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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動中。
演劇・舞台を一緒に楽しむため、さまざまな観劇サポートを展開!
 
お問い合わせは「TA-netお問い合わせフォーム」よりお願いいたします。


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薪能を字幕で鑑賞! [2019年09月30日(Mon)]
芸術の秋、風が気持ちいい季節ですね。
9月28日、29日は薪能2件続けて字幕サポートを行いました。
 
9月28日(土) 増上寺薪能
http://ta-net.org/event/899
20190928_165837.jpg
 
「橘の会」が主になって字幕サポートを行っており、これで5回目となります
(TA-netは第1回目より共催として協力)。
当日は4名の聞こえない方にご鑑賞いただきました。
20190928_171921.jpg
20190928_170714.jpg
 
アプリ席には聴導犬を連れた聞こえない方のほかに、
手話サークルで誘われたという4人組(うち2人が聞こえない方)もいらっしゃって
知名度が上がってきていることを感じました。

今年は会場に2匹も聴導犬が来ました。
鐘楼の近くの席だったので、鐘の音が心配だったのですが大人しく一緒に鑑賞しました。
 
 
そして翌29日は練馬薪能。
こちらも聞こえない方が2人いらっしゃるとのことで字幕サポートを行いました。
20190929_165836872.jpg
 
昼は暑かったのですが、夜になると風も出てきて少し涼しくなり、
屋外で鑑賞するには絶好の気候でした。
20190929_192829882.jpg
 
 
鑑賞サポートのご相談はお気軽にお問い合わせフォームからどうぞ!
第6回全国高校生手話パフォーマンス甲子園の審査員を務めました [2019年09月30日(Mon)]
手話言語条例が全国で一番最初に制定された鳥取県では、2014年から毎年秋に、高校生が手話を使ってパフォーマンスを競う大会を主催しています。


https://www.pref.tottori.lg.jp/237028.htm

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第6回を迎えた今年9月29日(日)、審査員をTA-net理事長の廣川麻子が仰せつかり、大役を果たしてまいりました。

実は廣川は第1回を観覧しておりますが、その時とは出演する高校生のレベルが段違いに上がり、ジャンルも多岐にわたり、本当に観て楽しめるものとなっていました!

出場する15チームを短時間で審査するのはとても骨が折れましたが、聞こえる高校生と聞こえない高校生がともに同じ土俵で競い合い、交流を深め合う様子にとても嬉しく思いました。

前日は交流会に出席し、6回連続で審査委員長を務める庄崎隆志さん、審査員3回目となる門秀彦さんのコラボパフォーマンスを拝見しました。


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2年連続で優勝した沖縄の真和志高校の演技。
さすがエンタメ県民なだけあって、手話ラップで盛り上がりました。

1 優勝(真和志).JPG

こちらは準優勝の奈良ろう学校。
アーティスティックな作品となっていました。

2 準優勝(奈良ろう).JPG
ちなみにこの大会は情報保障が素晴らしく、
字幕、手話通訳、そして音声ガイドも配信されています!

S__2498564.jpg

ぜひ、来年は現地で体験してみてください!

このようなイベントを全国から集まった高校生が目の当たりにし、社会人になった時に
「こういうのが当たり前にある」環境を思い出してもらえたら素敵ですね!


NHK for School に「おはなしのくに・手話版」! [2019年09月29日(Sun)]
8月21日にNHK ハートネットTV「手話でたのしむみんなのテレビ!」で紹介された
「おはなしのくに」が、NHK for school に採用されました!


https://www.nhk.or.jp/kokugo/ohanashi/origin/shuwa.html

学校教育で使われることを想定してのネット公開ですが
もちろん、個人で見ることができます。

シーンごとに分けられており、それぞれに
テキストが映像の横に添えられていますので
日本語がどのように手話になっているのかを知ることができます。

ということで、なんども楽しむことができます!



このサイトが素晴らしいのは、他の番組も、すべて
テキスト(文字)が添えられていること。

もういちど学びたい!と思った時に
この映像をみて勉強ができますね。

ぜひご活用ください!

NHK Eテレ「ろうを生きる難聴を生きる」8月17日放送分の文字起こし版が出ました [2019年09月28日(Sat)]

TA-net理事長の廣川麻子が出演しました、

NHK Eテレ

「ろうを生きる難聴を生きる

〜手話で楽しむみんなのテレビ!」

8月17日放送分の文字起こし版を

以下サイトからご覧いただけます。
放送を見逃した方、もう一度じっくり読みたい方、ぜひ!





https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/rounan/1111/
【日本財団・2019年度助成事業】TA-net舞台手話通訳養成講座・豊橋会場も無事終了しました [2019年09月25日(Wed)]
日本財団の助成により開催しております舞台手話通訳養成講座。
豊橋会場では公益財団法人豊橋文化振興財団との共催という形です。
 
1日目「演劇に慣れる日」
柏木陽講師のもと、自分の身体と向き合いどのように使えるかを見つめます。
最初はかたかった皆さん。
豊橋1日目2.jpeg
 
次第にこんな感じで弾けはじめます。
豊橋1日目1.jpeg
 
人間と人間との繋がりとは……?!
豊橋1日目3.jpeg
 
2日目は「手話で演じる日」 午前中は米内山陽子講師のレクチャー
豊橋2日目2.jpeg
 
午後は台本を読み、手話で演じます。
2組に分かれ、米内山陽子講師、佐沢静枝講師の2人体制で進めます。
豊橋2日目1.jpeg
豊橋2日目3.jpeg
 
3日目は「俳優と一緒に作業する日」。
俳優3名が稽古をし、米内山陽子講師が演出指導をする様子を見学したのちに舞台手話通訳として稽古に混じっていきます。
豊橋3日目1.jpeg
豊橋3日目2.jpeg
 
そして4日目、いよいよ「発表会」!
地元の聴覚障害者協会、演劇関係者、劇場スタッフ、福祉関係者、さまざまな立場の方のべ20名にお越しいただきました。上演後は意見交換会を行い、舞台手話通訳の可能性についてお話しました。
豊橋4日目1.jpeg
豊橋4日目2.jpeg
 
ほぼ半数が聞こえる人、聞こえない人とバランスの良い組み合わせでした。
ほぼ全員がA,B両方に参加してくださったので、。深堀りできた時間となりました。
toyohasi_talk.JPG

そして、俳優を含めて講座全体の振り返り会。俳優がどう感じているかを率直に語っていただきました。
toyohasi_end.JPG

記念撮影を行い、全日程無事終了。
豊橋4日目3.jpeg

見よ、この素晴らしい笑顔!

toyohasi_all.JPG
 
 
残すは10月の福岡会場のみとなりました(申し込みは締め切っております)
また、実践の場を求めておりますので協働していただける劇団劇場関係者の方、右側のお問い合わせフォームからのご連絡をお待ちしております。
TA-net・9月定例会「舞台手話通訳つき公演の振り返り」 [2019年09月17日(Tue)]
TA-netでは、定例会を毎月第二金曜日の19時から20時半まで、
東京都田町にある東京都障害者福祉会館にて
行なっています。

事前予約不要で、どなたも参加できます。

9月は、8月にたくさん行われた舞台手話通訳付き公演の振り返りを行いました。

バリアフリー演劇「星の王子さま」「ヘレンケラー」の両方に出演した
小島祐美さんを囲み、お話を伺いました。

そして質問をしたり、意見交換をしたり・・・と充実した時間となりました!

そして、今後もこのような取り組みが増えることの期待も語られました。
参加してくださったみなさま、ありがとうございました。

8月の舞台手話通訳つき公演
星の王子さま 8月17日〜18日 4ステージ
https://palabra-i.co.jp/2019/06/hoshi2019/
hosi.jpg


ヘレン・ケラー 8月30日〜9月1日 5ステージ
http://ta-net.org/event/907


ロネ&ジージのコメディMusicライブ「仮面舞踏会」8月31日 2ステージ
http://ta-net.org/event/913
【寄稿】劇評・ふじのくに演劇祭2019「マイレフト ライトフット」 本田栄子さん [2019年09月15日(Sun)]
5月に紹介しましたスコットランド発の演劇公演について、
https://blog.canpan.info/ta-net/archive/578
劇評をお寄せいただきましたので、ご紹介します!
このように、観劇後に感想を語り合うのも観劇の大きな楽しみの一つです。
ありがとうございました!

ーーーーーーーーーーーーーー

ふじのくに演劇祭2019 劇評                                 
手話通訳士      本田栄子

マイ・レフトライトフットの劇評の前に関連イベントシンポジウムの感想を少し述べさせていただく。

パネリストは演出家のロバートゲイル氏と浜松の障害者施設クリエイティブサポートゲッツの代表理事久保田翠氏。ロバートはCP(脳性まひ)だが自身を表現し、周りを巻き込んで自ら社会提言する力を持っている。
一方久保田氏は「私の息子は最重度の知的障害者,劇場に足を運ぶのは難しい、演劇を静かに鑑賞するのは至難の業、障害者と言ってもロバートとは違いすぎて何を話せばいいのか」と腕を組んでいた。

それでも話を聞いていると二人の共通点が見えてきた。
「障害を発信すること、ベクトルを外へ向けて活動していること」だ。
シンポジウムのテーマは「クリエイティブアクセシビリティについて考える。」
アクセシビリティは一方通行では成り立たない。
社会も、障害当事者も、その関係者も多方面から中心へ、中心から多方面にお互いが手を伸ばす時が来た。障害者は福祉の中だけで生きているわけではないということがやっと日本社会でも叫ばれ始めたのだと思った。
この企画を持ってきたふじのくに世界演劇祭に拍手を送りたい。

私は3人の聴覚障害者と一緒に参加した。
UDトークの情報保障があり音声は同時翻訳されて各自のスマホで見ることができた。画期的だった。

さて本論の劇評である。

日本でもTV番組の障害者の扱いには数年前から「感動ポルノだ」と反発の声もある。
劇の序盤に「人の内面は同じ」というセリフがあり、
私は「さっきのシンポジウムで久保田さんは排泄物を口にしてしまうような重度障害者は普通の人とは違う、私たちにわからない心を持っている、内面はわからない」と言ってたぞ…と少しモヤモヤしながら観ていたのだが、
だんだん劇に惹きこまれてこの「ミュージカルコメディ」をめいっぱい楽しむことができた。

日本語字幕を読むと一歩間違えば放送禁止が心配されそうな性的表現も含め
この潔い障害者描写のセリフの数々は当時者発信ならではのもの。
CP本人のロバートの力、イギリスの障害者アーティストが日本の30年先の自由があることが想像できる。
そしてさらに手話通訳者のすばらしさを特筆したい。
この舞台にはイギリス手話ディレクターとしてナタリー・マクドナルド氏が演者の中に一体化して手話通訳をしていた。
通常手話通訳者舞台袖、講演会など動きの無いものは演者の隣に立つ。
ナタリーはさりげなく、けれど客席から全体の様子が見やすいように右に左に動きながら時には一緒に踊って手話通訳をした。
それは美しく強く逞しく魅力的な手話だった。

日本では手話通訳のニーズは病院、学校、行政など、聴覚障害者が困った場合に依頼されるのがほとんどで、今回の様にクリエイティブな現場、エンターテイメントの現場、聴覚障害者が人生を充実させ楽しみ考える時間のための通訳は殆ど無い。
しかし「殆ど」と述べたのは『0ではない』こともうれしい事実だ。
このふじのくに世界演劇祭の様にクリエイティブな場面にも障害者の小さな一歩は確かに踏み出している。

昨年大ヒットした映画「ボヘミアンラプソディ」にも主人公の彼女の親が聴覚障害者で手話で会話しているシーンがあったのに気づいた方も多いだろう。
日本でも障害者は20人に一人。特別な存在ではないのである。
障害者やLGBTについての議論は会議室や福祉センターの中だけか?
いや、劇場で、カフェで、ステーキハウスで、どこでもいつでも季節の話題の様に誰もがもっと語り合ってゆけるものだとこの舞台が思わせてくれた。
障害者の役は障害当事者のみがキャスティングされるべきか,否か…。
投げかけられたテーマをもっと深く語り合うためには、もっとたくさん劇場に足を運ばなくてはと思いながら帰路についた。

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千葉市・接遇ボランティア養成講座にてお話ししてきました [2019年09月13日(Fri)]
9月12日、秋らしくなった午後、
公益財団法人千葉市文化振興財団さまが主催された
接遇ボランティア養成講座に
TA-net理事長の廣川、事務局長の石川が参りました。
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http://www.f-cp.jp/CulturePF/lecture/lecture_view_detail.php?REG_ID=333


千葉聴覚障害者センターの職員であり、聴覚障害を持つ当事者である
増田さま、森さまにご協力いただき、
2時間、19名の参加者とともに
文化施設でどのような対応が求められるかを考えました。

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前半は、聴覚障害者とは?コミュニケーション方法など。
また増田さま、森さまに芸術文化に関しての想いを語っていただきました。

後半は、聴覚障害をもつお客様が文化施設に来られた時の対応方法について
ロールプレイを行いました。

4グループにわけ、増田様、森様にお客様役になっていただき、
与えられた設定のもと、対応を練習してみました。

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主催者さまが、受付ロビーの雰囲気を徹底して作り込んでくださり、
臨場感あふれるロールプレイができました。

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聞こえない人と接したことがない参加者もいらっしゃり、
いろいろな気づきがあったようです。

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関係者のみなさま、本当にありがとうございました!
一人でも多くの方の、文化施設への不安がなくなりますように。

TA-netでは、このような講座を随時お受けしております。
全国どこへでも参りますので、
お気軽にお問い合わせください!


ミュージカル「未完の贈り物」字幕モニター会をしました!(公演は9月11日〜16日) [2019年09月05日(Thu)]
9月11日から16日まで、池袋で上演するミュージカル「未完の贈り物」公演のアクセシビリティ協力をしています。

その一環として、字幕モニター会に参加しました。
字幕制作は、バリアフリー演劇でもお世話になっているパラブラさん。

今回は手元の端末に字幕を配信する方法です。

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ろう者2名、難聴者1名で、それぞれの立場で字幕をチェックします。

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手話通訳者に音楽などの情報を通訳してもらうことで、字幕に必要と思われる部分などを、
字幕を印刷した紙に書き込んでおきます。

終演後に字幕製作者と検討しました。
このあと、字幕製作者はビデオを繰り返し確認しながら修正していきます。


その合間に、聞こえないお客様への対応についてミニレクチャーを行いました。
通常は、受付スタッフに向けて行うものですが
今回は、主催者さんの意向で、出演者、スタッフ全員が受講する形となりました。

通し稽古で疲れているところですが
みなさん、興味津々で聞いてくださいました。

最後に、受付のロールプレイ。
きこえないお客様がきたときの具体的な対応のポイントを確認しました。

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公演は、舞台の上だけでなく
ロビー周りも含めての対応を準備することで、「すべての」お客様をお迎えできるのだと実感しました。

今回の企画は、音声ガイド、字幕を「全公演で」実施するという意欲的なものです!
ほかのところでは、公演期間中のうち1日、2日など特定の日に行うところが多いのですが、

主催者の
たくさんの方に、いつでも気軽に見ていただきたい
という強い想いのもと、
全ステージにつくという試みとなりました。


しかも、アクセシビリティ料金を設定。
一般料金よりもお求めやすい価格となっています。
前売り2500円
当日3000円

ガイドヘルパー様は無料でご観劇いただけます。


ぜひこの機会に、観劇してみてください!

ミュージカル「未完の贈り物」
http://ta-net.org/event/924

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NHK「手話で楽しむみんなのテレビ!〜ドキュメント72時間編〜」がネットで見られます!(9月4日20:29まで) [2019年09月03日(Tue)]
NHK初の、ニュース以外の番組における手話放送
NHKハートネットTV「おはなしのくに」(8月21日・28日)「ドキュメント72時間」(8月28日・9月4日)
ろうを生きる難聴を生きる(8月17日・23日放送)

ご覧になりましたでしょうか?!
上記番組に、TA-net理事長の廣川が監修として関わらせていただきました。

尺の都合で名前のみの紹介でしたが、
「72時間」のほうで、TA-netの名前もいれていただけました。

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そして「72時間」を見逃した!という方。

TVerという民放番組を見られるサイトですが、
NHKの福祉系番組が8月23日からも配信されることになりました。

ハートネットTV
「手話で楽しむみんなのテレビ!〜ドキュメント72時間編〜」
https://tver.jp/corner/f0038835


9月4日(水)20:29まで!


都合の良い時にご覧ください。
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