知れば知るほどおもしろい 多賀城みんなの地域学 笠神編 [2022年12月12日(Mon)]
こんにちは。スタッフのおがさわらです。
自分の住んでいる地域を知り、その魅力を発信することで、新しい住民にも伝えていこうという主旨ではじまった「多賀城みんなの地域学」。 その第2回目となる「笠神編」が11月6日(日)に開催されました。 (第1回目の「下馬編」はこちら) 今回は、会場として西園寺の花園会館をお借りして、厳かながらも温かみのある空間で行うことができました。当日は、西園寺の檀家さんを含む17名が参加しました。 海軍工廠の建設に伴い、現在の場所に移転してきた西園寺の歴史の話に始まり、 写真や地図を見ながら、思い出話やエピソードで盛り上がりました。 参加者の方々にお持ちいただいた多賀城中学校と塩釜第三中学校の生徒が一緒に写っている昭和46年の笠神親子会の写真から、 笠神は地理的に塩釜に近いこともあり、委託料というものを払って近くの塩釜の学校に通う生徒もいたという話、 当時の中学生がどんな遊びをしていたのかという話、 通学する際、まわり道するか林を抜けるかで苦労していた話などが聞かれました。 ちなみに、その写真には、お友達やご家族が写っているという方がたくさんいたことにも驚きました。 ほかにも、地域の一帯に田んぼが多かったことから、中学生くらいまで稲作の手伝いをしていた話、 田んぼや畑の作業に牛や馬を利用していた話、 中には、当時の馬の血統書をお持ちいただいた方もおり、参加者のみなさんも興味深そうに見入っていました。 また、参加者の方がずっと疑問に思っていたという観月山の名前の由来が即座に判明したり、 お持ちいただいた写真と、ほかの参加者が話したエピソードがリンクしたりと、 参加者のみなさん同士のコミュニケーションから、さまざまな方向に話が広がりました。 【みなさんの感想】 「笠神に嫁いで40年。いろいろと知らなかった昔の様子が知れて良かったです」 「笠神の生活がよくわかった」 「資料が豊富で参考になった」 「新たな話が聞けた。海軍工廠の話がおもしろかった」 「長老の話は勉強になった」 「昔を思い出すことができて良かった」 参加者のみなさんが昔の話をするとき、まるで当時に戻ったようなキラキラした表情をしていたのが印象的でした。 自分にとっては当たり前のことでも、誰かにとっては新鮮なことだったりします。 世代や地域によって、感じ方の違いを見つけることができるのが面白いですね。 「みんなの地域学」は、今後も継続していく予定です! 「ぜひ、うちの町内会で!」という方がいましたら、たがさぽまでご連絡ください! 一緒に地域を深堀りできたらと思います。 |