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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動中。
演劇・舞台を一緒に楽しむため、さまざまな観劇サポートを展開!
 
お問い合わせは「TA-netお問い合わせフォーム」よりお願いいたします。


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ホスピタルシアター「アラビアの空のかなた」観劇報告(12月22日) [2019年12月23日(Mon)]
特定非営利活動法人シアタープランニングネットワークさんが実践している、
ホスピタルシアターを観劇してきました。
https://tpnkaorinakayama.wixsite.com/htp2019/home-1

ーーーー
じっとしていられなくても、座っていられなくても大丈夫。
一緒に踊っても、もちろん大丈夫。
ーーーー
とあるように、少人数でじっくりと向き合う演劇。
以前から関心がありました。

ちょうど知人のお子さんが観劇したいとのことで、同伴し、見学することができました。
セリフが少しあるのですが、今回は手話を取り入れたとのこと。

ストーリーはありますが、さまざまな小道具、大道具を活用し、その感覚を楽しみながら
演者と触れ合うというもの。

親子向けとはいえ、大人でも十分に楽しめますし
一般的な演劇だと長時間は厳しいという方にも、これは良いのではないかと感じました。


そして特筆すべきは、
観劇の2日前くらいに「ソーシャルストーリー」としてメールで送られてきたこと。
「劇を見る準備ノート」として、写真やわかりやすい文章で流れを紹介しています。

こちらで公開されていますのでぜひご覧ください。

https://tpnkaorinakayama.wixsite.com/htp2019/social-story-1

観劇前から、様々な道具を使って遊び、雰囲気づくりを大切にしていました。
音楽もいろいろな道具を使っていました。

最後には、みんなで観客ひとりひとりのお名前を歌う場面があり
それがとても優しく感じられました。

こういうところから、演劇への入り口になるのでは、と感じました。
今後の展開に期待です!

新国立劇場「あの出来事」「タージマハルの衛兵」観劇しました [2019年12月19日(Thu)]
東京は初台にある新国立劇場では、10月から12月まで、3ヶ月間「ことぜん」シリーズを展開していますが、そのうち11月「あの出来事」、12月「タージマハルの衛兵」では、以下のサポートを実施したので、視察に伺いました。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_3f51.jpg

・告知の動画で字幕と手話を入れる
https://youtu.be/DP_7E-9JlTg

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・触る模型を展示

右側には点字版が用意されていました。
あの出来事
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タージマハルの衛兵
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こちらは美術打ち合わせ用で、さわれませんが以下は触れるようにしっかりと作ったものになっています。
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このように二つ並べることで、それぞれの違いを楽しめるようになっていました。

こちらで終演後、スタッフと模型の前でお話ししていたら、他のお客様が興味深そうに寄ってきて一緒に聞いたり、実際に触ったりして楽しんでいたのが印象的でした。
このように「見えるお客様」にも楽しめるコンテンツとなっていました!


会場では、字幕を提供していることがわかるように明記。
UNADJUSTEDNONRAW_thumb_4025.jpg

また、受付では紙にあらかじめ印刷したものを用意し、指差しで伝えることができるようになっています。
手話通訳者も待機しており、細かい話をすることもできました。

お芝居はどちらも、とても深い内容で、心に突き刺さる良作でした。
このような作品を字幕付きで安心して見ることができ、本当に幸せでした。
同行した聞こえない友人もとても喜んでいました。


新国立劇場での取り組み、これからも注目です!
https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_016033.html
バレエ鑑賞教室に手話通訳がつきました(12月14日) [2019年12月15日(Sun)]
文京区がほこる文化施設、「文京シビックホール」では、牧阿佐美バレエ団と提携して1年間に4回、定期公演を行なっているそうです。
ここ最近は、より楽しんでもらうために、開演前に鑑賞教室を行なっていますが
12月の「くるみ割り人形」では、はじめて手話通訳がつきました!

バレエといえば、声のセリフが全くなく、すべて音楽と踊りで表現していますので
聞こえない人にも楽しめるのですが
やはりストーリーや、背景を知っていると、もっと楽しめる、ということを
今回の鑑賞教室で実感しました!

牧阿佐美バレヱ団 「くるみ割り人形」
http://ta-net.org/event/944

一般向けと、親子向けの2種類あるのですが
どちらにも手話通訳をつけていただくことができました。

参加したのは聞こえるお嬢さんを含む、ろう者のご家族。
お嬢さんが小学生だったので、急遽、親子教室の方にも通訳を手配していただきました。

開演前の45分間に会議室で、
素敵なスライドをたっぷり使い、まずはバレエの歴史から。
また、物語の場面ひとつひとつを、見どころも含めて丁寧に解説。
いくつかの小道具も実際に触らせてもらいました。

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その甲斐あって、鑑賞が本当にたのしくできました!

身体表現の美しさを極限まで追求しているところが、バレエの素晴らしさですが、
それに舞台美術、照明、衣装があわさって更に豊かだと感じました。
また一人一人の会話が、手話のような動きをしている時もあり、まるで「見える」ようでした!

こちらは、写真撮影OKのカーテンコール。

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終わった後も、このようにロビーに写真展示をしており、色々と楽しむことができました。

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来年も継続していただきたいと願っています。
関係者のみなさま、ありがとうございました!

文京アカデミー主催「舞台手話通訳養成講座」(10月〜11月)協力しました [2019年12月12日(Thu)]
舞台手話通訳養成講座は日本財団の助成で、TA-netが2018年、2019年度と行なっていますが
「文京アカデミー」さんが主催して講座を10月、11月に開講しました。

文京アカデミーさんは
2018年、2019年と2年連続して「演戯塾卒業公演」に舞台手話通訳をつけています。
出演する俳優さんたちは、演戯塾で1年間、演劇の基本を学び、その集大成として発表をしています。
今回は、手話通訳者も一緒に養成し、一緒に舞台に立とう!というもの。

この企画立ち上げからTA-netは協力しています。

講座プログラムはTA-netで行なっているものを、演戯塾の講師である金田先生と、文京アカデミーの担当の方と丁寧に相談しながら、文京アカデミー向けにアレンジしました。

この度、4日間の講座が終了しましたので報告です!

多数の応募があった面接を無事に突破した4名が集まり、演劇の基本を学んでいます。

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俳優さんたちとともに通訳実践の練習。
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発表会では、15名ほどのお客様にお越しいただきました。

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はじめて見た、という方から、他のところでも見たという方、
さらにTA-net舞台手話通訳養成講座を受講した方まで、様々な方が応援に。
貴重な意見をたくさんいただきました。
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受講生は、来年2月2日の公演に向けて、ほかのメンバーと共に稽古を重ねております!
ぜひ晴れの姿を観に来てください!
https://www.b-academy.jp/hall/play_list/059136.html

<区民参加事業>〜音楽劇ワークショップ〜”ぶんきょう演戯塾”卒業公演 「あの時、アクアリウムで」
開催日程
2020年2月2日(日曜日) 開演時間:13時 (開場時間:12時30分) 終演時間(予定):14時
2020年2月2日(日曜日) 開演時間:16時 (開場時間:15時30分) 終演時間(予定):17時
会場 文京シビックホール 小ホール
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新藤兼人賞授賞式に参加しました(12月6日) [2019年12月10日(Tue)]
12月になると、その年の優れた作品や功績に対して授賞するイベントが増えますが
この度、素敵な授賞式にTA-net理事長の廣川が参加いたしました。


「新藤兼人賞2019」という、現役プロデューサーが「一緒に作品を作ってみたい」「撮らせてみたい」と思った監督に授賞するという、24年続く賞があります。

2019年度より、映画に音声ガイドや字幕をつけているパラブラ株式会社さんが副賞として「UDCast」賞を協賛することになりました。
金賞を受賞した村上浩康監督の『東京干潟』『蟹の惑星』の日本語字幕と音声ガイドを制作し、アプリ「UDCast」で提供するまでパラブラさんがサポート。
いままでバリアフリー化がむずかしかった、単館で上映されるような小さな規模の映画作品を見ることができるようになる、という画期的な取り組みです。

この第1回目に、TA-netでもおなじみの、ユニバーサルデザインアドバイサーの松森果林さんとともに参列してきました。

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左から、松森さん、村上監督、パラブラ株式会社・山上庄子社長、TA-net理事長の廣川。

金賞を授賞された、村上浩康監督にお祝いとバリアフリー化への期待を伝えたところ、
「どんな字幕が伝わるかな?」と強く関心を示してくださいました。

当日の模様はパラブラ株式会社さんのサイトでも詳しくレポートされています。
https://palabra-i.co.jp/2019/12/shindokanetoawards2019/

ちなみに映画は1年間に800本発表されているそうです!
そのうちバリアフリー化された作品は100本。
今回をきっかけに、未知の映画と出会える機会が増えますように。

ご招待くださったパラブラ株式会社さま、ありがとうございました!
【文化庁事業】アートポイントさっぽろ2019「札幌劇場祭」座・れら「私」舞台手話通訳付き公演を視察しました(12月1日) [2019年12月04日(Wed)]


TA-netでは2018年から2019年度にかけての2年間、舞台手話通訳養成講座を行なっていますが
2018年10月に札幌会場における講座を、舞夢サポーターズのご協力により開催しました。

今回、その受講生の一人が舞台に立つということで視察してきました。
2時間5分の芝居を、2名が1時間ずつ、途中交代で担当しました。


さっぽろアートステージ2019実行委員会・札幌劇場連絡会
「座・れら」
「私 ミープ・ヒースの物語」
https://zarela2009.wixsite.com/za-rela

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入り口付近に「手話通訳あり」と案内が出ています。
左から舞夢サポーターズ代表の武田啓子さん、作・演出の戸塚直人さん、TA-net 廣川。

また、この劇団は10年前から8作ほどに手話通訳をつけているとのことで作・演出の戸塚直人さん、代表の鈴木喜三夫さんにお話を伺いました。

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終了後の打ち上げにも御誘いいただき、劇団メンバーやスタッフとも交流し、
舞台手話通訳に対する思いなどをお聞きしました。

札幌市を拠点に活動を展開している「座・れら」さんは、ろう教育をテーマにした漫画「わが指のオーケストラ」(山本おさむ作)の舞台化をきっかけに手話通訳の必要性を感じ、それから出来るだけ手話通訳を全公演でつけるようにしているとのことです。

もともと、「札幌ろう者劇団舞夢」さんは北海道演劇連盟に加盟しており、先述の「わが指のオーケストラ」舞台化をきっかけに関係が深まったことから
「聞こえない人にも舞台を見てもらいたい」と、「座・れら」さんが考え、実行するようになったそうです。
このように、アクセシビリティには「顔が見える関係」からスタートするのだなと感じました。

今回は、舞台手話通訳養成講座を受講したメンバーがデビューをしましたが
講座で学んだことを生かして、衣装を工夫したり、視線を工夫したりと講座の成果が出ていたようです。
またそれを見た劇団メンバーが、
「いままでは黒子みたいな服だったけど、今回は衣装を雰囲気にあわせてくれてよかった。
今度からは衣装担当が通訳さんの分も用意するといいね!」
とおっしゃってくださいました!

告知面でも、フェイスブックなどで積極的に公表することで観客へのアピールになっています。
以下の画像はフェイスブック掲載のものを許可をいただいてお借りしました。
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また、受付には手話通訳を配置し、聞こえない観客の対応を行なっています。
舞夢サポーターズが協力しているとのことです。


課題として、費用面があげられます。
劇団全体の予算がもともと少ないことから、
手話通訳者の労力に対して十分な謝金を支払うことができていないと認識しておられました。
交通費程度で申し訳ない、もう少し支払いができるよう、
公的な支援があるとありがたいとおっしゃっていました。

また、舞台手話通訳は自己流で行なっているので、もっと意見が欲しいとのことでした。
今回、養成講座の講師陣はスケジュールが合わなかったため、稽古における指導ができなかったことが残念でした。

このように、小さな劇団がアクセシビリティを積極的に行っているので、これを支えるための仕組みづくりが急務と感じました。

また、本公演はさっぽろアートステージ2019
http://s-artstage.com/2019/
の一環として
札幌劇場祭
http://s-artstage.com/2019/tgr
の参加となっています。

イベント全体的にアクセシビリティの実施状況を伺ったのですが
座・れらさん以外は特に何も行なっていないとのこと。
これからの課題です。


なお、本作品は「令和元年度 希望の大地の戯曲賞「北海道戯曲賞」最終候補の8作品に選出されたとのこと!
http://haf.jp/gikyoku.html?fbclid=IwAR0qPzNXNq_Ll6S6mENZXjcylKrcQJSVbANqUFgVwwWx4FTUTvn0JfaMRWw
本当におめでとうございます。
最終選考(第2次審査会)は令和2年1月19日開催予定とのこと。


関係者の皆様、ありがとうございました!