中高生が主役のNPO応援プロジェクト [2020年11月14日(Sat)]
みなさん、こんにちは。
スタッフのなかつです。 毎週土曜日は、市民活動に役立つ情報をお届けします。 新型コロナウイルス感染拡大により、今年度当センターは情報発信方法の見直しに取り組んでいます。 具体的には、毎月発行していたフリーペーパー「tag」の発行頻度を見直し、新たに動画などオンラインでの情報発信に取り組み、さまざまな媒体で地域づくりの情報を発信していく予定です。(準備ができたら、こちらのブログでもお知らせします。) 取り組むにあたって情報収集している中で見つけたプロジェクトを、今日はみなさんにもご紹介したいと思います。 新型コロナウイルス感染拡大の中で、生活が困窮するなどの影響を受けている人たちがいます。 公的な支援もありますが、市民活動団体も困難を抱えている方を支援する活動に取り組んでいます。 そんな市民活動団体を応援するプロジェクトが、今年8月に立ち上がったそうです。 その名も「中⾼⽣によるチャリティームービープロジェクト」 中学生・高校生が主役となり、コロナ禍で活動する団体を紹介する動画を制作し発信することで、広く寄付を呼びかけるというものです。 日本フィランソロピー協会が主催し、企業や大学の協力を得て実施しています。 参加した中高生が寄付やNPOについて学んだ上で動画を制作したそうです。 寄付先となるNPOは5団体。 そのうち3団体は宮城県を拠点に活動する団体です。 ・NPO法人アスイク(宮城県仙台市) ・NPO法人移動支援Rera(宮城県石巻市) ・NPO法人ポラリス(宮城県山元町) ・認定NPO法人多摩草むらの会(東京都多摩市) ・認定NPO法人日本クリニクラウン協会(大阪府大阪市) 1団体につき活動紹介動画は3〜6本あります。 動画はそれぞれ1分25秒。 インタビューあり、弾き語りあり、イラストありと、同じ団体でも表現方法はさまざまです。 動画を見て「応援したい」と思ったらサイト上から寄付することができます。 このプロジェクトのよいと感じるポイントはいくつかありますが、すぐに真似できそうなのは「第三者(外部)の視点で団体をみてもらう」こと。 団体内部の視点は、ついつい「ほかの人もみんな知っているだろう」「みんなわかってくれているだろう」と思い込んでしまうことがあります。 結果、伝えたい人に伝わらない可能性もあります。 第三者の視点でみてもらうことで「ここがわかりにくい」「団体が当たり前と思っていることをむしろアピールした方がよい」など、気づきがあるはずです。 結果、より伝わるものに近づく可能性があります。 今回のプロジェクトのように、外部の協力者と一緒に作るのがベターかもしれませんが、自分の身近な人(友人や家族など)に作ったもののチェックをお願いしてみることもひとつです。 動画に限らず、チラシやパンフレット、報告書などの紙媒体のものにも活用できる手法です。 「中高生によるチャリティームービープロジェクト」 ◎特設サイト https://www.philanthropy.or.jp/charitymovie/ ●寄付受付期間 2020年11月9日(月)〜2021年1月18日(月) 23:59 |