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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動中。
演劇・舞台を一緒に楽しむため、さまざまな観劇サポートを展開!
 
お問い合わせは「TA-netお問い合わせフォーム」よりお願いいたします。


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名取事務所「少年Bが住む家」公演、舞台手話通訳に取り組みました(10月31日) [2020年10月31日(Sat)]
名取事務所として、初の舞台手話通訳つき公演!

もうすぐ開幕です。

舞台手話通訳養成講座(2018年度・横浜会場)の受講生である
立石聡子、水藤みつみ。
文京アカデミー舞台手話通訳養成講座の受講生である
金子郁美。

この3名が、自分たちで稽古スケジュールを立て、衣装を検討し、
担当を割り振るなど、自主的に進めました。


ゲネプロの終演後、米内山陽子さんによる監修が行われました。

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「少年Bが住む家」
下北沢・小劇場B1
10\31(土)15:00の回、のチケットはまだございます。

韓国演劇ワールド満載の良い作品です!
チケット販売中!ぜひご覧ください!
https://ta-net.org/event/1017



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ーーー
(10月31日・追記)
おかげさまで、無事に終了しました!
ろう者、手話関係者あわせて10名以上が来場。嬉しいことです。
やり切った笑顔満載の3名です。
左から金子郁美、水藤みつみ、立石聡子。
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次回は来年3月「東京ブギウギ」です!どうぞお楽しみに。
あうるすぽっと「木ノ下歌舞伎 糸井版 摂州合邦辻」を観劇しました! [2020年10月27日(Tue)]
10月25日(土)12時〜あうるすぽっとにて「木ノ下歌舞伎 糸井版 摂州合邦辻」の音声ガイド・字幕付き公演があり、TA-net会員7人が観劇に行きました。前半と後半に10分の休憩を挟んだ3時間という長時間によるもの。

席は、最後列より3〜4列目。席にはタブレットがアームストロングで固定されており、後列席のお客様への配慮としてタブレットから発する明かりが暗くなるよう設定されていた。また、ホール客席の前方両側にはモニターが2つあり、歌詞などが表示されていた。

今回は、歌舞伎関連なのでセリフが難しいのではと懸念していたが、そんな不安を払拭する工夫がなされていた。
それは、アニメーション字幕というもの。登場人物名が文字のほか写真付きで表示されていた。また、いつも平面的に表示される字幕だが、セリフにおいて感情の抑揚などが表われる場合では、字幕自体が独特な動きとなって表われるのが面白かった。

終了後には、スタッフとの意見交換があり、皆で積極的に意見を出し合った。観劇のみならず、こうしてお客様同士が話し合うなど参加型による場を持つことで、ますます演劇に対する距離感が縮まっていくのではないかと思う。

TA-net会員に木ノ下歌舞伎ファンがおり、今回で3回目の観劇だが、字幕付きで観るのは初めてだそう。内容が把握できたことで、木ノ下歌舞伎に対する造詣がさらに深まったとのこと。

さらには、「糸井版 摂州合邦辻」をきっかけに京都へ行きたくなるよ!と。今回は、関連本の販売もあり、「糸井版 摂州合邦辻」に関わりのある京都の随所を訪ねてみるのも、楽しみを膨らませていくきっかけとしては良いと思う。

木下歌舞伎 糸井版 摂州合邦辻 TA-net会員写真.jpg
『BONOBOたち〜LES BONOBOS〜』字幕モニターをしました [2020年10月26日(Mon)]
2020年10月21日(水)14:00、10月24日(土)19:00
『BONOBOたち〜LES BONOBOS〜』 作:ローラン・バフィ 演出:山上 優 NLTプロデュース
 
こちらは制作担当の方が字幕制作講習会を受講して制作したのを、モニターさせていただきました。
 
字幕はご自身のモバイル機器で見る形で、写真のようにスマホスタンドも用意されていますので、観劇も楽々。
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フランスコメディなのに日光名物「見ざる聞かざる言わざる」が!
とにかく面白くて2時間ずっと笑いっぱなし!
でも最後には「あっ!」。
 
また機会があれば再観劇したいです。 
 
<公演概要>
アレックス、ダニー、ベンは幼なじみの親友同士。3人ともそれぞれ身体的障害を持っている。
「見ざる聞かざる言わざる」三賢猿のようでもあるが、カノジョを見つけたい!という彼らの抑えがたい欲求はもう、ボノボ(性的行動が顕著なサル)にも匹敵する!?
ハンディキャップを持つ彼らが出した答えは……
「簡単だ、ハンディキャップが無くなればいいだけ!」
https://ta-net.org/event/1028
せんがわ劇場「フランケンシュタイン 怪物 」を観劇しました! [2020年10月23日(Fri)]
10月22日(木)19時30分〜調布市せんがわ劇場にて「フランケンシュタイン 怪物 」の公演がありTA-netスタッフは観劇に行きました。

調布市せんがわ劇場.JPG

この日は、英語と日本語字幕付きというもの。公演期間中は全て英語と中国語による字幕付きがあり、台本やあらすじ、再構成台本貸出も行っているという。また、一日限定ではあるが、音声ガイドのサービスもあり、様々な援サービスが用意されていた。

ホールに入ると、舞台奥の壁に字幕表示が投影されていた。シンプルな空間にて創出される演出の性質を考慮してか、舞台に向かって左上のちょうど隅に貼り付けられるように投影され、上部が英語2行、下部に日本語2行ずつ表示されていた。

筆者は、最前列席に!演出空間と字幕を行き来するにしては少し距離感があり、視線を動かすうえで大変さはあった(最前列となると首も疲れますね)が、演者の動きを視覚と聴覚、触感で感じ取れたのはとても良かったと思う。

筆者は、観劇の経験は浅いものの、いくつかの劇場にて観劇するうちに感じたことがある。最初のうちは、字幕を観ることに集中するあまり、演者の演出による空間をあまり観れていなかったように思う。少しずつ慣れていくうちに、演者や字幕などを含めた演出空間を観るようになり、テーマに対する考察の深みに入ろうとしている自分に気づいたものだ。

終了後には、スタッフから感想や意見を聞かれる機会があった。こうして、工夫を重ねていくことで、障害者も外国人も皆が参加できるバリアフリー型演劇が増えていくことはとても意義のあることで、私たちとしてもとても楽しみにしている。

フランケンシュタイン 怪物 チラシ.JPG

ロームシアター京都「職員研修」させていただきました(10月20日) [2020年10月22日(Thu)]

秋が深まり、紅葉が美しい平安神宮の隣にある「ロームシアター京都」にお邪魔しました。
約5年前にリニューアルオープンした劇場ですが、
このたび、11月3日に木ノ下歌舞伎公演にて初めての字幕サポートを行うということで、
聴覚障害を持つお客様を迎えるにあたって、と題し、職員向け研修が企画されました。

お世話になっている「あうるすぽっと」(東京都豊島区)さんでも木ノ下歌舞伎公演を行うことになっており(こちらは10月25日に字幕サポートがあります)、
ご紹介いただき、はるばる京都までお出かけしました。

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地元の、社会福祉法人京都聴覚言語障害者福祉協会さんにご協力いただき、聴覚障害を持つ職員、聞こえる職員がロールプレイで大活躍。

まず座学で聞こえないこと、対応の方法をお話しし、
ロールプレイでは聞こえないお客様の立場で、劇場にきてからチケット受け渡し、検温(!)、チケットもぎり、客席案内などを体験し、コメントいただきました。

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20人ほどの参加者がありましたが、
みなさん、ロールプレイでは座学で学んだことを実践してスキルアップ!

最後には、急遽ご見学にいらした、NPO法人京都市中途失聴・難聴者協会の方にも登壇いただいて3人で、聞こえない立場から劇場への期待を語って締めくくりました。

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最初の一歩を大事に、少しずつ経験をつみかさねていただければと願っています。
京都のきこえない団体とロームシアター 京都さんが繋がり、芸術文化がさらに盛り上がることでしょう。

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11月3日(水)14時からの回はチケットがまだあるそうです。お申し込みは以下からどうぞ。
ぜひお待ちしています!と担当者からのメッセージです。
当日は、社会福祉法人京都聴覚言語障害者福祉協会の方もお手伝いにいらっしゃいます。

ロームシアター京都 レパートリー作品
木ノ下歌舞伎『糸井版 摂州合邦辻』
2020年11月2日(月)〜 11月3日(火)
https://rohmtheatrekyoto.jp/event/57827/


10月オンライン定例会報告「ZOOMと情報保障を活かす勉強会」(10月9日) [2020年10月16日(Fri)]
 10月9日(金)に、10月定例会を開催しました。東京都障害者福祉会館よりウェビナー形式によるオンライン配信を実施しました。主催者側6名、視聴者側27名の計33名による参加がありました。

 テーマは「ZOOMと情報保障を活かす勉強会」。特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスター理事長の伊藤芳浩氏をお招きしてお話しいただきました。

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 新型コロナの影響により、オンラインを利用する機会が増えたのが理由です。とりわけ、聴覚障害者の場合は、情報保障として手話通訳とUDトーク字幕を付けて参加するのと同様に、オンライン配信を使った会議やセミナーに当事者として参加するためのノウハウが必要になってきます。

 今回は、Zoomの基礎的な使い方をマスターしたうえで、手話通訳やUDトーク字幕をどう活用するかを、これまでの経験と重ねながら視聴してみました。

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 といっても、Zoomアプリは、毎回バーションアップを繰り返していくわけなので、どういった機能が新しく加わり、その機能をどのタイミングで活かすかを探し当てていく自体、まるで未開地の境遇にいるようなもの。

 それでも、あれこれと試行錯誤しながら、皆の知識や経験を持ち寄り、ベストな状態を作り上げることが望ましいと確認しました。登壇者や運営担当、視聴者のすべてが、スキルや知識を必要とし、これから先のニーズに後れを取ることのないよう取り組むことの必要性を再認識しました。

 ただ、これといった正解というものはなく、ベストの状態を作り上げていくことを目標に、今後も研鑽を積み重ねていきたいと考えます。

動画を公開しました!