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安藤雄太の“風に吹かれて旅がらす”

ボランティア&市民活動の熱血伝道師・安藤雄太が、飲んだくれながら全国行脚。
愉快な人々との出会いや、旨いもん、旨い酒について、語ります。


生涯一陶工! 河井寛次郎 その1

[2011年02月20日(Sun)]
立春が過ぎました。そう旧正月がとっくに過ぎました。
心新たに?今年こそはと何を誓うか。
今頃言うなんて少し間が抜けていますね??? 

実は、宮島以降も、京都の三大祭の一つの時代祭や奈良の正倉院展、紅葉の善峯寺等々の素晴らしい壮麗な様子をお届けしようと思いましたが、この調子だとアッという間に1年過ぎてしまいそうなので、直近の出会いに一気にワープすることにしました。(と言いながらこの原稿もすでに一カ月を過ぎようとしています。)

きっとまた出かけると思いますのでその時にということで、今回のズルは勘弁、勘弁。

生涯一陶工を貫いた河井寛次郎展を観てきました

さあ、気持ちを新たにして、そう、河井寛次郎展に行ってきた。もちろん東京。
日本橋・高島屋で開催しているのをメモしていたが、なかなか行けずついに最終日。わずかな間隙を縫って駆け足で観てきた。

さすが「土と炎の詩人」、生涯一陶工を貫いた陶芸家というのだろうか。


実は、以前に京都へ行った時、河井寛次郎記念館に立ち寄ったが、それも偶然というか、清水寺の坂を下りた交差点を渡り、細い横道に入りこみ、ふと前に現れたのが京都の昔からの普通の町家。
その看板に、河井寛次郎記念館と記しているではないか。

早速、中に入ると居間というか、囲炉裏の周りにも座れ、太い梁を通して2階まで吹き抜けになっている。民芸調の椅子や家財に、観光客も座りながら雑誌や作品に見入っている。

何か記念館というよりも、生活感を感じさせるホッとした居酒屋かな?



奥に行くと、居心地のよい中庭がある。
季節によってさまざまな顔を見せるのであろう。

さらにその奥に、登り窯や陶房がある。

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今回は、日本橋・高島屋という場所での展示会であるため、雰囲気は大きく異なるが、作品は観ていて飽きない。

展示会のテーマは、生誕120年「生命の歓喜」。

気骨のある陶芸家とでも言おうか。何せ、文化勲章も人間国宝も断った、無位無冠の陶芸家なのだから。

私のように芸術がわからない者でも、その作品からは何か力強さというか、今の流行り言
葉でいえばパワースポットとでも言えるのかもしれない。

作品の多くが生活に馴染むものがみられる一方、中には実用性ではないものも多い。その中でも実用性がありそうな『狛犬脇息』(左写真)は、私自身のお気に入りでもある。

解説によると、家を建てるときに余った木材を利用して自ら作成したものだそうだ。

京都の記念館では、日本間の畳の上にいつでも使えそうに置いて(展示してというべきだが)あったのを思い出す。(もしかしたら置いてあることで安息感が得られる‘実用性’か?)

生涯一陶工! 河井寛次郎 その2 へ続く・・・)

<2011.1.17 日本橋高島屋にて by 安藤雄太>
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