サッカーで多様性を認め合う「ダイバーシティカップ」 [2016年08月11日(Thu)]
こんにちは。スタッフの阿部です。 毎週木曜日は、市内外の団体や取り組みをご紹介しています。 リオ五輪が始まりましたね!世界中でスポーツに注目が集まっています。本日は、スポーツに関する取り組みのご紹介です。 ダイバーシティカップ ダイバーシティカップは、ホームレス、若年無業者、うつ病、依存症など、社会的に孤立しやすい人にサッカーの機会をつくるプロジェクトです。ホームレスの人々の自立を応援し、再び社会復帰できることを目指すNPO法人ビッグイシュー基金が開催しています。 「ダイバーシティ」とは、「多様性」のことです。プロジェクトを通して、違った境遇に置かれた人同士が、自分のことやチームメイトの経験、多様性を認め合える場になることを目指しています。 出場チームのひとつ「野武士ジャパン」は、ホームレスの方々で結成されたチームです。「NPO法人ビッグイシュー基金」が事務局となり、活動しています。最近では「なんだか面白そう」と近所のおじさんや、公園で遊んでいるこどもなど、色々な人が練習に参加しているそうです。 サッカーをすることは、うつ病やリストラなどの理由から生活ができなくなり、ホームレスになった方にとって、自信を取り戻すきっかけになりました。当初はチームでの関係性を築くのが難しいように見受けられた方も、練習や試合を重ねることで、チームメイトの存在に励まされ、自分の想いを表現できるように変化していったとのことです。中には、住居を得て仕事に就いた方もいます。 2016年7月30日に東京で開催された「ダイバーシティカップ」には、15チーム、200人以上が集まりました。試合後の交流会では、「いろんな経験をした人が集まって、サッカーを楽しめる場があるのは本当にうれしい」「一緒にプレイすることを通じて、今まであまり関わりがなかった人、団体と交流できてよかった」などの声が寄せられたそうです。 サッカーを通して多様性を考え、様々な立場の人を認め合える機会になっています。「活動を応援したい!」など、活動に詳しく知りたい方はホームページ、Facebookをご覧ください。 |