教師も生徒も成長できるLearning for Allの学習支援 [2017年04月06日(Thu)]
こんにちは。スタッフの小橋です。
毎週木曜日は市内外の団体や取り組みをご紹介しています。 新年度がはじまりましたね。新しいことを始めようと「ボランティア活動をしたい」と考える学生さんもいるのではないでしょうか。 地域の役に立ちたいという想いを持つ方、学校以外で社会経験を積み、自分を成長させたいという想いを持つ方、あるいは就職活動のため、という方もいるかもしれませんね。動機はどうあれ、活動に参加してみると、学校ではなかなかできないことも体験でき、座学で得られる知識とは違った学びが得られる思うので、積極的に参加していただきたいなと思います。 今回ご紹介するのは、学生さんが活躍している取り組みです。 東京都にある「特定非営利活動法人Learning for All」はさまざまな困難を抱える子どもに対して学習支援を行っています。 “困難”とは著しい学習遅滞を抱えていたり、貧困など経済的な理由で学習する機会を得られなかったり、将来に希望を持てない子どもや、家庭や学校の環境から安心して学習する事ができないという理由の子どもたちです。一人ひとりに合わせた方法で学習支援をしていますが、教師となるのは学生などの若者が多いようです。 学生が教師として活躍できるのは、指導力、課題解決能力、リーダーシップを研修でしっかりと身に着けられるためです。そのために教師をサポートするメンターがつき、バックアップも行っています。また、学習支援プログラムに参加した子どもたちが卒業した後は、交流会を実施しており、指導した子どもたちの姿を見ることができます。 参加した学生からは「子どもの成長とともに自分自身も成長していることを感じました」「自分が変われば子どもも変わる、応えてくれることに気づかせてくれました」「自分ひとりでは決して味わえない自他満足があると感じています」という感想がありました。 学生時代に経験したことは、その後の社会人生活にも役に立ったり、ためになったりすることもあると思います。新しい季節に、自分も成長でき、多くのことを学ぶことができるこうした活動に目を向けてみては? |