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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動中。
演劇・舞台を一緒に楽しむため、さまざまな観劇サポートを展開!
 
お問い合わせは「TA-netお問い合わせフォーム」よりお願いいたします。


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第6回TA-netシンポジウム「アクセシビリティ環境の推進を文化政策から考える」(1月18日・19日) [2019年11月29日(Fri)]
第6回 TA-netシンポジウム
アクセシビリティ環境の推進を文化政策から考える


2020年1月18日(土)・19日(日)
会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
18日・19日(2日間通し):資料代1000円、展示(両日):無料
※報告集は後日お送りします。当日受付にてお支払いください。
手話通訳、UD トークによる文字支援あり

TA-net は2012 年の設⽴以来、「みんなで⼀緒に舞台を楽しもう︕」を合⾔葉に関東を中⼼に活動を展開してまいりました。2016 年4 ⽉1⽇に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」、2017 年6⽉に「⽂化芸術基本法」が改正施⾏、2018 年6⽉に「障害者による⽂化芸術活動の推進に関する法律」が成⽴・施⾏されるなど社会情勢の後押しがあり、観劇サポートへの関⼼が⾼まりつつあります。また⽂化政策⾯でも⼤きく推進しました。そこで⽂化庁からのお話を伺いつつ、考えたいと思います。さらに関連企画として、字幕・舞台⼿話通訳・⾳声ガイドつきの短編演劇「メゾン」を上演し、過去にサポートを実施したことのある劇作家とともに語り合います。また、近年、観劇サポート機材やアプリ、サービスの進化が⽬覚ましくなっています。最新型の⾒本市として、ホワイエではさまざまな観劇サポートに関する機材、アプリ、サービスなどを揃えて展⽰します。劇場関係者にも多く来場いただき、最新の情報を交換できる場とします。昨年に続き、今年もあうるすぽっとでの開催です。今年は2 ⽇間にわたり実施しますので、関心のある方ならどなたでも歓迎いたします。

観劇サポート最新機材紹介!
18日 14:00-20:00、19日 11:00-17:00 あうるすぽっとホワイエにて
近年、進化が目覚ましくなっている機材・アプリ・サービスを揃えて展示します。

◆1月18日(土)◆
17:00-17:15 舞台説明
17:20-17:50 短編劇『メゾン』上演 

※字幕、手話通訳、音声ガイド付き
作・演出:米内山陽子
短編劇出演:赤澤涼太、田中千佳子、森尾繁弘
音声ガイド:檀鼓太郎
舞台手話通訳:米内山陽子
17:55-19:00 トークセッション
登壇者:
瀬戸山美咲(劇作家)
檀鼓太郎(音声ガイド)
米内山陽子(舞台手話通訳家、劇作家)
廣川麻子(TA-net理事長)
協力:一般社団法人日本劇作家協会

◆1月19日(日)◆
12:30-12:40 挨拶
12:40-12:55 TA-net活動報告
12:55-13:30 盲ろう支援 報告(TA-net盲ろう支援チームリーダー高橋えりか)・トーク
13:30-14:05 舞台手話通訳養成報告・トーク 萩原彩子(筑波技術大学)
14:05-14:20 休憩
14:20-14:50 企業PRタイム
14:50-15:50 テーマセッション
「障害者文化芸術推進法は私たちに何をもたらしたか」
登壇者:
星野有希枝(文化庁 地域文化創生本部総括・政策研究グループ リーダー)
平塚千穂子(バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ代表)
廣川麻子(TA-net理事長)
15:50-16:00 クロージング
16:00-17:00 情報交換会



お申し込み・お問い合わせ
予約フォーム:https://reserva.be/tanet1224/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=cceJwzNDY0N7EAAAQ0ATk    
メールアドレス: reserve@ta-net.org 
FAX: 020-4664-1221
件名を「第6回TA-netシンポジウム申し込み」とし、下記をお知らせください。
@氏名 Aご所属 Bご連絡先  C参加希望日 Dその他必要なサポート

あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
〒170-0013
豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル2F
TEL.03-5391-0751/FAX.03-5391-0752
URL https://www.owlspot.jp/
・東京メトロ有楽町線 「東池袋駅」6・7番出口より直結
・JR他「池袋駅」東口よりグリーン大通り直進 徒歩10分
・都電荒川線「東池袋四丁目」より徒歩2分


主催:
特定⾮営利活動法⼈シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)
共催:
あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)
助成:
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
公益財団法人日本財団
リコー社会貢献クラブ・FreeWill
協賛:
UDトーク
協力:
アーツサポ東京
後援:
公益社団法人全国公立文化施設協会
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
公益社団法人日本劇団協議会
一般財団法人全日本ろうあ連盟
一般社団法人日本演出者協会
一般社団法人日本劇作家協会
一般社団法人日本手話通訳士協会
一般社団法人全国手話通訳問題研究会

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東京都立中央ろう学校 中学部でお話ししました(11月28日) [2019年11月28日(Thu)]


東京都には、4つのろう学校がありますが、そのうち中高一環教育を行なっている
中央ろう学校」の1年生から3年生までの中学生75名に向けて、「自立活動」の一環としてお招きを受け、
TA-net理事長の廣川がお話ししました。


偶然ですが、11月は聞こえる高校生へ。今回は聞こえない中学生へ。
廣川もかつて「聞こえない中学生」の時は、「きこえない大人」の話を聞いたことがありませんでした。
さらに1980年代半ば頃は情報保障が全くありませんでしたから、先生以外の「社会人の体験談」をリアルタイムで知る機会がありませんでした。そのことが心の成長に影響があるように感じています。

そんな思いから、中学生、高校生のみなさんには少々、熱く語ってしまった節があります。
暑苦しく感じたかもしれませんが、それでも、「想いがあれば、社会を変えることができる」ということが伝わったかなと感じています。

ちなみに恒例の挙手アンケートでは「劇を見たことがある」が半数以上でした!
また「想いは社会を変えることができると思いますか?」と問いかけたところ
生徒さん2人が挙手してくれたことには頼もしく思いました!

ちなみに今回の講演では、手話を使ってお話ししましたが
手話の読み取り通訳、文字通訳が完備されていました。
人工内耳や歩調気を使う生徒、
中学入学してから手話を覚える生徒もいるので、とのことでしたが、しっかりと内容を掴んでもらいたいという学校側の配慮が素晴らしいですね!

関係者の皆さま、このような素晴らしい機会をもうけていただき、ありがとうございました!

学校関係へのお話しも積極的にお受けしております。
お問い合わせはお気軽に「問い合わせフォーム」からどうぞ。

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第25回全国中途失聴者・難聴者福祉大会in滋賀でブース出展しました(11月23、24日) [2019年11月24日(Sun)]
聴覚障害当事者団体の全国組織は、以下の二つがありますが

全日本ろうあ連盟
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会

どちらも、全国大会を毎年、各県持ち回りで開催していますが、
TA-netでは、今年、両方にブース出展しました。


11月23-24日に滋賀県で行われるのに参加しました。
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難聴者大会における出展は2016年の奈良大会以来、3年ぶり。
今回は、イベントとしてシールを使ったアンケートを実施しました。
滋賀県にお住いの爽やかな笑顔の難聴青年・稲永正志さんにご協力いただきました。

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4つの質問に対してシールを貼り付けるというもの。
1分だけお時間ください!と呼びかけて協力いただきました。

聞こえない人 75名
聞こえる人 25名
の、合計100名となりました!
参加数が350名を超えたとのことなので、35%の方にご協力いただけたことになります。
結果は以下の通り。

1)手話以外の、音声を中心とした演劇に興味はあるか?
聞こえない人 はい 62名  いいえ 13名 
聞こえる人  はい 20名  いいえ 5名

2)演劇に情報保障(字幕、手話、ヒアリングループ など)があったら鑑賞したいか?
聞こえない人 はい 71名  いいえ 4名 
聞こえる人  はい 21名  いいえ 4名

3)演劇の字幕による情報保障があることを知っているか?
聞こえない人 はい 47名  いいえ 28名 
聞こえる人  はい 15名  いいえ 10名

4)情報保障があったら、チケット代とは別にお金を払ってでも使用したいか?
聞こえない人 はい 45名  いいえ 30名 
聞こえる人  はい 8名  いいえ 17名

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シールを貼りながら、さまざまなコメントをくださった方も多く、とても参考になりました!
特に、(4)の払ってても、という意見が「聞こえない人」の方が多かったのには意外でした。
また聞こえる人の中では、「みんなが等しく負担するという意味で、チケット代そのものを値上げすれば良い」という意見もありました。

また、(3)の認知度については、まだまだ知られていないと捉えるか、意外に多いと捉えるか。
地域性や年齢は考慮していないので、なんとも言えませんが。

このようなアンケートを定期的に行うことで、認知度や社会の見方を確認することができます。
2013年から2015年に行なった1000人アンケート(聞こえない人400名、聞こえる人600名)のようなものを2020年に再び、行いたいと思いました!

また、字幕や手話付きの公演のチラシを配布したのですが
「こんなにたくさんあるのね」と驚きをもって受け止められました。
もっともっとたくさんの方々に、情報を届けていく必要性を感じました。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

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潤徳女子高校で手話を学ぶ高校生にお話ししました(11月18日) [2019年11月20日(Wed)]


手話を正規な教科として指導している高校は全国でも数少ないのですが
東京には、かなり以前から、福祉コースの選択授業の一つとして手話を導入している高校があります。

それが足立区にある、潤徳女子高校。
足立区ろう者協会と連携し、聞こえない講師と聞こえる通訳者がペアになって指導を行なっています。
また手話部もあり、熱心に活動を展開しています。

この度、ゲストとしてお話しする機会をいただきました。
この高校には数年前にもお招きを受けました。

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高校生ということで、「社会を変えることができる」というテーマを軸にしました。
なにかしら、伝わったことがあればと願っています。


そのあとは手話部の活動にお邪魔し、舞台手話通訳の取り組みをご紹介しました。
文化祭の演劇で手話通訳を導入したとのことで、非常に高い関心を持って聞いてくださいました。

こちらから、部員のみなさんになぜ手話部に入ったのか?を尋ねたのですが、
特に印象に残ったのが、
小学生の時に手話歌を体験し、面白かったので、
というコメント。

こどもたちに手話歌をおしえる取り組みが平成の半ば頃から活発化したように思いますが
その芽が、ようやく出たのだなと大変嬉しく思いました。
そう話してくださった高校生はとても手話が上手で、将来が楽しみです。

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手話パフォーマンス甲子園の話題も出ましたので、
審査員を務めた経験から感じたこともお伝えしました。
聞こえない高校生と聞こえる高校生の交流の場を東京に作れたらいいね、とそんな夢も語り合い、とても素敵な時間となりました!

貴重な機会を作ってくださった関係者のみなさま、ありがとうございました!

学校への講演も喜んでお受けしております。
平日でも対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

四国手話学習会 手話でGO! 2019にてお話いたしました(11月17日) [2019年11月18日(Mon)]

いわゆる「四国ブロック」は高知、香川、徳島、愛媛となりますが、
4年前から全日本ろうあ連盟の「手話でGo!」運動を広めるため、
毎年11月に、ろう協会と手話通訳問題研究会が共催で開いている1日かがりの学習会とのこと。

そんな大切な会の「記念講演」としてお招きを受け、TA-net理事長の廣川がお話ししてきました。

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今年は高知ということで、前日に高知入り。
高知県聴覚障害者協会の方がお迎えしてくださいました。

初・高知の廣川のために、
坂本龍馬博物館にご案内いただきました。
昨年リニューアルしたそうで、とても綺麗でわかりやすく展示されていました。
ゆっくり見ることができませんでしたが、それでも幕末の息遣いを感じることができました。
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iPad miniを使ってオーディオガイドを貸し出している様子を見て、
手話動画を入れたらいいね、とお話ししました。
すでに要望を出しているとのこと。
手話言語条例がある高知市です。
実現したら再訪したいと思いました。
夜は交流会、たくさんの方々と、四国のアクセシビリティ状況についてお伺いしました。

17日は100名以上のお客様の前で
午前中に2時間ほど、「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」と題し、お話し。
徳島で取り組んだ、坊ちゃん劇場の徳島公演における字幕付与の事例をご紹介しました。
これができたのは、2年前に徳島県難聴者支援の会(ナシの会)さんと共催で徳島で講演し、
そのことがきっかけで字幕付与につながったと聞いたので
ぜひ紹介させてほしい、と画像提供いただきました。

この事例のことをご存知だったのは少ない人数でしたが
実際に行かれた方もいました。
また、ナシの会さんが関わっている以下の劇団では字幕付与していることをお伝えし
ぜひ観にいってほしいとお話ししました。
また劇団四季さんが字幕サービスを行っていることに興味を持ち
実際に行きたい!とおっしゃってくださった方も複数おられ、嬉しいことでした。

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質疑応答もたくさん出て、盛り上がりました。
特に、初老ろう男性の

「妻がイベント好きで、手話通訳がついていないので要望を出してつけてもらっている。「自分一人のために申し訳ない」と言っているが、どう思うか」

という発言が心に残りました。
そういった思いをなくすため、まだまだ活動していかねばならないと感じました。
ちなみに以下の通り回答しました。

「そのように思う必要は全くない。
ただ、せっかくつけてもらったであれば、そのことを広く告知してほしい。
もしかしたら諦めていた人がいるかもしれない。」

このように、地方でお話しすることは新たな出会いと情報交換につながります。
まだまだ、全国にはお会いできていない地域があります。
スケジュールさえ調整できれば、何処へでも参ります。

講演のご依頼は、右上の「お問い合わせフォーム」からどうぞ。
具体的な日時が決まっていなくても、ご相談の段階からお気軽にお問い合わせください。

主管の高知県聴覚障害者協会さんはじめ
四国ブロックのみなさま、温かいおもてなしをありがとうございました!

以下は、四国それぞれの手話を比較掲載した「あさいと」、
高知出身の漫画家とコラボしたクリアファイル。
こういった商品開発も、手話をひろめるための良いアイディアですね。

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文化庁【令和元年度障害者による文化芸術活動推進事業】「BeSeTo演劇祭26 + 鳥の演劇祭12」を視察しました(11月16日) [2019年11月17日(Sun)]
2019年11月16日、石川は鹿野町を駆けずり回っていました。
そう、「BeSeTo演劇祭26 + 鳥の演劇祭12」です。

「BeSeTo」は日中韓の三国が合同で行っている演劇祭で、今年は日本が主催。
鳥の劇場を中心に様々な演劇プログラムが開催されました。
 
ご存知、鳥取砂丘コナン空港にて。
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親ガニ味噌汁の無料配布をしていたのですが、バスの時間を調べてなかったのでバタバタして受け取り損ねました、無念。蟹・・・。
 
シャトルバスの時間に間に合わず、浜村駅からタクシーで。
そしたらこんなシールを発見しました(でも対応はしてくれなかった……)。
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16日は以下のラインナップで観劇。複数見るので、パスポートを購入。
パスポートを見せると優先入場になるので字幕の見やすい席を先に確保することが出来、これは良かったです。
写真 2019-11-16 23 28 02.jpg

13時〜 全世界を見たいと夢見た男(フィンランド)
15時〜 「マクベス」からさまよい出たもの(日本・じゆう劇場)
17時〜 手のない花嫁(韓国)
19時〜 H2-Hebron(フランス/イスラエル)
20時30分〜 NY・クイーンズシアターの社会とつながるための試み
 
シャトルバスが出ているので運転ができない人でも安心!(免許持っていないので…)

全世界を見たいと夢見た男(フィンランド) 議場劇場・オープン字幕
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男性(パペット)が、家の居間で安楽椅子に揺られながらこう呟きます。
「うちの庭に旅人は来ただろうか?隣の家には来ているだろうか?否!それならば俺が世界のすべてを隅々まで見て、初めて全世界を見た人間になる!!」という決意から始まった世界旅行。
次第に「どこへ行っても同じだ、一歩踏み入れたらその街に行ったのと同じだ」という理屈で隅から隅まで、ということにはならず。陸路のみならず海の底までも、そして空へとあちこちを駆け巡ります。
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話しているのがフィンランド語か英語かはわかりませんでしたが、子どもも対象ということもあってオープン字幕は“やさしい日本語”で表示されていました。
途中、客席との掛け合いがあり、それは音声通訳がついていたのですが文字では状況説明のみで、そこはちょっと残念でした。
舞台上の役者が受け取ったものを言葉で確認してからジェスチャーで示したので、少しはわかったのですが。
また、終演後にアフタートークがあり、それもプログラムには載っていなかったし、字幕もなかったので勿体なかったです。
 
次の劇場までは近いのと、昼を食べ損ねていたので途中にあった食堂でランチ。
ここで何か勘が働いたのか、よもぎ餅を1袋購入。
これが後々役立つことになるのです……。
 
「マクベス」からさまよい出たもの(日本・じゆう劇場) 鹿野町総合福祉センター・ポータブル字幕・手話通訳
写真 2019-11-16 14 29 10.jpg
手話通訳の服が、先日の廣川の講演の成果あってか、背景に合わせた白のブラウスでした。
舞台上はやや暗かったので、雰囲気も合っていたし白で良かったと思います。
ただ、「ここなら手話通訳が見やすいと思います」と案内されたのに、観客が多いため席を詰めたので案内された位置から移動してしまい、手話通訳が見づらい場面が少しありました。
このお芝居はシェイクスピアの『マクベス』を題材にしているので、セリフもシェイクスピア作品翻訳独特の言い回しで、それをそのまま手話で表すと意味がつかめないところが多くて、この翻訳もまた課題ではないかと思いました(例:「きれいはきたない、きたないはきれい」)。
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ただ、ポータブル字幕の内容が、音情報(音楽や効果音等)がまったくなくて、手話通訳で把握する、といった状況でした。
手話が分からない方には情報量が減って届いてしまうのが惜しい!
でも誰が言ったのかを示すラベルが、通常は(役名)がつくのですがここでは服の色と合わせた色付きの●で表されるので、セリフは多いのですがわりと読めます。
 
手のない花嫁(韓国) 旧小鷲河小学校体育館・オープン字幕
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大小さまざまなパペットを使い分けて、不思議な空間を作り出していました。
プログラムのページで、このお芝居の概要を読んでも「何のこっちゃ?」だったのですが、次第に引き込まれていき、最後にはミニタオルを握りしめて号泣。
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字幕は大道具の設置の都合からか、左右に配置されたモニターで見やすい方を見る感じでした。
真ん中を大きなパペット(顔)が動いたりするので、このモニターの配置は良かったと思います。
ですが、アフタートークは字幕なし……残念。
 
そろそろお腹がすいてきました。でも周りに店がない。そうだ!あのよもぎ餅を食べよう!
ということでよもぎ餅を兵糧にして残りを回ることにします。
 
日もとっぷり暮れていき、本日最後の観劇は、鳥の劇場へ。
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H2-Hebron(フランス/イスラエル) 鳥の劇場・オープン字幕
パレスチナ自治区ヘブロンで取材した複数の証言を、観光ガイドの形を取って紹介していくというドキュメンタリー演劇。
最初、何もなかったテーブルの上に次々と建物の模型が置かれていき、そこで起きたことを見た人になりきって話していくのですが、人が次々と変わっていくので話についていくのが大変でした。
すべて一人でおそらく声色などを変えて演じているようで、服は変えないので誰なのか最初はちょっと戸惑いましたが、字幕の●の色が変わるのでここは別の人なんだな、という風に把握していきました。
ここでの座席はちょっと珍しく、大きなテーブルを挟んで4列で椅子が並べられていて、役者はテーブルの周りを回りながら模型を取り出して置いていくだけでなく、コーヒーを入れたり物を渡したり、本当に観光ガイドツアーに参加しているかのようでした。
字幕モニターはテーブルを挟んで向かい合わせになっている観客席の後ろに2つあるので、お互いに向かいの画面を見るという感じでした。
この芝居の概要説明に「聞こえるのは、現地でグザヴィエが収集録音した子供たちや鳥の声、パレスチナ人の暴動やイスラエル軍が投じる手榴弾の炸裂音。」とあるのですが、字幕には出ておらず、かろうじて手榴弾らしき爆発音だけが聞き取れた程度でした。
(観客が写りこむため字幕画像の撮影は遠慮しました)
ここでは観光ガイドツアーというコンセプトのためか、入場前に別の部屋で日本語でパレスチナ自治区の説明があり、そこは字幕もなかったのでたまたま次のトークのためにスタンバイしていた手話通訳者が、気が付いてくれてすぐさま手話通訳をしてくれました。
 
NY・クイーンズシアターの社会とつながるための試み 鳥の劇場・手話通訳
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このプログラムの説明に「クイーンズという地域は、住民の53パーセントが英語を日常の言葉としていない多民族地域」とあります。
クイーンズシアターのロブ氏が「800言語」と言っていたので、自分の見間違いかと思ったのですが参考記事はこちら
この800言語のなかにASLなどの手話は含まれているのでしょうか……?
言葉が通じないので、パフォーマンス、ダンスといった身体的表現が多いのだそうです。
手話が必要な人が参加した場合も、手話通訳の手配をするとのこと。
そしてクイーンズシアターで企画されたコンテスト作品2編の朗読も日本語で行われました。
手話通訳も事前に台本を入手して練習していたと思われる、非常にスムーズな通訳でストレスなく観劇できました。
 
トークの途中で担当者が「シャトルバスに乗って帰られる方ー!」と場内に声をかけたところ、壇上にいらしたロブ氏が「わたしも!」というので、このままお開きになりました。
 
この演劇祭の担当の方や手話通訳者にインタビューをしたかったのですが、時間が取れませんでした……。
オープン字幕も多かったので、聴こえる観客は字幕付きで鑑賞して、どのように感じたのか聞いてみたかったです。
観客の中に子どもも数人いて、地域に根差した演劇祭、という印象を受けました。
新国立劇場にて字幕モニターしました!「あの出来事」11/26まで上演中! [2019年11月14日(Thu)]
新国立劇場さんは昨年2018年12月から積極的に字幕サポートを推進していますが、今回の「あの出来事」はなんとスクリーン投影を全公演に行うというもの。
英語字幕と日本語字幕を併記し、舞台上部に舞台美術および演出の一環として投影する方法です。
このたび、字幕モニターのお手伝いを舞台での通し稽古の際にいたしました。
字幕モニターのための小さな机を作ってくださったり、終演後は出演者全員に紹介してくださったりと、主催者(新国立劇場)さんのサポートへの意欲にあふれた現場でした。
演出は瀬戸山美咲さん。
2017年度のTA-net観劇サポートへの提言委員会に日本劇作家協会から参加してくださいました。
また同協会のアクセシビリティ委員会を運営しておられます。
そのようなご縁から、今回のサポートとなりました。
終演後は1時間以上かけて、丁寧に演出家、制作者、字幕担当者とともにフィードバック。
オープン型(誰でも見える形)での字幕で、ここまで行う事は貴重です!
ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
南果歩さんが2時間ずっと喋る熱演に注目です!心がざわざわさせられる作品です。
「あの出来事」
新国立劇場 小ホール
11/13(水)ー26 (火) 全公演に字幕あり
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画像提供: 新国立劇場

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Posted by 廣川麻子 at 13:09 | 観劇サポート | この記事のURL | コメント(0)
2019年度とっとり手話まつりinとっとりでお話ししました!前日は「鳥の演劇祭12」字幕付き公演を視察しました [2019年11月11日(Mon)]
鳥取県といえば、全国で一番最初に「手話言語条例」を制定したところ、

また

全国高校生手話パフォーマンス甲子園を開催しているところ、

として手話界隈ではその名を知られていますが
毎年11月には「とっとり手話まつり」を開催しています。

今年はTA-netとして、理事長の廣川がお話しさせていただきました。

https://torideaf.jp/publics/index/28/#block723


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廣川個人的に、鳥取県とご縁があり、2014年11月に、全国障害者国民文化祭が鳥取県で行われ
その一環で「日韓合同手話演劇」を企画させていただきました。
その時にたいへんお世話になった鳥取県聴覚障害者協会の皆様と
再び、このような場でご一緒できることを大変嬉しく思いました。
また、観客としてその時に出演していただいた方々がたくさん、観にいらしてくださいました。

さらに、鳥取県には「鳥の劇場」という劇場があり、
端末に字幕を配信して上演しています。

ちょうど今、「鳥の演劇祭12」を開催しており
字幕がつくということで視察してきました。

https://www.birdtheatre.org/beseto26bird12/

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観劇したのは「赤とんぼよ永遠に」
https://www.birdtheatre.org/beseto26bird12/program/17.html

終了後は字幕を担当した方とお話を伺い、情報交換をしました。
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字幕はスマホで、共有アプリを使って配信しているとのこと。
観客は端末を借りて手元で見る形になります。
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この話を翌日の講演でも紹介したところ
「知らなかった!」「行ってみたい!」という声がありました。
嬉しいことですね。
11月16日、17日は手話通訳がつくとのこと!
ぜひご覧ください。
「マクベス」からさまよい出たもの」
https://www.birdtheatre.org/beseto26bird12/program/22.html

なお上記には手話通訳のことが記載されていませんが、鳥取県聴覚障害者協会のHPには
「手話通訳などがつく行事」一覧に掲載されています。
https://torideaf.jp/publics/index/35/


鳥取県のみなさま、あたたかいおもてなし、ありがとうございました!

神奈川県ろう者のつどい&第35回手話フェスティバルにブース出展しました [2019年11月10日(Sun)]
去る11月10日(日)に、神奈川県伊勢原市民文化会館で神奈川県聴覚障害者連盟の
企画による手話フェスティバルがあり、そこにブースを出しました。

ブース出展準備中にパソコンが壊れたため、動画紹介ができなくなり、これが一番痛かった!展示説明は森岡さん、私の2名で対応しました。

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展示に寄ってくださった方々がいろいろな話をしてくれたのですが、その中で考えさせられたのは、ある映画の情報を得て見に行った時、配られた字幕用タブレットを見ていたら、隣のお客さんが迷惑、と上映終了後、受付に苦情をいれたそうです。事前にスクリーンで説明があったものの、それでも眩しかった上に使用目的が理解できず非常識に思われたのではないかということです。それで自分は苦情を言われたくなくて、別の映画館に行くという話でした。
観劇でも字幕タブレットを使用することがありますが、こういう問題を懸念して、後方の席で観劇することも多いです。

先のろう者がそんな話を何故持ち掛けたのか考えたのですが、ちょうどその時間はろう者の女性監督製作の上映会で、画面に字幕がそのまま付けられてあり、役者のろう者の手話が出る同時にドッと笑い声が飛び交う面白さがあったので、先のろう者も充分に堪能されたようで、ふと思い出してお話されたのかと思いました。

展示終了後に、もっとビジュアル的に訴えるような掲示をした方が良いとアドバイスをいただきました。次回の展示に向けていろいろ工夫したいと思ったことでした。

(正会員 安次嶺剛)
世田谷区手話サークル輪の会にてお話ししてきました(11月1日) [2019年11月01日(Fri)]
全国各地の手話サークルにお招きを受け、お話していますが、
今回はNPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークの登記上の住所がある「世田谷区」にて長い歴史を持つ手話サークル「輪の会」さんへ。

11月1日(金)の午前中に、
世田谷区三軒茶屋駅から徒歩12分ほどにある
世田谷ボランティアセンター
にお邪魔しました。

20人から30名ほどのメンバーが集まって聞いてくださいました。

理事長の廣川は世田谷区に30年以上住んでおり、
サークルのメンバーには、長いおつきあいのある方も多くいらっしゃいます。

「新しいメンバーも増えているので改めて活動のお話をしてほしい」とのことで
100分間、多くのスライドを利用しながらお話をしました。

世田谷区との関わりもお話ししましたので少し映像は端折っての紹介となりましたが、
質疑応答タイムでは様々な質問が出されました。

特に印象に残ったのは

「英国と日本での違いは?」

これには、「困っている人に対する手助けが日英では違う」とお話ししました。
たとえば車椅子の方が階段のところに行ったら、周りの人がサッと集まって運び、サッと去る。
スーツケースをもった人がいたら、男性が持ってくれる。
聞こえない人に対しても自然に筆談をしてくれる、など自然な対応が印象的、と。

最近の東京で立て続けに起きた視覚障害者の転落事故も、
もっと周りの人が声がけをすれば防げたはず、とお話しし、共感をもってもらえました。

三軒茶屋といえば、近くには世田谷パブリックシアター・シアタートラムがあります。
良い関わりが増えることを願っています。

関係者の皆さま、
熱心に聞いてくださり、ありがとうございました!