TA-netオンライン10月定例会
「〜みんなで観劇できる環境をつくる〜 当事者の声を聞くシリーズ@ 車椅子ユーザー編」報告(10月8日)
[2021年10月10日(Sun)]
TA-netでは、毎月第二金曜日に定例会を行っています。コロナ禍のため2020年4月からオンラインで開催、企画準備、当日の進行は、正会員が担当しました。
今月も連続企画「〜みんなで観劇できる環境をつくる〜 当事者の声を聞くシリーズ@ 車椅子ユーザー編」を開催しました。
TA-net8月オンライン定例会「今までに観たアクセシビリティつき公演の感想を話す会」が大変好評だったのを受け、もっと視野を広げては、様々な障害や病気を持つ人や高齢者などの声を聞き、観劇サービスや問題点を理解しながら、ご自分のふだんの観劇との共通点とは何か?を一緒に考えてみようと思い立ちました。
今月は、車椅子ユーザーである岩崎千絵美さんをお招きしました。
自己紹介から始まり、移動支援について、車椅子で利用できる制度について分かりやすい話がありました。
次に、観劇の流れとして、現地の確認、公演窓口への連絡、介護事業所への連絡、、といった観劇にいたるまでの過程作業があることに、はっとさせられました。
中盤の「劇場のバリアフリー環境について」は、観劇会場へのヘルパー一時入退場や車椅子ユーザーの観え方、チケット料金について、岩崎さんご自身の事例や論考*を紹介しながらポイントをかいつまんでのお話があり、岩アさんの活動の素晴らしさが伺えました。
最後に、障害者が快適に観劇するためには、とにかく要望はまず伝えてみることが大事でであると。そして、何よりも楽しむことが大事と締めくくられました。
トークセッションでは、岩アさんと廣川理事長とのトークセッションにより、聴覚障害ユーザーとはまた違った視点を得られ、15分をオーバーするほどの盛り上がり様でした(今後は時間調整に留意いたします)。
参加者へのアンケートでは、
「車椅子ユーザーの苦労を知り、理不尽な思いを持った。劇場関係者への講演をぜひ。」
「TA-netとしては観劇の面白さをもっとたくさんのろう者に伝え、劇場に足を運びたくなる気持ちにさせるにはどうしたらいいかを考えなくてはと思いました。」
さらには、TA-netは「観たい人が観れる人になる社会に」だよね。応援してます!という声もいただき、今後の活動への一縷(いちる)となったのではと自負しております。
TA-netオンライン11月定例会も車椅子ユーザーとして石田智哉監督にご登壇いただくことになりました。乞うご期待ください!

*『情報化社会・メディア研究』Vol.16
観劇におけるバリアフリーの現状と事例報告〜SNSが“ルール”を変える〜
http://ua-mis.mints.ne.jp/repository/nc2/html/htdocs/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=197&item_no=1&page_id=13&block_id=25
『情報化社会・メディア研究』Vol.17
車椅子スペースから観る舞台
http://ua-mis.mints.ne.jp/repository/nc2/html/htdocs/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=208&item_no=1&page_id=13&block_id=25
今月も連続企画「〜みんなで観劇できる環境をつくる〜 当事者の声を聞くシリーズ@ 車椅子ユーザー編」を開催しました。
TA-net8月オンライン定例会「今までに観たアクセシビリティつき公演の感想を話す会」が大変好評だったのを受け、もっと視野を広げては、様々な障害や病気を持つ人や高齢者などの声を聞き、観劇サービスや問題点を理解しながら、ご自分のふだんの観劇との共通点とは何か?を一緒に考えてみようと思い立ちました。
今月は、車椅子ユーザーである岩崎千絵美さんをお招きしました。
自己紹介から始まり、移動支援について、車椅子で利用できる制度について分かりやすい話がありました。
次に、観劇の流れとして、現地の確認、公演窓口への連絡、介護事業所への連絡、、といった観劇にいたるまでの過程作業があることに、はっとさせられました。
中盤の「劇場のバリアフリー環境について」は、観劇会場へのヘルパー一時入退場や車椅子ユーザーの観え方、チケット料金について、岩崎さんご自身の事例や論考*を紹介しながらポイントをかいつまんでのお話があり、岩アさんの活動の素晴らしさが伺えました。
最後に、障害者が快適に観劇するためには、とにかく要望はまず伝えてみることが大事でであると。そして、何よりも楽しむことが大事と締めくくられました。
トークセッションでは、岩アさんと廣川理事長とのトークセッションにより、聴覚障害ユーザーとはまた違った視点を得られ、15分をオーバーするほどの盛り上がり様でした(今後は時間調整に留意いたします)。
参加者へのアンケートでは、
「車椅子ユーザーの苦労を知り、理不尽な思いを持った。劇場関係者への講演をぜひ。」
「TA-netとしては観劇の面白さをもっとたくさんのろう者に伝え、劇場に足を運びたくなる気持ちにさせるにはどうしたらいいかを考えなくてはと思いました。」
さらには、TA-netは「観たい人が観れる人になる社会に」だよね。応援してます!という声もいただき、今後の活動への一縷(いちる)となったのではと自負しております。
TA-netオンライン11月定例会も車椅子ユーザーとして石田智哉監督にご登壇いただくことになりました。乞うご期待ください!

*『情報化社会・メディア研究』Vol.16
観劇におけるバリアフリーの現状と事例報告〜SNSが“ルール”を変える〜
http://ua-mis.mints.ne.jp/repository/nc2/html/htdocs/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=197&item_no=1&page_id=13&block_id=25
『情報化社会・メディア研究』Vol.17
車椅子スペースから観る舞台
http://ua-mis.mints.ne.jp/repository/nc2/html/htdocs/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=208&item_no=1&page_id=13&block_id=25