【ブックレビュー】ちいさなジェンダー [2015年05月26日(Tue)]
こんにちは、スタッフの武内です。
今回の火曜ブログはブックレビューをお届けします。 ご紹介するのは、今年度、新しくたがさぽ文庫に加わった本になります。 ちいさなジェンダー 著 者 :段 丹映子(だん・たえこ) 出版社: 鬼灯書籍 『ジェンダー』とは“社会的・文化的な性のありよう(男・女の性別役割)”と訳されるようです。 そのため、様々な本や講演会などのタイトルでは“○○ジェンダーについて”や“ジェンダー○○を考える”などになっています。こうした内容の根本に「男らしく〜」「女らしく〜」といった固定的な見かた・考えがあるかと思います。 本書は「○○らしさ」からくる日常で見過ごされやすい小さいジェンダーの問題などを取り上げています。たとえば、男の子は青色、女の子は赤色といった固定観念など、当たり前だと思っていたことが、この本を読むことで考えさせられる機会になります。 何より大きな特徴は、四コマ漫画で活字が苦手な方でもとても読みやすく、分かり易い作りになっています。読んでみると思い当たる光景や言葉が結構あるかと思いますので、ジェンダーに興味がない、あるいは漫画だから、と思わずにぜひ手に取ってみてください。 ■たがさぽ文庫 ・平成27年度の新着図書はコチラ → ★ ・平成27年4月現在の一覧はコチラ → ★ |