こんにちは。スタッフの浅野です。秋晴れの心地よい季節になりました。 先日、仕事帰りに空を見上げると、大きなひつじ雲が広がっていました。このような雲は他にも、さば雲やいわし雲、うろこ雲などいろいろな呼び名があるそうですね さて、毎週木曜日は市内外の取り組みを掲載しています。 本日はカナダの環境活動家、セヴァン・スズキの「伝説のスピーチ」についてご紹介します。 今から30年前、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された「地球環境サミット」で、12歳の少女のスピーチが世界中に感銘を与えました。 少女の名はセヴァン・スズキ。 「今私たちは、世界を変えるためにがんばっています。あなたたち大人のみなさんにも、ぜひ生き方を変えていただくようお願いするためにここに来ました」 セヴァンが低く、落ち着いた声で話し始めると会場は静まり返り、各国首脳や大臣、報道関係者や警備員も彼女のスピーチに放心したように聞き入ったそうです。 今を生きる私たちの行動が、後の世代にとってとても大きな意味をもっていることを訴えたこのスピーチは、世界を5分間沈黙させた「伝説のスピーチ」として現在でもインターネット上でシェアされ続けています。 セヴァンは幼いときに両親と壮大なアマゾン川を見たことをきっかけに、環境問題を学び始め、9歳のときにECO(Environmental Children Organization)という環境クラブを立ち上げました。 そして1992年、地球の未来が決められる会議がブラジルで開かれるとことを知ると 「子どもたちもその会議に参加すべき!」と自分たちで旅費を集め、仲間と一緒に地球環境サミットへ赴きます。大人たちに責任ある行動を取るよう訴えた12歳のセヴァンのメッセージは今もなお、世界の多くの人が環境問題を考えるきっかけになっています。 セヴァンがスピーチしたリオ・デ・ジャネイロのサミットから30年が経ち、「エコ」「サスティナブル」などのワードを聞く機会が増え、エコバッグやマイボトルを持ち歩く人もよく見かけるようになりました。しかし、地球温暖化など深刻な状況は今も続いています。今よりもう一歩踏み込んだ、環境に配慮した暮らしが私達一人ひとりに求められています。 環境を思いやることは、自分や家族を思いやることにもつながります。毎日の暮らしに楽しく続けられるエコを取り入れて、地球のことを考えた行動を少しずつ増やしていきたいですね。 セヴァン・スズキ |