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知ってますか?預かりボランティアのこと [2020年01月23日(Thu)]
こんにちは。スタッフのさいじょうです。


本日は、2014年に設立された、



の取り組みのひとつフォスターアカデミーを紹介いたします。


ここで使われているフォスターとは、動物保護団体などが保護された犬や猫を一時的に預かるボランティアのことです。

よく使われているのは「預かりさん」や「預かりボランティア」という呼び名です。


動物保護団体が保健所から引き取った犬猫は、譲渡会などで里親を探し命をつなぎます。しかし里親探しは容易ではありません。

保健所に持ち込まれた犬猫の中には、飼い主からの虐待や飼育放棄・劣悪な環境で飼育されるなどし、心に傷を負い性格に問題が出る場合もあり、ケアせず里親につなぐことはすごく難しいのです。


フォスターは新しい家族に出会うまでの間、保護した犬猫たちの心身のケアを行いながら一緒に過ごす大切な存在です。


1989年まで100万頭を超えていた犬猫の殺処分。

2018年度では、全国で殺処分された犬猫の数は計38,444頭(※環境省統計資料より)まで減りました。

※統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」→★


最近では動物保護団体だけではなく「殺処分ゼロ」をめざす自治体も増え、譲渡会開催などで殺処分ゼロを達成したことのある県や市もあるようです。


ただ、数字を見て手放しで喜べる状況にはなく、保護団体の負担はとても大きいものになっています。なぜなら、譲渡会開催場所の確保することももちろん里親希望者への面談や条件の多さが壁となり、引き取った犬猫の譲渡先が見つからないうちに、保健所には次々と小さな命が持ち込まれます。保健所から引き出したのに次につなぐ先が見つからないケースや活動資金の不足、人出不足で抱えられるキャパを超え行き詰り、崩壊してしまう団体もあります。


そのためフォスターは動物保護には欠かせない存在です。しかしまだまだその数は少なく絶対的に不足しています。

その問題を解決すべく「一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル」は動物保護団体と連携し、フォスターを増やすための学びの場

Foster Academy(フォスター・アカデミー)を開催しています。


フォスターを含めた預かりボランティアは、講座を受けなければなれないという訳ではありません。ただ、知識があることでトラブルを減らしたり、預かっている犬猫のケアを正しく行うことができます


こうした知識を持つボランティアが増えれば、動物保護活動団体の大きな力になり殺処分される動物たちの命を救い、動物福祉を向上させることにつながります。


この団体が開催するフォスターアカデミーは東北での開催はまだ行われていませんが、興味のある方はぜひこちらのホームページをご覧ください。→★★★



タグ:環境・動物
Posted by 西條 at 09:00 | 団体紹介 | この記事のURL | トラックバック(0)
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