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安藤雄太の“風に吹かれて旅がらす”

ボランティア&市民活動の熱血伝道師・安藤雄太が、飲んだくれながら全国行脚。
愉快な人々との出会いや、旨いもん、旨い酒について、語ります。


プロフィール&バイオグラフィ改定

[2010年07月29日(Thu)]
安藤雄太のプロフィールバイオグラフィを改定しました。

弥彦温泉パート2 Aたぬき風呂

[2010年07月21日(Wed)]
 弥彦温泉パート2 @守り神? よりつづく)

 絶景を鑑賞しているうちに呼吸も元に戻り、汗が冷えてきたところで山を降りることにした。腹も減りはじめていることに気がついた。

 弥彦神社の入り口まで来ると、さすが観光客が大型バスで乗り付けてくる。大勢の人が弥彦神社の中に吸い込まれていく。それに逆らうように、お土産屋や旅館街を美味しいものをを求めてフラリフラリ歩く。

 「たぬき風呂入れます」という看板が目に入る。
 たぬき風呂???。しばらく立ち止りながら、興味はわく一方、腹は減るし、でも、美味しいもの食べるにはビールが必要。となれば風呂が先。
 変な三段論法でたぬき風呂へ。

 看板に冥加屋となっている。何か温泉旅館という気持ちをもたせる佇まいである。
 そろりと入り口を潜り、声をかける。う、返事がない。少し大きめに声をかける。まだ返事がない。入り口のたたきで靴を脱ぎ、ロビーの方へといく。

 「あら、いらっしゃい」
 女将がゆっくりとロビーのソファーから身体を起こしてきた。
 テレビを見ながらコックリと昼寝ではないかと思われた。
 昼寝の邪魔をして申し訳ないなと思いつつも、折角来たのだからひと風呂浴びないことには次のビールに行けないではないか。

 「お風呂ですか」
 「大丈夫ですか」
 「どうぞ。誰もいませんから」

 なんだ、お客はいないのか。と思いながら3階の大浴場に案内される。
 階段のところには狸の置物が所狭しと置かれている。これがたぬき風呂の謂われかとおもいながら、男風呂へ。

 さっそく浴室へと踏み込むと、そこには狸、狸、狸、狸、狸・・・・。

暫し、狸一体一体をゆっくり観賞しながら湯に浸かっていた。

何とも狸の表情の豊かなこと、見ていて飽きない。
中には飲み過ぎ、食べ過ぎの飽食三昧の狸もいる。






1時間も湯にいるとさすがにのぼせてくる。何か愛嬌のある狸たちとも別れて下へ降りていく。

女将が麦茶と水菓子を用意していてくれた。
思ったよりサービスがいいではないかと思いつつ、どうしてもたぬき風呂の謂れを聞かなくてはここを立ち去れない。

女将曰く、ここは75代目だそうだ。ということは約300年続いているということになる。


そもそも、初代当主が山中において怪我をした狸を助けたところ、その後、親子狸が、巡礼の途中で泊めてもらいそのお礼と言って働いた結果、当主の商売が繁盛したそうだ。

親子が立ち去った後に狸の毛が沢山落ちていたことから、助けた狸が恩返しに来たということを代々当主に言い伝え、恩返しにちなみ湧いた温泉に「たぬき風呂」と命名したとのこと。なるほど鶴の恩返しではなく「狸の恩返し」か。



 いい話を聞いたついでに食事ができるなと思ったら、あっけなく「出来ない」との返事。
 
 また何かの時には是非泊ってみたいものだな思いつつ、一路ビール、ビールとつぶやきながら、吉田屋の暖簾を潜った。実に、美味いビールと地のものの肴に在りつけ、満足この上ない気持ちになり、帰りの列車の時刻はすっかり彼方のことになってしまった。

<2010.6.13弥彦温泉にて By安藤雄太>

弥彦温泉パート2 @守り神?

[2010年07月21日(Wed)]
弥彦温泉パート1 A よりつづく)

 いい酒を呑んだ朝は目覚めも早い。けっして歳のせいではない。
 しかし、外はどうやら雨のようだ。床から出て障子戸を開けると、雨のせいか、まだ外は薄暗い。
 ゆっくりと大浴場に降りていく。誰もいない大きな浴槽に、湯が勢いよくあふれ出す中ゆったりと身を沈めて浸かるのは、なかなか乙なものである。

 朝食も済ませそろそろと宿を後にする。これからの予定もとくになくのんびりとしたものである。駅まで近いのでとりあえず駅に向かう。列車が入っているようだが何も急ぐ必要はないと、他の店を覗きながらふらふらと歩いていく。

 駅舎に着くと、どういうわけか列車は動き出しているではないか。乗り遅れたかと思いながら時刻表をみると、次は2時間近くない。
 まあ、急ぐ旅ではないので近くの喫茶店でも入ろうかと入り口まで行く。何か洒落た喫茶店である。ところがである。何と月曜日は定休日。

 さて、どうしようと思いめぐらして、そうだ、弥彦神社の前に民芸風喫茶店があるのを思い出し歩きだした。昨日通った路とは別の小路をぬけて、弥彦神社の傍までくると、民家の玄関脇の石段に何か細長い置物がおいてある。近づいてよく見ると、何と蛇ではないか。2メートルぐらいはあった。

 しばらく、睨めっこしながら、「何だろう。マムシではないし、やや薄碧がかつているぞ。白蛇であれば幸運の使いだが?」。

蛇は動こうとしない。

まあ、こちらが動くかと言いながら目の前の家を見るとどうも普通の家ではなく、宮司の家かと思われるような家構え。

きっとこの弥彦神社の守り神かもしれないな。


  民芸風の喫茶店まで来ると、目の前にケーブル乗り場の大きな看板。昨日は気がつかなかったが、自然と足が向く。

ケーブルまでのバスに乗り、鬱蒼とした参道を潜りぬけ、ケーブル下に着く。そこからケーブルで山頂の展望台まであっという間であった。

山の上の風は清々しい。
真正面には佐渡ヶ島の全貌がくっきりと一望できる。



 しばらく素晴らしい景色に見入っていたが、ふと「奥の院→」となっているのが目に入った。そうか、弥彦神社の主は天香山命<アマノカゴヤマノミコト>(※天照大神の曾孫だそうだ。偉い神様なのだ)、この山頂に鎮座しているのかと思うや否や、山道を歩きはじめていた。

 歩き始めてすぐに急登になり、たちまち呼吸が荒くなり始めた。昔、山に登っていたからといってももう30年も空いている。「止せばよかった」と思っても後の祭り。
ペースダウンして30分位歩いただろうか、一気に360度の光景となった。鳥海山をはじめ反対側を見れば立山連邦や富山湾、もちろん佐渡ヶ島が間近に見える。素晴らしい景色である。

 呼吸を整えながら佐渡ヶ島をみているうちに、「そうだ! 佐渡ヶ島 行こう」とういう心境になってきた。佐渡ヶ島はかつて世阿弥が政争の果て流されたところで、瀬戸内寂聴の「秘花」のなかにその様子が描かれているのを思いだした。「秘すれば花」の哲学は、その後も佐渡ヶ島に民衆の文化芸能として能が息づいている。それを是非観たいものだと思った。
弥彦温泉パート2 Aたぬき風呂 につづく)
  By安藤雄太

全国食事サービス活動セミナー

[2010年07月13日(Tue)]
こんにちは。野次馬代表まるこです。

安藤雄太がコーディネーターを務める、「第13回全国食事サービス活動セミナー」〜「助け・助けられる」地域づくりに向けて〜 が、7月19日(月・祝)に開催されます。
安心して暮らせる地域づくりのためには、公的制度と、食事サービスなどの枠外のサービスが、両輪となって機能することが大切。それらの現状や課題について考えます。
ご興味のある方は、ぜひご参加下さい。

「第13回全国食事サービス活動セミナー」 〜「助け・助けられる」地域づくりに向けて〜
●日 時:平成22年7月19日(月) 10:00〜15:40
●場 所:飯田橋セントラルプラザ12階(東京都新宿区神楽河岸1−1)
●主 催:全国老人給食協力会(ミールズ・オン・ホイールズ日本協会)
●参加費:2,000円(資料代含む)

詳細・申し込みはこちら

弥彦温泉パート1 A

[2010年07月11日(Sun)]
(弥彦温泉パート1@より続く)

 鳥居が近づくにつれ、参道の両脇には旅館やお土産屋が増えてきた。ゆっくりとお土産屋を覗きたいところだが新風楼の夕食時間に間に合わせるためには寄り道をせず一路社殿に。
 さすがに歴史のある弥彦神社である。鬱蒼な杜のなかの荘厳な造りの社殿。健康を祈って、いざ、温泉へ。

 新風楼に戻り、浴衣に着替え大浴場へ。そんなに大きくはないが誰もいない浴槽にゆったりと身を沈める。何とも言えない至福の時である。

 上機嫌でロビー階からエレベーターを待っていると、ロビーの一角に掛け軸や本や生原稿などがみえたので、何が展示しているのか近づいてケースの中を覗いてみる。

 「えつ!」

 何と立原正秋の生原稿や使用していた青磁の器などが陳列されている。よくみると「立原正秋嵬集館」となっているではないか。




 どうして立原正秋がここに???。何故なら、私自身、立原文学の愛読者でもあった。
 一瞬の裡に『春の鐘』『紬の里』そして絶筆となった『その年の冬』等などが廻った。

 部屋に食事が運ばれてきたとき、立原正秋との関係は詳しくは聞けなかったが、新風楼の関係者が立原正秋のご家族と懇意にされており、時々、イベントが行われるとのこと。




 今日は、気分上々、奮発して弥彦神社の奉納する唯一の地酒「純米宝山」4合をグビグビと飲み空かしてしまった。

≪弥彦温泉編つづく≫      
                  
(2010.6.13 By 安藤雄太)

弥彦温泉パート1 @

[2010年07月11日(Sun)]
 日本地域福祉学会も終え、そそくさと敬和学園大学を後にして佐々木駅に向かった。

 折角、ここまで来たのだからもう少しゆっくりとしたいものだと思っていたが、幸いにも明日は予定が入っていない。というよりも意図的に入れなかったのだ。
 まだ行ったことのない弥彦温泉に向かいはじめた。鈍行で新潟駅まで来て、吉田駅経由で乗り換えるのだが、発車時刻まで約1時間待ち時間がある。

 ホームで待っているときに、同じような光景を思い出していた。2004年の新潟豪雨による災害救援で三条に向かう時、乗車する電車を間違え、同行したスタッフとただただ駅舎で1時間待っていた記憶がよみがえる。

 そうこうして待っていると吉田行きが入ってきた。何か楽しそうに話している女子学生たちもいれば、どこか買い物にでもいっていたのだろうか、キャスター付きの買い物カゴ(?)を引っ張っている高齢者もいる。ローカル線といえどもそれなりの利用者はいる。

 吉田駅から乗り換え弥彦温泉に向かう。わずか2駅。手動式ドアの電車は終点弥彦駅に到着する。
 弥彦駅は、弥彦神社の表の入り口だけに駅舎は神社様式になっている。

 さっそく、宿泊場所を探さなければならない。何となく寂びれかかった街並みだが、これもローカル性と思うや、最初の角に「新風楼」という和風旅館があった。今日は、ここで泊めてもらうことにした。

荷物を置いてさっそく弥彦神社へ。と、通りにでると。新風楼の前に居酒屋(?)
があるではないか。時代劇に出てきそうな造り構えをしている。(「やまぼうし」写真左)

 

「やまぼうし」の軒先には鮭が干してあるではないか。そうだ! 村上の鮭もこうした家のなかで鮭を干し、身はもちろん皮も炙ってよし、お茶漬けにしてもよし、あの時の味が脳裏によみがえってきた。
暖簾をくぐりたい衝動にかられながらも、弥彦神社へ足を向けた。


2010.6.13 By 安藤雄太

特別・・・

[2010年07月09日(Fri)]
やはり日本酒好きの野次馬まるこです。
7月8日付の記事で安藤さんが飲んだ八海山特別純米は、コレかな

たしかに、「特別」ですね! 夏季限定で6月に売り出したばかりのよう。
さすが、呑兵衛の安藤さん。嗅覚きいてますね!
冷や酒のおいしい季節ですが、のんべの皆さん飲み過ぎにはご注意ください。
Byまるこ

酒処新潟にて

[2010年07月08日(Thu)]
 新潟駅もすっかり暗くなり夜の灯りと人を呼び込む声が行きかう中、今日の空腹を満たし美味なる満足をさせてくれることに期待しながら一人歩いていた。

 若者たちの一群が大きな声で呼び合っているかと思えば、二人連れの若い女の人たちが店を指さしながら何かを言っている。昔からある繁華街ではない。新しく造りつつある繁華街といってもいいだろう。
 そんな街中を右をみたり左をみたり店の入り口や看板メニューを覗きこんだりしながら、さらには反対側の歩道に移ったりしながら、一見すると怪しげな行動である。

 もう8時を過ぎているのでどこかにの店に入らなければと思いつつも、なかなか決められないでいる。すでに物色している店の順番を決めているものの、もうひとつこれはというものをもとめている。食べたいものを探す嗅覚が納得しないでいる。といってもきりがない。見えている交差点まで行ってなければ順番に決めた店に入ろうと心に決めた。
 
 そんな数十歩先にいった右側に、和食の店構えでそれなりに惹きつけたのだろう。軒下にでている小さなメニューをみると「季節の味 ゆめ椿」の暖簾を潜り躊躇なく店の中に入って行った。嗅覚が働いたのである。

 L字型カウンターが10席ほど、右に小上がり2室、テーブル席2脚のまとまった店である。すでに客は多く入っており、一人で入ったのでカウンターの隅に座ろうとしたがすでに先客に座られていた。どうも話の様子から馴染み客らしい。カウンターのカーブに近いところ腰を下ろした。

 さて、何を注文するか。迷うことはない。生ビールである。お品書きを見ているとウゥゥと唸ってしまう。どれをみても美味しそうである。でも先ずは何と言ってもお造りである。目が釘付けになっているのが鮪だが、そう、佐渡産。ばい貝、烏賊、どれも地ものである。
 お造りと一緒に注文した天豆とあわせてゆっくり口に運びはじめるがどれも美味い。普通ビールは3杯飲んでしまうのだが、2杯飲んだところでどうしても日本酒が欲しくなった。そう、鮪のトロがあるのだ。それと気になっていた甘鯛?この地域から考えるとぐじ?か、となれば日本酒であろう。

 日本酒のメニューをみていると、さすが酒処新潟。焼酎まであるが、やはり日本酒だ。どの日本酒にするのかを迷いながらも純米八海山をお願いする。実はそこに特別純米とある。八海山は東京でも飲む機会があるのだが、この「特別」が気になったのだ。

 女将(?)に注文をすると店の板場との出入り口に置いてあるクーラーを覗きにいったが、すぐに引き返してきた。
「まだ、今日は入ってきていないんですよ」
 すかさず、カウンターの中では手際よく手もとの魚を捌いていたがその手が止まり、クーラーのほうを見ながら女将(?)に、
「そんはずはない。仕入れたばっかりだから」と大きな声が飛んだ。
 
 もう一度、女将(?)はクーラーの中を覗き込むと、4合瓶を抱えて戻ってきた。
「瓶が横にしてあったのでわかりにくかったんですよ」
といいながら瓶の封を開け、いくつかあるグイ呑みに注いでくれた。少し黄味がかっている。特別であるから希少価値であることはまちがいない。年数を寝かしているのか、樽の特別の層なのか、それとも醸造量そのものが少ないのかはわからない。
 兎に角、美味しそうな酒色なのである。
 この八海山とともに、佐渡産の鮪のトロを口に運び、ぐじ焼きが何ともいえないやわらかさで口の中に運ばれてきた。

 地酒、地肴を楽しみながら、店の中を見回していると、どこにでもあるお客がキープしたボトルが置いてある棚に、何本ものの焼酎が置かれている。もちろん封を切っていない新しいボトルもそのうえにある。
 その最上段。そこに箱入りの焼酎「篤姫」が置いてあるではないか。
 しばらく見ながらカウンターのなかにいる板長にやはり聞いてみたくなってしまった。

「あの棚に篤姫が置いてあるけれど、小松帯刀はないの」
「えぇ、よくお客さんからも言われるんですが、入らないんですよ」
「そうなんだよね。あの小松帯刀は門外不出の焼酎といわれているからね」
「やはり二つが並んでいないと篤姫がさみしそうにしているといわれるんですよ」

 そんな話をしているうちに周りのお客もいなくなり、時間もよい時間になってきた。
 気持ちも、もちろん腹のなかも満足しながら勘定を済ませ、女将(?)に肴と酒は美味いねというと、すかさず、
 「酒も美味いし♫、ね〜ちゃんもきれいだ♪」
とリズムをとりながら返ってきた。その節回しが実にかろやかであった。

 明日は日本地域福祉学会、敬和学園大学へ行くことを思い出しながらホテルに向かった。

(2010年6月12日 新潟にて By安藤雄太)

大人の・・・

[2010年07月04日(Sun)]
「○○○レモンのだいすきな安藤さんに朗報?かもという商品が販売されてます」
とのニュースが、Maroさんより届きました。

2日酔いの朝は、サワヤカ炭酸を飲みたくなるんですね〜。回復系アミノ酸オルニチン(?_?)、糖質ゼロはうれしいな。
東京ボランティア・市民活動センターのロビーの自販機でも、(たぶん)販売中です。
ちなみに、ここの自販機はユニバーサルデザイン仕様。←もっと街中にも増えるといいですね。
by まるこ