10月19日(土)開催の『多賀城のはたらく外国人』に参加しました。 [2019年10月28日(Mon)]
こんにちは、スタッフの武内です。 今回のブログは 10月19日(土)に開催された多賀城市国際交流協会さん主催の市民公開講座『多賀城のはたらく外国人 〜外国人技能実習生について知ろう〜』の内容をお届けします。 こちのらの講座の開催にあたっては、たがさぽもご協力をさせていただきました。 さて 講座は、はじめに多賀城市国際交流協会会長のあいさつからスタートし、続いて「外国人技能実習制度について」のお話がありました。 こちらは共催の宮城県国際化協会(MIA)より、統括マネージャーの大泉さんがご担当され、制度の移り変わりと現在の状況、宮城県や多賀城市内の外国人技能実習生の人数、技能実習の受け入れなどの内容でした。 なかでも、地域での受け入れについては、他の地域での色々な取り組みとして、実習生が観光PRに協力したり、小学校を訪問して実習生の自国の文化を紹介したりなどの例を挙げていました。 ミニ講座の次は、多賀城の企業での先進事例紹介です。 今回、ご登壇されたのは3社です。 ●ユニベール株式会社 ソーイング事業部 仙台工場(カーテン縫製) ●株式会社 武蔵野 仙台工場(食品) ●株式会社 斎藤工務店(建設業) それぞれの企業ではミャンマーやベトナムの方を技能実習生として受け入れているそうです。 お話のなかでは、技能実習生の方々の仕事内容や、企業側の受け入れ態勢についてのお話のほか、実習生のトラブル事例なども、ざっくばらんにお話しされていました。 ちなみに、トラブルの例としてはゴミの出し方を挙げていて、ゴミ出しに関するルール(指定の袋や分別など)が実習生の立場からすると覚える事が多く難しいようです。 その他にも、外国人技能実習生の受け入れについて、企業の皆さんから、今回講座に参加されている地域の皆さんにお伝えしたいことなどのお話もありました。武蔵野さんや斎藤工務店さんからは、「実習生の方は日常会話の声が大きく、日本人がその声を聴くと『実習生同士で何かトラブルが起きたのかな?』『何か騒いでいるのかな?』というぐらいの声量ですが、楽しく語らっているだけなのでご理解をいただきたい」との話がありました。 次は『技能実習生の日常をきいてみよう!』ということで ユニベール株式会社からミャンマーの技能実習生2名、株式会社武蔵野からはベトナムの技能実習生3名の方にご登壇いただきました。 このコーナーでは多賀城でグローバル人材の育成を目指し、英語の学習支援や異文化に触れる機会を作るための学び場を提供する市民活動団体『多賀城イングリッシュサポーターズ(TES)』のスタッフの方が進行役として協力されていました。 実習生の方々には、出身国のことや、普段のお仕事や生活などのお話と、参加者からの質問コーナーなどに答えていただいていました。 質問コーナーでは「日本でやってみたいことは?」という質問が参加者からありました。実習生の皆さんからは「ディズニーランドや東京タワー、富士山などに行ってみたい」との回答があり、会場も和やかな雰囲気でした。 最後は登壇者と参加者を含めた交流会です。 交流会では、ベトナムの蓮茶やミャンマーのミルクティーが用意され、皆さんがお茶を飲みながら楽しくお話をされていました。 今回の講座では多賀城だけではなく、日本の多くの地域で受け入れが増えていると思われる外国人技能実習生について“知る・考える”よいきっかけになりました。 こうした機会が今後も継続されることが、だれもが暮らしやすい地域になることにつながっていくのだと感じました。 |