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【レポート】化学物質過敏症を考える  Tagajo Sustainable Relationship 会議2020E  [2021年04月20日(Tue)]

こんにちは。

スタッフの川口です。


今日は2021年1月22日に開催した


Tagajo Sustainable Relationship 会議2020


(多賀城から、持続可能な可能性を探る会議)についてリポートします。


 多賀城の課題を、当事者、活動者の声をみなさんと共有し地域課題を考えていきました。今日は、4つの目のテーマ「化学物質過敏症」について、ご紹介します。


 最近、化学物質過敏症という言葉を聞くことも多くなってきたと思います。柔軟剤などに代表される香害に悩まされ、日常生活が送れない人がいる一方、スーパーや薬局では当たり前のように商品が並び、消費されています。


 今、社会的課題にもなっている認知症の数と同じくらい発症者や潜在的に悩まされている人がいると言われているこの問題を、私たちはどう考えていけばいいのでしょうか。


庄司さん.png


 お話していただいたのは、化学物質過敏症の人とともに寄り添う活動を


 目指している「ことりじかん。」庄司良博さんです。


―化学物質過敏症とはどのような病気ですか?

庄司「化学物質過敏症は普通の人が使っているごく微量の化学物質に過敏に体調不

  になる反応する病気です。引き起こす大きな原因として挙げられるのがいわゆ

  る香りの害という香害が挙げられます。社会問題になっています。

  香害を引き起こすものとして柔軟剤、香り付き洗剤、消臭除菌剤、農薬など

  様々です。香害が原因で化学物質過敏症になる人が多いです。日常的に柔軟剤な

  どの物質を体内に取り込んだ時、微量でも適応能力を超えると発症します。はじ

  めのうちは排出できても蓄積され、体内に取り込んでしまいます。解毒能力は個

  人差があるので、同じ環境でも発症する人としない人がいます。2009年に厚労

  省に病名登録されましたが、新しく病名登録はされたが社会的認知が進んでいな

  いのが現状です」


―症状も個人差があるのですか?

庄司「症状も個人差があり、私だと化学物質、人工的な香料が体にはいると、頭痛

      吐き気、目のかすみ、倦怠感などがあります。とても影響があります」


―目に見えないものなので理解されていないという思いがある。「ことりじかん。」が目指し

 ている活動を通して目指している地域の姿をおしえてください。

庄司「化学物質過敏症および、原因となっている香害で悩んでいる人がたくさんい

      て、電話やメールがたくさん届きます。認知度が低い病気なので、家族や職場

      で孤立し、学校にも通えない人もいます。孤独、孤立に悩む患者が多く、 周

      の誰にも相談ができず、自分のつらさを伝えることができない人が多いです。

      私たちの活動としては、患者さんや苦しむ方がどういったことに悩んで

      か、何で体調を崩しているのか、解決の方法を一緒に考えたり、発症してしま

      った人の改善の情報をシェアしたり、孤独を解消していければと思っていす。

      理解を得られるにはどうしたらよいのかということをともに考えたり、化学物

      質を取り入れないためにどうしたらよいか、孤独、孤立を解消していって、日

      常の会話から話す場を作り、交流をしつつ、お互い学ぶことになればと思いま

      す。その場を作ろうと思っていたが、コロナ禍で対面でできなかったです。

      1年間はSNSやメール電話で活動してきました」


―化学物質過敏症を知ってもらう、困っている方の相談に乗りあったりする活動をしているの

 ですね。

筧 「高知県の佐川町。化学物質過敏症の子どもが保育園に通えなくなり、机とい

      を完全化学物質フリーでまちの木材をつかってを完全に使わないものを作るこ

      とをお手伝いしたことがあります。我々はいろいろな過程で化学物質を使ってい

  ます。我々がいかに囲まれて生活しているのかを実感させられました。現実的

  日常生活を行っていくために、どんなことが必要なのでしょうか」


庄司「私たちは対面が苦手です。今みなさんが普通に使っているものを使っ

      ている人と出会うと具合が悪くなってしまいます。使う人の権利なので

       否定はしませんが、大変難しい話です。ですが、選択は無香料で洗濯してほし

       いです」


―少しでも化学物質をなくすのは、地球にもやさしいことだと思います。

筧 「たしかに個人の自由選択ではありますが、社会全体がより気候変動

     という大きな問題に取り組む中、いかに化学的なものから脱却していくかとい

      うのがこれからの大きな課題であるので、最前線でまさに体験しているみなさ

  んの話を聞いてい見たいと思いました」


■参加者のみなさんからのチャットコメントです

「化学物質過敏症の団体が、日常生活でも、単なるわがままと捉えられ、なかなか

 解してもらうのが大変なようです。病院ですら理解してもらえないことが多いとか…」


「ある古着屋さんで、香りのする柔軟剤を使っているものは買い取りません、とい

 ところがありました」


「 私も悩んでいる一人です。数年前に、突然発症しました。子どもの汗臭さや、 

 加齢臭など自然の匂いは大丈夫なのですが、人工香料…特に柔軟剤や洗濯洗剤の

 匂いで吐き気やめまい、動機などが起きて困っています」


「私は、買い物などもなるべく人が少ない時間に行くようにしていて柔軟剤や匂い 

 がきつい場合は、急いでいったん外に避難しています。学校だと、教室から逃げ

 るわけにはいかないので、困っている子ども達がたくさんいるともいます」


「突然発症してしまうそうですからね…。正しい知識を持っていることが大事です 

 ね」


「今回の6つのテーマはどれも誰にでも起こりうるもの、今そこにある危機という 

 ものをどう伝えるかという。自分だけでなく、家族も含めてですもんね」


「香りに関しては好みはこだわりも様々で、商品も多様化しているので周りに理解

 してもらうには、やはり公に広く知ってもらうことが必要ですね。メディアが大 

 きく何度も発信してくれることを望みます」


「まだ起こっていないことに対して真剣に考えることや行動に起こすことは工夫が 

 必要だと思います」


「そこを恐怖ではなく、ポジティブな面で伝えたいというイメージはあります」


「自然のものを使えば、水もきれいになりますしね」


「私も、発症する前は香りは好みの問題だと思っていましたが立っていられないほ

 どのめまいと動悸が起きてから経験しないとわからないことってあるんだなあ… 

 と痛感しています」


「大手の企業が化学物質を使わない商品を目玉に売り出してくれると、一般の方々

 にも手に取りやすくなりますね!」


「そういうことが発症して困っている、ということを周りの人に話す機会はあった

 りするのでしょうか?自分が困っていることを人に話せない、恥ずかしい、とい

 う気持ちは誰にでもあるのではと思いました」


「柔軟剤の香りが苦痛という子に、個別対応で学習指導を行ったことがあります。  

 本人がいつも申し訳なさそうにしていることに違和感を覚えていました。今一度

 知ること、実践することの大切さを感じました」


「私は、仕事やお会いした人にお話ししています。香りのことって、人の好みを否

 定しているようにとられるではないか?と躊躇したこともありましたが、お伝え 

 しないと仕事ができない状態だったので…」


「困りごとを伝えることが相手を否定しないか迷うことも理解できます。でも声に 

 出すことで理解できることも確かにありますよね」


「それが「当然」というまち。楽しいと思える活動をするまち」


「声をあげなくても理解と支援が当たり前である街だと住みやすいですよね」


「わたしは香りにこだわりがないですが、香りつきの商品を結構使っちゃっていま 

 す…。そういう人は化学物質過敏症を知ったら香りなしを選ぶきっかけにな

 るかもしれません」


「カテゴライズされずに「地球の仲間」として関るのが当たり前になって欲しい」


「当事者以外の人たちが、学びの必要性を感じることが大事ですね」


庄司さんのお話から、いろいろな意見交換が生まれました。

理解が深まるにはどうしたらよいか、当事者以外の人も自分事ととして考

えていくことが必要ですね。


庄司さんの「ことりじかん。」の活動は多賀城市市民活動サポートセンター

で行われています。次回は5月3日(祝)です。


※詳しくはこちら→https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/2940



■TSR会議 ほかのテーマのレポートもご覧ください


@TSR会議 多賀城のデータ 

https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/2904


ATSR会議 ゲストトーク「持続可能な地域のつくり方」

https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/2907


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https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/2917


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DTSR会議 発達障害





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