こんにちは。スタッフの川口です。 毎週木曜日は市内外の団体や活動を紹介していますが、今日は3月12日(月)に当センター主催で開催した「Tagajo Sustainable Relationship(持続可能な関係性を探る」(略してTSR)の会議の内容を紹介します。 今年度、当センターが実施してきた多賀城市内の企業様の地域貢献、社会貢献活動の調査の報告をさせて頂きました。 会場には多賀城市内の企業様や地域の課題に取り組む団体の方、行政、個人など定員を超える62人の方が参加し、地域や企業の取り組みへの関心の深さがうかがえました。 今回は2社目にお話を伺った渇ヘ北新報東販売センターの取り組みをご紹介します。 渇ヘ北新報東販売センターは、地元の新聞販売店で多賀城市内の6700軒に河北新報を届け、新聞の購読料と折り込みの広告料で収入を得ています。毎日の新聞を届ける作業と、広報的な意味での折り込み事業を活用して、どう地域に還元していけるかを考えました。 渇ヘ北新報東販売センター 営業部長上田隆人さん 河北新報は宮城県警と15年くらい前から見守り協定を結んでいました。それを拡大した形で多賀城市との高齢者の見守り協定を結んだそうです。見守りを加速させたのが震災後の高齢者の孤独死でした。 宮城県内35市町村の中で、最初に河北新報と協定を結んだのが多賀城市でした。これをモデルに県内全ての市町村と協定を結びました。 ほかにも折り込みに入れる「河北まごころねっと」という地域情報紙を発行しています。スタッフが取材し、情報を集めて制作。いろいろな団体や行政などが地域で活動していることをお知らせする、広めることはできると考えたそうです。 河北まごころねっと 隔月で発行している 「情報紙を作ることはコストを含め大変ではないか?」という質問には、「地元の新聞店として、必要経費と思っている。継続していけるものをしっかりやっていきたい」とのことでした。 今後の展開については、「高齢者だけでなく、子どもが事件に巻き込まれたり、特殊詐欺など、さまざまな問題がある。自分たちができることを考えていきたい。情報紙をご覧いただき、活動を知ってもらったり、活動して頂いたり、みなさんで地域を見守ることが必要だと感じています」と語りました。 渇ヘ北新報東販売センターは、配達を利用した見守りと、折り込みを利用して地域の情報を広めるという2つのことを地域のためにしっかり続けていきたいと考えています。 この取り組みは、事業を通じての地域貢献であり、地域とのパートナーシップ、そして情報を知ることで、地域でお互いを見守りできるよう啓発も行っている事業であることがわかりました。 「河北まごころねっと」は当センターでも閲覧できますので、興味のある方はぜひご覧ください。 次回は轄ヨ藤工務店の取り組みをご紹介します。 TSR@ 活苡縺@「カーブス会員とともに取り組むフードドライブ→ https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/2206 |