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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動中。
演劇・舞台を一緒に楽しむため、さまざまな観劇サポートを展開!
 
お問い合わせは「TA-netお問い合わせフォーム」よりお願いいたします。


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【TA-net特別企画】「パラリンピックにおけるレガシーを考える〜情報アクセシビリティの観点から」を開催しました!(10月28日) [2021年10月29日(Fri)]


パラリンピックの開会式、閉会式でいったいどのようなことが行われたのか?!
特にろう者・難聴者パフォーマーにとっては
手話通訳を入れての参加。
はたしてきちんと参加できていたのか?

リアルな声を聞こう!ということで、
関係者をお招きして1時間、たっぷりお話を伺いました。


登壇者は、以下の5名!

演出チームメンバーの栗栖良依さん(NPO法人スローレーベル理事長、東京2020パラリンピック開閉会式ステージアドバイザー)

パフォーマーとして
鹿子澤拳(かのけん)さん、
Globalizm(グローバリズム)
DAICHI・emi(ダイチ・エミ)さん、

手話通訳として
橋本一郎さん。

まず最初に、栗栖さんから概要をお話しいただきました。
スタッフの数、どのようなアクセシビリティを行なったのか等
写真を多数利用して分かりやすく。
テレビからは分からない、細かい情報を知ることができました。

リハーサル(稽古)に入る前、
リハーサル中、
本番中、
と3つの場面それぞれで
よかったこと、困ったこと、工夫したことなどを語っていただきました。

スクリーンショット 2021-11-06 18.05.38.png

特に手話通訳がどのように動いたのかが語られ
参加者の関心を大いに呼んだようです。

この経験を糧に、
今後、ろう者・難聴者と聴こえる人が協働するパフォーマンスイベントが
増えますように!


そして、、、
参加申し込みは270名以上となりました!
130名の方々がに、ライブで視聴いただきました。

たくさんの方々に見てもらいたい!
ということで、
アーカイブ視聴申し込みを受け付けることになりました。

https://mailform.mface.jp/frms/tanet/8xstpb7ky2el

11月12日(金)23時までにお申し込みいただくと、
アーカイブ動画を11月30日までご覧いただけます!

この機会をお見逃しなく!


北海道の高校生の演劇および被災地の作家活動」動画に手話付与!(10月23日) [2021年10月21日(Thu)]
日本博を契機とした障害者文化芸術フェスティバルin東北ブロック が今週末の10月23、24日に岩手は盛岡市で行われます!
https://artbrut-creation-nippon.jp/2021tohoku/

そこで、北海道の養護学校に通う高校生たちが演じた演劇の上映があるのですが、バリアフリー字幕に、今回初の、ろう者による手話ガイドを付与します!出演はもはやお馴染みとなった那須映里さん。
高校生たちの熱演とコラボレーションした今回の取り組み。会場の大きなスクリーンでぜひお楽しみください。

出演: 北海道新篠津高等養護学校
「ハルとソラ」
10月23日(土)13:00−14:00/16:00−17:00

「被災地の作家活動」
10月23日(土)11:25-12:05/10月24日(日)16:00−16:40

同時にネット配信もありますので、会場に来られない方もぜひご覧ください。

画像はパラブラさんによる手話撮影の模様。
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演劇映像にカメラに近い位置に字幕をつけます。
字幕を見ながら手話表現したところを撮影しています。
モニターを置き、枠からはみ出ないように注意しています。
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セリフを手話で楽しむことによって、こまかいニュアンスを感じることができます。
ぜひお楽しみください!
11月定例会(オンライン)のお知らせ(11月12日) [2021年10月15日(Fri)]

10月に続いて大好評の、当事者の声を聞くシリーズ第二弾です。

11月は、映画『へんしんっ!』で初めてメガホンを取られた石田智哉監督を講師にお招きします。
制作の立場からのアクセシビリティや、撮影を通して監督ご自身がどのように”変身”を遂げられたのか、じっくりとお話を伺います。
撮影裏話も乞うご期待!

映画をご覧になった方も、これからご覧になる方も、ぜひご参加をお待ちしております♩

■テーマ:〜みんなで観劇できる環境をつくる〜 当事者の声を聞くシリーズA 車椅子ユーザー編
■日時:2021年11月12日(金)19時〜20時45分
■ゲスト:石田智哉さん(講演後に廣川理事長とトークセッションを行います)
■手話通訳、UDトークによる文字支援
■参加費無料、Zoomウェビナー、事前申し込み制、見逃し配信あり
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(C)2020 Tomoya Ishida

*講師プロフィール
1997年生まれ、東京都在住。電動車椅子ユーザー。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業、同大学院修士課程在学中。
中学生の時、自分に合った学習方法としてiPadを紹介され、WSをきっかけに映像制作に興味を持つ。
卒業制作としてドキュメンタリー映画『へんしんっ!』を制作。第42回ぴあフィルムフェスティバルでグランプリを獲得。現在は全国順次、劇場公開中。
学部生時には音声ガイド、手話・文字通訳、駅から会場までの誘導案内を行う「バリアフリー映画上映会」に所属。実行委員として企画・運営を務める。
大学院では「しょうがい者が創作活動を行う過程で生まれる身体観の変化」について研究をしている。

*『へんしんっ!』公式HP
https://henshin-film.jp/

chirashi_omote.jpg

なお、この日に都合がつかなくてもご安心ください。事前にお申し込みいただいた方限定で、後日、録画した映像URLをお送りします。

■ZOOMウェビナーを使ってご覧いただきます。
お申し込みは以下フォームからお願いいたします。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_m8rgMjwsQH2_RDAkhA9gHw

ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます。

*PCでの視聴を推奨します。
*視聴者の顔出しはありません。ウェビナーの操作方法についてのご質問には対応しかねます。
以下のサイトなどでご確認ください。
https://zoom-support.nissho-ele.co.jp/hc/ja/articles/360023978951-%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AB%E5%8F%82%E5%8A%A0-%E5%8F%82%E5%8A%A0%E8%80%85-

TA-netオンライン10月定例会 「〜みんなで観劇できる環境をつくる〜 当事者の声を聞くシリーズ@ 車椅子ユーザー編」報告(10月8日) [2021年10月10日(Sun)]
TA-netでは、毎月第二金曜日に定例会を行っています。コロナ禍のため2020年4月からオンラインで開催、企画準備、当日の進行は、正会員が担当しました。

今月も連続企画「〜みんなで観劇できる環境をつくる〜 当事者の声を聞くシリーズ@ 車椅子ユーザー編」を開催しました。

TA-net8月オンライン定例会「今までに観たアクセシビリティつき公演の感想を話す会」が大変好評だったのを受け、もっと視野を広げては、様々な障害や病気を持つ人や高齢者などの声を聞き、観劇サービスや問題点を理解しながら、ご自分のふだんの観劇との共通点とは何か?を一緒に考えてみようと思い立ちました。

今月は、車椅子ユーザーである岩崎千絵美さんをお招きしました。

自己紹介から始まり、移動支援について、車椅子で利用できる制度について分かりやすい話がありました。

次に、観劇の流れとして、現地の確認、公演窓口への連絡、介護事業所への連絡、、といった観劇にいたるまでの過程作業があることに、はっとさせられました。

中盤の「劇場のバリアフリー環境について」は、観劇会場へのヘルパー一時入退場や車椅子ユーザーの観え方、チケット料金について、岩崎さんご自身の事例や論考*を紹介しながらポイントをかいつまんでのお話があり、岩アさんの活動の素晴らしさが伺えました。

最後に、障害者が快適に観劇するためには、とにかく要望はまず伝えてみることが大事でであると。そして、何よりも楽しむことが大事と締めくくられました。

トークセッションでは、岩アさんと廣川理事長とのトークセッションにより、聴覚障害ユーザーとはまた違った視点を得られ、15分をオーバーするほどの盛り上がり様でした(今後は時間調整に留意いたします)。

参加者へのアンケートでは、
「車椅子ユーザーの苦労を知り、理不尽な思いを持った。劇場関係者への講演をぜひ。」
「TA-netとしては観劇の面白さをもっとたくさんのろう者に伝え、劇場に足を運びたくなる気持ちにさせるにはどうしたらいいかを考えなくてはと思いました。」

さらには、TA-netは「観たい人が観れる人になる社会に」だよね。応援してます!という声もいただき、今後の活動への一縷(いちる)となったのではと自負しております。

TA-netオンライン11月定例会も車椅子ユーザーとして石田智哉監督にご登壇いただくことになりました。乞うご期待ください!

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*『情報化社会・メディア研究』Vol.16
観劇におけるバリアフリーの現状と事例報告〜SNSが“ルール”を変える〜
http://ua-mis.mints.ne.jp/repository/nc2/html/htdocs/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=197&item_no=1&page_id=13&block_id=25

『情報化社会・メディア研究』Vol.17
車椅子スペースから観る舞台
http://ua-mis.mints.ne.jp/repository/nc2/html/htdocs/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=208&item_no=1&page_id=13&block_id=25

世界精神保健デー啓発事業「マラー/サド」演劇映像に手話出演協力をしました(10月5日) [2021年10月07日(Thu)]
世界精神保健デー が10月10日にあるのをご存知でしたか?
この日を記念し、普及啓発させるための事業を東京ソテリアさんが主催し、
「アルテ・エ・サルーテ」上映および映像配信を行います。

https://marat-sade.com/

本来ならば舞台演劇となるはずでしたが、映像化し、多言語配信となりました。
この中にバリアフリー字幕+手話を入れるバージョンも制作。
ということで、パラブラ株式会社による撮影のもと、ろう者4名が出演協力しました。
年代の異なる4名が交互に出演することで、多様な俳優が出演する演劇の雰囲気を表現しました。
深い意味を持つセリフが多くありましたが、演劇経験を生かした表現を模索しました!


告知動画(字幕入り)


出演は以下の4名に!
(画像の向かって左から)野崎誠さん、那須英彰さん、古河美猫さん、那須映里さん!

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撮影前は表現について打ち合わせ!
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こんな感じでカメラとモニターをセッティングして撮影しました。
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他の出演者もモニターを見てチェック。気づいたことがあれば指摘し、より良い映像となるようにみんなで協力しています!
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東京ソテリアの担当の方が見学に来られ、手話の素晴らしさに感銘を受けられたようです!
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ろう者と精神障害のある日本とイタリアの俳優とのコラボレーション、ぜひお楽しみください!
10月10日(日)東京
10月11日(月)浜松
10月13日(水)名古屋
10月17日(日)大阪
10月30日(土)仙台(オンライン)
10月下旬からは配信でご覧いただけます!
バリアフリー演劇第三弾!「Touch〜孤独から愛へ」初演を知立市で行いました(10月3日) [2021年10月04日(Mon)]
バリアフリー演劇で協働している東京演劇集団風さんは
この度、愛知県知立市文化会館で、バリアフリー演劇第一弾「ヘレン・ケラー」、第二弾「星の王子さま」に続き、第三弾の「Touch〜孤独から愛」初演を10月3日(日)に迎えました!

3回目!という
知立市の市民の方々も多数いらっしゃいました。
その中にはもちろん、ろう者、手話学習者、視覚障害者、そして盲ろう者の方も!

バックステージツアーでは大盛り上がり。
楽しそうに交流していました。

そして、「私は一つ目が・・」「いやいや私は3つ目が、、」と、それぞれの好みが出るなど
演劇談義で盛り上がりました。
とても嬉しいことです!


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今回初のチャレンジとして、
点字コーナーを設けました。
舞台模型、物語の舞台であるアメリカはフィラデルフィアの位置関係がわかるよう、地図を作成しました。


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また、かわいいイラスト入りのガイドブックも作成しました!
バリアフリー演劇の楽しみ方のポイントを紹介しています!



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いい感じにバラけています。


今後、各地で上演できる機会がありますように・・・!!!

https://www.kaze-net.org/education
千葉市文化振興財団で、対面で!お話ししました(10月2日) [2021年10月02日(Sat)]
緊急宣言解除となって初の土曜日でもある10月2日、
公益財団法人千葉市文化振興財団さまにお招きを受け、

劇場のアクセシビリティを考える
〜みんなが楽しめる劇場へ〜

https://www.f-cp.jp/CulturePF/lecture/lecture_view_detail.php?REG_ID=486

と題して90分間、お話しいたしました。
千葉駅の近くの、千葉市文化センターにて。

こんな大きなポスターを作ってくださいました。

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密を避けて、広いお部屋でソーシャルディスタンスを保ちつつ。
緊急事態宣言の関係でキャンセルがあったり追加で申し込まれたりとしつつ、
最終的には14名の方々がお越しくださいました。


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それでも、久しぶりの対面での講演にドキドキしつつ。
みなさんの反応がはっきりと見えて、楽しい時間となりました!

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「演劇を見るのは好きですか?」と
挙手を求めるなど、双方向でやりとりしています。


演劇に関わる方々が多く、質疑応答では
オリパラ開閉会式の手話通訳のことにも触れた質問など、たくさん出て
予定時間をオーバーしました!

講演が終わった後も、ワイワイと話しかけてくださったり、
「劇団銅鑼いのちの花」公演を観ました!とてもよかったです!とおっしゃってくださる方が、周りの方にお話ししてくださったり、
・・・と交流を深めることができました!

対面ならではの、雑談タイム!
がとてもうれしかったです。


千葉市でも芸術文化のアクセシビリティが進みそうです。楽しみですね!

主催の方々もあたたかく、とても嬉しい時間となりました。
ありがとうございました!