地域のつながりが強くなる「カーシェアリング」 [2017年04月20日(Thu)]
こんにちは。スタッフの小橋です。
毎週木曜は市内外の取り組みや団体をご紹介しております。 今回ご紹介するのはこちらです。 一般社団法人日本カーシェアリング協会 2011年3月11日に起こった東日本大震災により車を流され失う人たちが多くいました。車がないと移動手段がなく、買い物や病院へ行くのにも大変な苦労を伴います。 そこで2011年4月、石巻市で日本カーシェアリング協会が生まれました。 車を提供したい企業・個人と、車が必要な被災者の利用グループとを繋ぎ、被災地で車の共同利用(カーシェアリング)する「被災地カーシェアリングプロジェクト」を開始。仮設住宅などで、利用する人達がルールを決め、車を共同で利用します。この「コミュニティ・カーシェアリング」は被災地域の人たちの会話を生み、しだいに絆も生まれていきました。 これまで行われた活動が冊子にまとめられていて、インターネットからも閲覧できます。(PDF) → ★★ 団体は現在「ソーシャル・カーリース」を行っています。 低価格で提供することで、地域で困っている人や地域のために活動する団体・人を応援したいという願いが込められています。対象となるのは「年金生活者」「非営利活動を行う法人・個人」「移住者」「起業家」「生活困窮者」といった方です。 また「コミュニティ・カーシェアリング」を他の地域でも実践してもらえるように、と実践ガイドブックを団体ホームページで公開しています。 → ★★ 石巻市はマンガの街ということで、マンガでわかりやすくまとめられています。ぜひご覧ください。 近年、深刻な少子高齢化が問題になっています。移動手段が課題となってきている地域も増えつつあります。こうした取り組みが課題解決のための打開策・ヒントになるかもしれません。 |