へ 2020年、刑事裁判で証言する被害者をサポートするため、日本で初めて付添犬が法廷に同伴しました。付添犬を派遣したのは、虐待を受けた子ども達の支援をしている特例認定NPO法人子ども支援センターつなっぐです。 裁判所という特殊な場所に立つのは精神的に大きなストレスになりますし、ほとんどの人が伝えたいことをきちんと話せるか緊張でいっぱいになります。そんな時に自分に寄り添い、見守ってくれる犬がいることは子どもにとって大きな力となります。 〇付添犬の力 現在、付添犬が呼ばれることが多いのは虐待を受けた子どもに児童相談所・警察・検察が話を聞く共同面接だそうです。付添犬はいつも通り尻尾をフリフリさせながら子どもにフレンドリーに接し、緊迫した空気が流れる場を柔らかくしてくれます 犬のように被害者に先入観を持たず自然体で接することは、人間にはなかなかできないことかもしれません。 周りに相談できないことを抱える子どもがこうした犬の存在を知ることで、誰かに気持ちを打ち明けるきっかけになればいいと思います。 |