CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«ブックレビュー『復興から学ぶ市民参加型のまちづくりU』 | Main | たがさぽの公式YouTubeチャンネル更新しました!民話で教訓を伝える「多賀城民話の会」»
プロフィール

多賀城市市民活動サポートセンターさんの画像
<< 2021年07月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
リンク集
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/tagasapo/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/tagasapo/index2_0.xml
タグクラウド
【レポート】「貧困・孤立・フードロス」多賀城の現状とは? Tagajo Sustainable Relationship 会議2020C [2021年03月15日(Mon)]

 こんにちは。スタッフの川口です。



 今日は2021122日に開催したTagajo Sustainable Relationship 会議2020(多賀城から、持続可能な可能性を探る会議)についてリポートします。

 多賀城の課題を、当事者、活動者の声をみなさんと共有し地域課題を考えていきました。今日は、2つの目のテーマ「貧困・孤立・フードロス」について、ご紹介します。



 日本では大量の食糧が捨てられている中、日々食べるものが困っている人たちもいます。今のコロナ禍にも関係する課題であると思います。今回は多賀城で貧困の活動をしている2団体にお話を伺いながら、貧困への課題について考えていきました。


 2021-02-07 (19).jpg


Zoomで開催しました


お話していただいたのは、NPO法人いのちのパンの大友幸証さんです。



ーどのような活動をしていますか?


大友NPO法人いのちのパンは、フードバンクと言って、食べ物を集めて貧困者に届ける活動をしています。訳があって売れなくなったものなどです。食料は約200人に届けています。1割の人は本当に困っている人たちので、そこには不足な物品を購入して届けています。震災支援を通してフードバンクを始めました。人々のつながりを絶たないように10年続けています。現在支援している人は高齢の人も多く、被災した人も多く含まれています。震災でできたつながりを大切にしつつ、そこから活動をシフトしていっています。現在は個人宅のほか、子ども食堂、育児院、福祉施設、地域包括支援センターなどにも食料を届けています」



ー活動の中で知ってほしい地域の現状は?


大友「これまで活動していて、困っている人達がどこにいるのかを知りえないことが多かったです。今回、コロナ禍で失業した人、減収した人に食料を届けるプロジェクトを行い、これまでより貧困の現状を知ることになりました。今、行政との連携なども含め、いろんな機関、企業との連携もかかせない活動と感じています」




次に、NPO法人アスイクの紺野凪冴さんです。


ーアスイクの活動についておしえてください。


紺野「コロナ禍前は学習支援とこども食堂を行っていましたが、今は時間を区切っての個別面談と食料のお渡しをしています。アスイクは震災をきっかけに立ち上がった団体です」


ーどんな人が参加していますか?


紺野「アスイクには対象世帯があります。生活保護、児童扶養手当を受給している人等を対象としています。現在は10世帯が参加しています。支援をする中で感じることは、助け合いや人に頼ることが恥ずかしいと、負い目を感じている人が多いということです。受けることができる社会的制度を知らないことが多いです。どういう制度を利用できるかを知る方法を知らないと感じます」


ー活用できる支援を当事者が知らないという課題がありますね。アスイクの活動を通して、こういう社会になったらよいなど、目指す姿を教えてください。


紺野「アスイクは多賀城子ども食堂は事業の一つで、こどもの貧困にアプローチするために、学習支援や保育園、フリースクールなども活動として行っています。目指すべき社会の姿はSDGsのメインスローガンである〈誰も取り残さない社会の実現〉です。困っている子どもや親の味方がたくさんいる社会を築いていきたいと思っています。社会というと大きくなってしまうので、考えに賛同してくれる関係機関や行政につながって、こういうことができるということを広げていきたいと思っています。貧困で選択肢が減る、悲しいことが減るということが、目指すべきゴールにつながるのかなと思っています」


「食料を支援するのに遠慮してしまう、自分が助けてほしいということを公にできないこと。障害や疾病で声を上げられないこと。声を上げやすくするのは大切なポイントであると思います」

紺野「支援されることに周りの目が気になるということがあるようです。周りの目を気にしている。恥ずかしいことではないことを伝えていますが、根底に助けられているという思いがあるようです」

「いかに共感しあえるか、個人的に課題はないが、自分もいつ何時職を失うか、障害をもつ可能性もあることを受け入れて、助けることもあれば助けてもらうこともあるという考えに社会が変わっていくことができればと思っています」

大友「する側される側という分断。すべてがつながっている、コミュニティが生きているというのは興味深いと感じました。経済支援をすれば解決するものではないことを実感しています。助け合いのなかで生まれてくるものだと思っています。障害からの貧困もあるのを目の当たりにしています。お互い様だからという考えが大切だと感じました」


NPO法人いのちのパン http://www.breadoflife.jp/

NPO法人アスイク https://asuiku.org/


■参加者からの感想をご紹介します

「多賀城社協で今月から始めたフードドライブと関連する皆さんの近況を聞けて良かった」

「こども食堂の存在、活動内容を教育や福祉分野ではない方へもお伝えすることが出来た」

「地元における具体的な問題と、地道な活動状況を知ることができた」

「まずは、あまり深く考えた事がなかった事をあらためて具体的に考えさせられた事」

「6つの課題について、それぞれ当事者の話を総合すると、全ての課題は繋がっているという事」

「いろいろな問題の関連性がわかり興味深かったです」

「SDGSはすべて繋がっていて関係性をみながらやらなければ解決しないということ」

「すべての課題に共通する事ですが、昔よく使った『お互い様』をあらためて思い出した事」

「現在のこども食堂定例会だけでなく、他分野とも連携して横の繋がりを作っていきたいです」

「6つのテーマの団体での共通点を探して、協力して行政に提案など出来たらいいと思った。地域との繋がり方の問題点も、もっと話し合いたい」

「子ども支援に関心があり、子ども食堂への食料提供を行なってきましたが、今後はもう少

し支援の幅を広げていきたいと考えております。いのちのパン大友さんやアスイク紺野さんのお話は大変参考になりました」

「制度はあるが当時者が知らない」という状態が改善されることを望みます」

「地域のニーズを整理し、企業として新たに何かできるかを模索したいと思います」


などなど…たくさんの感想が寄せられました。


■こちらのレポートもご覧ください

@TSR会議 多賀城のデータ 

https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/2904


ATSR会議 ゲストトーク「持続可能な地域のつくり方」→https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/2907


BTSR会議 ユニバーサルなまち

https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/2917

タグ:連携モデル
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました