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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動中。
演劇・舞台を一緒に楽しむため、さまざまな観劇サポートを展開!
 
お問い合わせは「TA-netお問い合わせフォーム」よりお願いいたします。


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【文化庁・厚生労働省】障害者文化芸術活動推進有識者会議、全3回が終了しました [2018年12月20日(Thu)]
TA-net理事長の廣川麻子は、この度、障害者文化芸術活動推進有識者会議の構成員に任命されておりますが、2018年度の会議が9月、10月、12月の3回にわたって行われ、12月18日をもって終了しました。

文化庁サイトより引用
ーーー
文化庁と厚生労働省は,共同開催により,障害者文化芸術活動推進有識者会議を開催します。
この会議は,平成30年6月13日に公布・施行された「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」第20条第2項の規定に基づき,障害者による文化芸術活動の推進に関する施策の総合的かつ効果的な推進を図るに当たり,学識経験者から広く意見を聴くために開催するものです。
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1411299.html
ーーー

第1回では法律への意見、
第2回では関係団体へのヒアリング、
第3回ではワーキンググループから上がってきた「障害者による文化芸術活動の推進に関する基本的な計画」の素案への意見、
を、鑑賞機会の拡大を目指す立場から述べました。
また、他の構成員からも貴重かつ示唆にとんだご意見が多く出され、非常に勉強になりました。

構成員は全部で18名ですが、うち3名が障害者です。
もう少し多くても良いと思うのですが、それだけ文化芸術に関わる当事者が少ないということの現れでもあるなと感じています。
なお、手話通訳、文字通訳を構成員に対してはもちろん、傍聴者向けにも当初からご用意いただきました。
構成員名簿
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/shokan_horei/geijutsu_bunka/shogaisha_bunkageijutsu/shogaisha_yushiki/01/pdf/r1411423_04.pdf


「絵に描いた餅」とならぬよう、しっかりとした基盤整備がこの計画で後押しできるような形になることを期待しています。

今回の会議で出された意見を踏まえて修正したものを、来年2月に発表し、パブリックコメントを募集します。
ぜひ、広く意見をお寄せください!

IMG_4442.jpg

障害者による文化芸術活動の推進に関する法律について
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/shokan_horei/geijutsu_bunka/shogaisha_bunkageijutsu/index.html

議事録は以下のURLからご覧いただけます。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/shokan_horei/geijutsu_bunka/shogaisha_bunkageijutsu/shogaisha_yushiki/index.html
水族館での手話解説動画制作に協力しました(アンケートのお願い) [2018年12月19日(Wed)]
茨城にある水族館、アクアワールド・大洗のサイトにて
手話解説動画が見られるのはご存知でしょうか?
 
以下のサイトにて手話動画を見ることができます。
アクアワールド多言語テストサイト

茨城県生活文化課、アクアワールド大洗水族館と筑波技術大学が協働して試験的に運用しているとのことです。
この手話動画の制作にTA-netも協力しております。

手話動画制作:Palabra株式会社

監修:社会福祉法人全国手話研修センター 日本手話研究所
 
 
そしてご覧いただいた方、アンケートにもぜひご協力をお願いいたします。
ーーー
今後の普及・改善に向けて、このサイトに関するアンケートのご協力お願いいたします。全部で22問あります。1-2分程度で終わります。
アンケートは無記名で,個人を特定することはありません。
アンケートページはこちら
ーーー
アクアワールド多言語テストサイトの下部にあるアンケートページと同じです。
 
 
どうぞご覧いただき回答していただけると有難いです。

反響が大きいようであれば、展示パネルにも、
この手話動画をその場で見ることができるようにするとのことです。

皆様の声がアクセシビリティを拡大します!
ご協力のほど宜しくお願いいたします。

TA-net事務局
舞台手話通訳養成講座(大阪会場)受講生の実践をしました! [2018年12月17日(Mon)]
TA-netでは、舞台手話通訳養成講座の大阪会場を11月に開催しましたが、
「実践」の場をビッグ・アイ(国際障害者交流センター)でいただきました。

知的・発達障害児(者)にむけての劇場体験プログラム「劇場って楽しい!
文化庁/社会福祉法人 大阪障害者自立支援協会(国際障害者交流センター ビッグ・アイ)
制作/社会福祉法人 大阪障害者自立支援協会
https://big-i.jp/contents/art/detail.php?eid=00738&EventCalender=2


劇場について学ぶ3回連続講座で、最終回はミュージカルを楽しむというもの。
今までは字幕だけでしたが、今回初めて、本編に手話通訳を導入という試みに、
受講生3名がチャレンジ。交代で行いました。


写真 2018-12-16 15 04 26.jpg

俳優のほうに注目させるため、視線を送っています。
写真 2018-12-16 11 22 07.jpg

動きを俳優と合わせて一体感を出しています。
写真 2018-12-16 11 38 28.jpg
写真 2018-12-16 11 48 58.jpg

岡由紀子
写真 2018-12-16 11 30 35.jpg

片桐広栄
写真 2018-12-16 11 11 46.jpg

橋本由美子
写真 2018-12-16 11 47 09.jpg

フィナーレでは、3人同時に立たせていただきました。
写真 2018-12-16 14 39 27.jpg

リハーサル終了後にチェックする米内山講師。
写真 2018-12-16 12 44 03.jpg

作品の雰囲気を伝えるために、手作り衣装で臨みましたが、
主催者からはもちろん、劇団さんから
「私たちに寄り添ってくれているのがわかって、とても嬉しかった」
と大変好評でした。
また、お稽古見学の際もあたたかく迎えてくださいました。
舞台裏でも声をかけてくださるなど、気遣いに感激。
写真 2018-12-16 11 29 38.jpg
また司会を担当された方からは
「劇団の方だと思ったわ」
と驚かれました。それほど、マッチしていたということですね。


劇団音芽さんも、ブログにてご紹介いただきました。
https://ameblo.jp/gekidan-otome/entry-12426317498.html

関係者の皆様、あたたかく見守って下さり、本当にありがとうございました!

TA-netでは、このような舞台手話通訳の実践の場を求めています。
まずは、以下のフォームからご相談ください。
https://mailform.mface.jp/frms/tanet/xjea5ojhfmdn
【アーツサポ東京助成】盲ろう観劇サポートワークショップ第5回目の報告 [2018年12月16日(Sun)]
12月15日(土)盲ろう観劇サポートWS(第5回)を行いました!
今回は3人登場の舞台において、ロールシフトを使いながら”弱視ろう者に伝わる通訳”をねらいとしました。

(話し手:原田、高橋、古河)
----------------------------------------------
三人:お疲れさまでした!
高橋:12月15日、盲ろう観劇サポートワークショップ5回目が行われました。
(手話)狂言の中から「泣尼」という演目を取り上げ、「登場人物三人の演技を盲ろう者に伝わるシャドーイングをする」という練習をしました。
シャドーイングは三回行い、一回終わるごとに受講生同士で反省をし、また、講師からのフィードバックを貰うという方法です。内容は古河さんからお願い致します。
古河:ロールシフト技術の向上が今回の目的でもあったので、それを念頭に置いて指導いたしました。皆さん回を重ねるごとに技術アップがみられます。
また、盲ろう者観劇サポートに必要なことを理論としてはきちんと把握されていらっしゃると思います。しかし、通訳を始めると理論通りにスムーズにいかない上手くできない、というジレンマを抱えてらっしゃるようです。理論が入っていれば、技術も必ず追いついてきます。これからも着実に向上されると期待しております。
高橋:今古河さんのお話にあったロールシフトがどのようなものであったか、原田さんにお願い致します。
原田:まず(泣尼に登場してくる)高僧と、依頼した男(アド)が腰を低くして登場し、次に泣尼がひょこひょこと出てきます。泣尼は主人からお言葉を戴いて喜ぶのですが、肝心な時に居眠りをしてしまい、のちに目を覚まして驚く、という三人三様の演じ分けが必要となります。
高橋:このような方法で三人をロールシフトで演じ分ける、という指導をしました。また、通訳位置は、@盲ろう者と対面で通訳者二人が座る方法、A盲ろう者の横に座って体を斜めにしての通訳方法、を行いました。しかし、受講生は肝心なことをすぐに忘れてしまいます。(シャドーイングだけに夢中にならず)目の前に盲ろう者がいること、盲ろう者に通訳をしているのだということ、これを常に意識していなければ意味がありません!
原田:その通りです!
古河:そうです。
高橋:非常に大切なことです。「自分は盲ろう者に通訳をしているのだ」ということを常に意識して練習に励めば、必ず盲ろう者に舞台の感動を伝たえることができるようになると思っています。
原田、古河:その通りです。
高橋:今年は演者が二人の場合三人の場合の練習を致しました。来年は本番の手話狂言に合わせて練習を進めていきたいと思っています。皆さん、お疲れさまでした。
原田、古河:お疲れさまでした。
原田:皆さん、頑張りましたね!
----------------------------------------------

(1人で2〜3役を演じる観劇通訳について、ロールシフトは肩を動かすことがポイントです!)

*本事業は「アーツサポ東京」(社会福祉法人トット基金が運営する厚生労働省・東京都の障害者芸術文化活動普及支援センター)の鑑賞支援者育成事業の一環として実施しました。
聴覚障害者コミュニケーション教室にてお話ししました [2018年12月15日(Sat)]
2018年の講演活動の締めくくりは、地元である東京都教育委員会主催の「聴覚障害者コミュニケーション教室」でした。

12月15日(土)13時30分〜16時まで、師走という忙しい時期にも関わらず
15名もの方がお越し下さり、しかも、東京都の広報紙やツイッター、メルマガを見て、という方がいらっしゃいました。
関心が広がっていることをありがたく思いました。

実はこちらには、昨年6月24日にもお招きを受けてお話しをしたばかり。
それから1年半、新しい情報をたくさん紹介することができました。
さらに、12月13日に観劇したばかりの新国立劇場「スカイライト」公演における取り組みも紹介できました。

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本日の目玉は、昨年11月に実施した、全国中途失聴者・難聴者福祉大会における「ライオンキング」バリアフリー観劇会の模様。
いろいろと懐かしく思い出しながらお話ししました。ちょうど、この日の司会は観劇会の担当者でもありました。
字幕が来年はさらに進むであろうことをお話ししました。

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質疑応答の時間でも、深い内容のお話しがあり、嬉しく思いました。

アンケートでも「自分にできるヒントをいただきました」など、熱心に受け止めてくださいました。
来年はさらに深化できますように。

<講演を承ります>
全国どこでも参りますので、お気軽にご依頼ください。
予算などは応相談です。(交通費はご負担ください)
詳細は右側の「お問い合わせフォーム」(この文章もリンクされています)からどうぞ。
ありがとう6周年! [2018年12月15日(Sat)]
20181214_192503.jpg

12月14日(金)定例会での様子。
6周年生誕祭ということで食べ物を持ち寄って、思い出話などを。
 
2012年12月に産声を上げたTA-net。
その日、集まったメンバーはここまでの道のりを思い浮かべてはいたものの、
いざ6年目となると、こんなえらいことやったんだなあ、と感慨深いものがあります。
いろんなものが、少しずつ実現化してきています。
 
皆様に支えられてきたことに感謝しつつ、
これからも、さらに「みんなで一緒に舞台を楽しむ」社会に向けて
一歩ずつ着実に歩んでまいります。
 
どうぞよろしくお願いいたします!

TA-net
【新国立劇場】観劇サポートを体験してきました! [2018年12月14日(Fri)]
12月に入ってもまだまだ暖かいな〜と思っていたら、
今週に入ってぐっと冷え込みました。
皆さん、身体は追いついていますでしょうか……!
 
さて、昨日は初台駅直結の新国立劇場にて『スカイライト』を鑑賞してまいりました。
 
写真 2018-12-13 13 22 35.jpg
 
駅から小劇場のほうに向かうと、入口でこんな看板が出迎えてくれました。
入口だけでなく、場内あちこちに同様の看板が立てられていました。
 
こちらも場内モニターに映し出されていたようです。
【手話付】稽古場&コメント映像
※字幕もついています
 
受付のところで手持ち型ポータブル字幕機をお借りしました。
ここで事前予約したチケットも同時に受け取れます。
20181213_133550.jpg
 
受付、案内スタッフの皆さんの腰になにやら……。
お願いして撮らせてもらいました。
手に持っている方は指差しで簡単な会話ができます。
下の方に見えるのは場内アナウンスの内容です。
休憩時間もわかるのでばっちりですね!
20181213_164831.jpg
 
これは良いですね。
というのは、ポータブル字幕機を常に見ているわけではないのと、
アナウンスの内容は流れて行ってしまうので、気づかないことも多いのです。
 
理事長の廣川が休憩時間にホワイエに出ていたら、休憩時間が終わる頃にホワイエの照明が点滅したそうです。
ろう者(聴こえない人)が主催する集会では声のアナウンスをしても伝わりませんので場内の照明を点滅して開始の合図をすることが多いのですが、
ホワイエで照明点滅させるとは思っていなかったので、終演後に担当の方にお尋ねしたところ、
「外国のオペラハウスでは点滅して合図することが多い。新国立劇場のオペラの時も点滅で合図している」ということでした。
こういう配慮はありがたいですね!おかげで遅れずに席に戻れました。
 
この日は同時に舞台説明会の時間も設けられていて、白杖をついた方も多くいらっしゃいました。
 
12月15日(土) 13:00開演の回でもポータブル字幕機をお借りして観劇ができます。
今日までインターネットならびにFAXで申込可能です。
ぜひ!

新国立劇場としては観劇サポートに初めて取り組むということで、
TA-netも相談・助言させていただいておりました。
 
「観劇サポートガイドブック」はこちらで無料でダウンロード可能です。
また、ご相談や受付対応研修も承っております、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
 
20181213_182648.jpg
ツリーも綺麗でした☆
日本文化政策学会年次大会でポスターセッションを行いました [2018年12月10日(Mon)]
11月24日(土)〜25日(日)にかけて九州大学で行われた
日本文化政策学会年次大会で、TA-netとしてポスターセッションおよび
5分間プレゼンテーションを行ってきました。
http://www.jacpr.jp/wp-content/uploads/2018/10/JACPR2018_Kyudai.pdf

ポスターセッションにあたっては、
障害者による文化芸術活動の推進に関する法律第九条に定められた
「文化芸術の鑑賞の機会の拡大」をめぐり、
これまでのTA-netによる聴覚障害者の観劇ニーズ調査結果や
観劇サポートの実例を紹介し、これらが聞こえない人たちだけでなく、
海外からの旅行者へのインバウンド対策や
古い言葉になじまない世代、日本語の苦手な人たちのサポートにつながる事を説明しました。
また法第十条に位置付けられた「「創造の機会の拡大」のための課題について、
特に聴覚に障害のあるアーティストの場合は助成制度の申請の段階で
受付が電話しかなく、初めから排除されがちであるという現状を訴えました。
これについては、政令指定都市20市の自治体および自治体文化財団に対し、
1.文化振興に関わる問い合わせ窓口として電話以外の方法があるか
2独自の助成事業を行なっている場合に、障害のあるアーティストからの申請は想定しているか
3障害のあるアーティストからの申請があった時の情報保障の手段、予算は確保しているか
等について調査を行いました。
20市中回答があったのは9市、他11政令市はホームページ等による確認となりました。
結果としては、
助成事業を実施しているところは、おおむね障害者からの申請も想定していましたが、
その後の対応として手話通訳の準備もしているのは横浜・名古屋だけでした。
あとは、予算を確保していないため、申請者本人に依頼するとのことでした。

そして、ほとんどの政令市の受付窓口は電話とFAXが対応のメインでした。
総務庁の調査では、20代の世帯でFAXがあるのは約1割。
一方でモバイル端末やパソコンは、20代ではほぼ100%近く、
すべての年代の平均で8割が持っています。
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05b1.html
だれでも気軽に問い合わせのできる環境を作ることが、
多様なアーティストの参加につながるとお話ししてまいりました。

なお、当日の様子について、北陸大学の桧森隆一先生が素敵にまとめてくださっているため、
シェアさせていただきます。
https://www.facebook.com/ryuichi.himori/posts/1957541234353245

(萩原)
共同通信に配信されました!(12月4日夕方配信) [2018年12月06日(Thu)]
TA-netでは、たびたびマスコミの皆さまからご取材を受けますが、
今回は共同通信さんから以下の通り配信されました。
素敵にまとめてくださり、ありがとうございます!


−−−−−−−−−−−−

2018年12月04日「時の人」
◎障害者の観劇を支援するNPO法人理事長、広川麻子(ひろかわ・あさこ)さん 

 目や耳が不自由でも演劇の世界を楽しんでほしい−。手話や字幕を取り入れた舞台の企画などを通じ、障害者の観劇支援に取り組む。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、劇場関係者からの相談が大幅に増加する中、助言や講演で全国を飛び回る。
 生まれつき耳が聞こえない。14歳の頃、大好きな女優斉藤由貴(さいとう・ゆき)さんが出演するミュージカル「レ・ミゼラブル」を東京・帝国劇場で鑑賞。歌詞が書かれたプログラムと舞台を夢中になって交互に見た。
 大学卒業後は金融の仕事に就いたが「本当にやりたいことをやろう」と考え退職。35歳だった08年、旅先のロンドンで手話通訳付きの「レ・ミゼラブル」を見て、舞台上で繰り広げられる手話の気迫に感銘を受けた。
 翌年から約1年間、観劇支援を学ぶため英国に滞在。帰国後、NPO法人「シアター・アクセシビリティ・ネットワーク」を立ち上げ、理事長を務める。
 活動の一環としてアンケートを実施、約400人の聴覚障害者に「演劇を見に行かない理由」を尋ねた。大半は「楽しめないと思う」と答えたが、支援があれば見たいとの声も多く、改めて取り組みの意義を感じた。
 劇場関係者には「最初は小さなことでいい」と助言する。支援のノウハウをガイドブックにまとめ、法人のホームページで公開した。運営は助成金や講演料頼みで苦労も多いが「自分が自由に舞台を見たいだけ」と笑う。楽しみは「朝ドラ」。東京都出身。45歳。

−−−−−−−−−−−−−−

なお、以下のメディアで掲載されました。

2018年12月5日付 沖縄タイムズ、神戸新聞
2018年12月6日付 茨城新聞、岩手新報
2018年12月7日付 東京新聞

【アーツカウンシル東京】活動報告会終了しました! [2018年12月02日(Sun)]
東京芸術文化創造発信助成【長期助成プログラム】活動報告会第6回
<「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」―当事者とともにすすめる観劇サポートの研究と実践>参加報告
 
参加者50名程inアーツカウンシル東京。
報告者:廣川理事長、石川事務局長。
IMG_1949.jpg
 
長期助成プログラムとして取り組んでいた3年間を90分程にまとめなければならないとのことで、紹介したいことは山ほどありましたが要点を凝縮した濃い内容となりました。
観劇サポート普及活動を始めたTA-net創設当初は、こちらから劇場・舞台・映画・公共施設等の関係者へアプローチしても「観劇サポートって何?」という状態でしたが、5・6年経ち近年は「観劇サポートをやってみたいのですがどうしたらよいですか?」という問い合わせが急速に増えており、少しずつではあるが観劇に対しての主催側の意識が変化してきたと解説。
 
音声ガイド、舞台字幕、舞台手話通訳の3本立ての実演もありました。
聞くより体験して頂いた方が良いということで、視覚障害体験、聴覚障害体験を体現させて(音声OFFや映像OFF等)進めていきました。
IMG_1998.jpg
演劇結社ばっかりばっかりの鈴木大輔さん、美月めぐみさんが音声ガイドの応援に駆けつけてくださいました。
美月さんが音声ガイドをミニレクチャー。

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生音声ガイドではプロレスを例にとり、ブレンバスターを知らない人でもイメージが浮かんできたようで、「おぉ〜」と会場から声が漏れていました。

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舞台字幕はスクリーンで実演し、各々のスマホを設定し使用すれば手元でも字幕が見られるいうことを説明。


舞台手話通訳は一般的な手話通訳とは異なり通訳者が出演者(演出)の一部になりうる場合もあるので主催者や演出家や制作側の協力が望まれる等々、支援側の実情の一部も報告致しました。
IMG_2029.jpg
養成講座を受講した一人である小島祐美さんに表出いただきました。

質疑応答も多数飛び交い、観劇サポートに対して注目の高さを感じました。
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薪能の取り組みについてお話しする、橘の会の河島幸世さん。

今年度からも新たに長期助成プログラムとして〈盲ろう者への観劇サポート支援〉を実行中です。みんなで一緒に舞台を楽しむために、三年後も良い報告会となるようTA-netの活動を邁進してまいりましょう。
 
<報告:TA-net会員・加藤献也>

今回の報告会にご協力いただいた皆さん。
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本記事の写真提供:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
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