企業のフードドライブの取り組み×団体のフードバンク活動 [2019年03月01日(Fri)]
こんにちは、スタッフの武内です。 2019年2月22日(金) 多賀城市内で、フードドライブの取り組みを行っている企業から、フードバンク活動を行っている団体へ食料の寄贈が行われました。 今回のブログではその模様をお届けします。 ところで 『フードドライブ』と『フードバンク』という言葉を、たまに見聞きしませんか? 似ている言葉ですが、それぞれ以下のような意味になっています。 ●フードドライブとは 家庭で余っている食べ物を持ち寄り、それらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動。 ●フードバンクとは まだ食べられるにもかかわらず、廃棄されてしまう食品(例えば、食品企業の製造工程で発生する規格外品)などを引き取り、福祉施設などへ無料で提供する活動。 ざっくり言うと フードドライブが食べ物を持ち寄り、寄付をする。 フードバンクは食べ物を寄付や引き取りなどで集め、支援が必要なところへ届ける。 ということになります。 今回、フードドライブを行い、寄付をするのはCurves(カーブス)です。 ちなみに、宮城県内にあるCurves(カーブス)のうち、多賀城市市内の城南と笠神含めた14店舗は(株)井上でフランチャイズ展開をしています。 その(株)井上は2018年3月に行ったTagajo Sustainable Relationship会議Vol.1で、カーブス店舗でのフードドライブや、地域・社会貢献活動の取り組みをお話していただきました。 たがさぽPressの『「企業×地域」持続可能な関係を!Tagajo Sustainable Relationship@ 活苡縺@カーブスの会員とともに取り組むフードドライブ』で紹介していますので、ぜひご覧ください! そして今回、カーブスから寄付を受けるのは、特定非営利活動法人いのちのパンです。 いのちのパンは多賀城を拠点にフードバンク活動をしています。 団体としては、東日本大震災後に被災者支援活動を行う任意団体「ホープみやぎ」から始まっています。被災者支援の際、特に困窮している方に食料を届ける活動に力をそそぐなか、被災者の支援に留まらず、生活困窮者をはじめ、必要のある方々に食料品を届けることの重要性を感じ、フードバンク活動を行うNPO法人いのちのパンを2014年に設立しました。 団体の主な活動地域は、多賀城市、東松島市、仙台市若林区、宮城野区、亘理町、南三陸町などです。 下記に団体のfacebookページのリンクをご用意しましたので、興味のある方はぜひご覧ください。 ※NPO法人いのちのパン→★★★(団体のfacebookページのリンク) NPO法人いのちのパンは設立当初から、食料を集めるやり方などの相談にたがさぽへお越しいただいていました。 そして Curves(カーブス)を運営されている(株)井上はTagajo Sustainable Relationship会議Vol.1の紹介記事にもありますが、フードドライブ活動の課題として『個人から集めた食料はロットが揃わず、受け入れ先で活用が難しい場合もあるので、本当に必要としているところに届けたい』という思いがありました。 そこで、たがさぽが仲立ちするかたちで、両者の現状や想いをお伝えしたところ、互いのニーズが見事にマッチし、今回の寄贈につながりました。 今回、寄付される食料品はCurves(カーブス)の城南、笠神で集められたものがほとんどです。 こちらは寄付された食料品の一部です。 Curves(カーブス)では梱包された内容が分かるようにされていました。 今回寄付されたのはこのぐらいの量になります。中にはお米などもありました。 NPO法人いのちのパン(右側)とCurves(カーブス)(左側)による、贈呈の一コマです。 企業の貢献活動の取り組みが、市民活動団体の支援につながった一例のご紹介でした。 たがさぽは、今後も多賀城で様々なセクターがお互いの困りごとや不足している部分を補うように連携していくためのコーディネート役となれるよう、引き続き邁進していきます。 地域づくりや社会貢献などでお悩みや困りごとがありましたら、市民活動団体に関わらず、ぜひたがさぽへご相談ください。 |