こんにちは。スタッフの浅野です。毎週木曜日は市内外の取り組みをご紹介しています。 本日は、病気と闘う子どもたちにウィッグを贈るNPO法人HEROの “ヘアドネーションプロジェクト”についてご紹介します。 〇NPO法人HEROとは? 2011年の東日本大震災時、避難所生活を送る子どもたちの「ヒーローに会いたい」という願いを叶えるため、TVヒーローキャラクターショーに携わったパフォーマーたちが集結し、活動をスタートしました。震災以降、オリジナルキャラクターの破牙神ライザー龍と共に被災地で無償公演を行っています。 2016年からは東北初となるヘアドネーションプロジェクトを始めます。医療機関を訪問した際に小児がんと闘っている子どもたちと出会ったことをきっかけに、みんなの笑顔を守るため、病気やケガで髪の毛を失った全国の子どもたちに完全オーダーメイドの人毛による医療用ウィッグのプレゼントを続けています。 〇ウィッグを作るためには? 子どもひとり分のウィッグを作るには、約30人分の31cm以上の長さの髪の毛が必要です。ウィッグを待っている子どもたちのために団体への髪の毛の寄付を広く呼び掛けています 31cm以上の長さでダメージの少ない髪なら性別や国籍を問わず、大人も子どもも髪の毛を寄付することができます。 ヘアドネーションプロジェクトに賛同し、団体に協力している理美容店は全国各地にあります。賛同店へ行き、カットする際に「ヘアドネーション希望」であることを伝えると、切った髪の毛がお店から団体へと送付されます。自分の髪が捨てられることなく、誰かの役に立つのは嬉しいですね。 〇ヘアドネーションをしてみよう 近くに賛同理美容室がないという方は、いつも利用している美容室でカットして自分で送付する方法もあります。 @行きつけの美容室に依頼する ヘアドネーションは通常のカットより作業手順が増えます。対応していただけるかどうか、事前に美容師さんに相談をしましょう Aヘアドネーション用のカットをする 寄付をする髪の毛の長さを決めて、何本かに分けて輪ゴムで束ねます。 髪の毛を束ごとにカットしていき、最後に仕上げのカットをしてもらいます。寄付する分の髪の毛は、汚れないようにビニール袋などに入れて持ち帰ります。 B髪の毛を団体に送る 髪の毛の切り口をしっかりゴムでしばり、毛束がバラバラにならないようにまとめて、レターパック等の簡易包装で団体に送付します。 ✰ヘアドネーションの流れや注意事項などの詳細はこちらをご覧ください。 医療用人毛ウィッグは個別に採寸し子どもの頭に合わせて作成するため、申し込みから手元に届くまで約1年かかるそうです。ウィッグを必要としている子どもにとってはとても長い時間です。 ヘアドネーションはくせ毛やパーマ、ヘアカラーが施されていても日常的にケアしていれば問題はなく、基準はあまり厳しくありませんので誰でも安心して寄付することができます。 大切に伸ばしてきた髪の毛を寄付することが誰かの笑顔につながることを想像すると、贈った側も自然と笑顔になります。夏がくる前に長い髪の毛をカットしてイメージチェンジしたい❣と考えている方がいらっしゃいましたら、いちど挑戦してみてはいかがでしょうか(*˘︶˘*) NPO法人HERO |