つながってすべての人が安心して暮らせる地域に [2015年01月22日(Thu)]
みなさん、こんにちは。
スタッフのなかつです。 毎週木曜日は、市内外で活躍する団体、おもしろい取り組みを紹介します。 今日の午後はとある打ち合わせで、仙台市太白区四郎丸の住宅地の中にある一軒家へ。 高齢者、障がい者、子育て中の方など、だれもが地域の中でいつまでも暮らしていける地域づくりに取り組むNPO法人FORYOUにこにこの家さんにおじゃましました。 地域の高齢者が日中活動して過ごすミニデイサービス、地域の児童館の運営などの事業に取り組むFORYOUにこにこの家さんは、地域(中学校区)にある障がい者施設、地域包括支援センター、連合町内会、民生委員・児童委員、ボランティア団体、児童館、市民センターなどでつくるほっとネットin東中田の事務局も務められています。 子どもも大人も高齢者も、病気や障がいをもっていても、すべての人が安心して暮らすことができる地域をめざすなら、自分の団体だけではできないことがたくさんある。地域にあるいろいろな団体で協力しあえたらと、10年前に立ち上がったネットワークです。 まず取り掛かったのは地域のマップづくり。 地域の中にある施設は意外に知られていないもの。 地域にはこんな施設や相談できる窓口がありますよーと、ほっとネットに参加する施設や団体を載せた地図を作成し、多くの人が利用するコンビニやスーパーに協力してもらい掲示したそうです。 救急法や防災など、もしものときに役立つノウハウを一緒に学ぶ機会をつくったり、各施設が行う行事をまとめた情報紙を作り新聞に折り込んだりと、困りごとがあっても助け合える、相談できるところがある地域をめざしています。 このネットワークは東日本大震災にも大きな力を発揮しました。 お互いのできることを持ち寄ったり情報を交換し合うことで、支援物資の分配や炊き出し、支援が必要な方へのケアなど、地域で協力して取り組むことができたそうです。 自治会・町内会でも、市民活動団体でも、福祉施設でも、学校でも、ひとつのところでできることは限られています。 そんなときは地域にどんな資源(団体、施設、学校など)があるか、まわりを見てみてはいかがでしょうか。 「最初に声をかけるのにはすこし勇気がいる」と代表の小岩さん。 けれども「こんな地域にしたい」「こんなことがあったらいいよね」という目的を共有できれば、ひとつの団体でやるよりも、もっといいものや思いがけないものが生まれることになるのです。 ◎NPO法人FORYOUにこにこの家 http://www.k4.dion.ne.jp/~nikoniko/infomati.htm ◎ほっとネットin東中田 http://www.k4.dion.ne.jp/~nikoniko/hottonetto.htm |