9月8日(水) KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「近松心中物語」を観劇しました!
[2021年09月17日(Fri)]
「近松心中物語」は演劇界の金字塔と謳われ、国内で1000回以上、海外公演もあり、それだけ国民に愛されている作品です
この公演は、全国6か所によるツアーがあり、関東では2週間にわたってKAAT神奈川芸術劇場で公演されているものです。その期間のうち、9月8日(水)14:00と9月9日(木)18:30の2回のみ、ボータブル字幕機の貸し出しサービスがあり、TA-netスタッフは9月8日を選んで観劇しました。
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開演前に(聴覚障害者向けの)事前レクチャー(30分)があり、手話通訳や配布資料など配慮をいただきました。担当者より、配布資料やモニターにスライドを投影しながらの説明がありました。
あらすじをはじめ登場人物や衣装、音楽について話されるたびに、多くのパーツよって構成されている時代劇そのものを一つひとつほどいていくように、初心者にとってイメージづくりにとても役に立ちました。
また、ボータブル字幕機について、登場人物の名前の表示や使い方による説明がありました。セリフを見逃した場合は、自分で画面を戻して見ることもできるいった点も。
例)
亀屋忠兵衛→忠兵衛
遊女梅川→梅川
それから、JDPA(一般社団法人日本障害者舞台芸術協働機構)*1 の南部充央*2 さんから座席カバー型タブレットホルダーの説明がありました。
前回の公演にて、聴覚障害当事者などの意見を取り入れ、高さを工夫し角度もつけられるように、改良を重ねていったとのこと。さらには、今回も当事者らの声を聞きつつ、観劇サービスの向上に努めてくださるそうで、TA-netスタッフとしてもとても心強く思いました。
「改良版 座席カバー型タブレットホルダー」
https://jdp-arts.org/cover-type-update/

個人の感想としては、演者のセリフが江戸時代の関西弁だったのですが、字幕表示で話し言葉を追うことができ、多少は内容を把握できたように思います。また、最後方席からの観劇だったこともあり、全体的に舞台を観る(舞台美術はことさら素晴らしかった
)ことができたものの、出演者一人ひとりの細やかな動きや心情までは掴めなかった、、のが残念といったところでしょうか。
(TA-netスタッフ森岡の所感によるものであり、個人差がありますこと、なにとぞご了承ください
)
観劇後も余韻を味わいつつ、観劇リピーターと様々な気づきや感想を共有することで、観劇することの奥深さを得られる良い経験ができました
*1 JDPA(一般社団法人日本障害者舞台芸術協働機構)
https://jdp-arts.org/
*2 障害者の舞台芸術鑑賞サービス入門 人と社会をデザインでつなぐ 南部充央 (著) NTT出版株式会社
https://www.amazon.co.jp/%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%81%AE%E8%88%9E%E5%8F%B0%E8%8A%B8%E8%A1%93%E9%91%91%E8%B3%9E%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E5%85%A5%E9%96%80-%E4%BA%BA%E3%81%A8%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%92%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%A7%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90-%E5%8D%97%E9%83%A8%E5%85%85%E5%A4%AE/dp/4757160836

この公演は、全国6か所によるツアーがあり、関東では2週間にわたってKAAT神奈川芸術劇場で公演されているものです。その期間のうち、9月8日(水)14:00と9月9日(木)18:30の2回のみ、ボータブル字幕機の貸し出しサービスがあり、TA-netスタッフは9月8日を選んで観劇しました。
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開演前に(聴覚障害者向けの)事前レクチャー(30分)があり、手話通訳や配布資料など配慮をいただきました。担当者より、配布資料やモニターにスライドを投影しながらの説明がありました。
あらすじをはじめ登場人物や衣装、音楽について話されるたびに、多くのパーツよって構成されている時代劇そのものを一つひとつほどいていくように、初心者にとってイメージづくりにとても役に立ちました。
また、ボータブル字幕機について、登場人物の名前の表示や使い方による説明がありました。セリフを見逃した場合は、自分で画面を戻して見ることもできるいった点も。
例)
亀屋忠兵衛→忠兵衛
遊女梅川→梅川
それから、JDPA(一般社団法人日本障害者舞台芸術協働機構)*1 の南部充央*2 さんから座席カバー型タブレットホルダーの説明がありました。
前回の公演にて、聴覚障害当事者などの意見を取り入れ、高さを工夫し角度もつけられるように、改良を重ねていったとのこと。さらには、今回も当事者らの声を聞きつつ、観劇サービスの向上に努めてくださるそうで、TA-netスタッフとしてもとても心強く思いました。
「改良版 座席カバー型タブレットホルダー」
https://jdp-arts.org/cover-type-update/

個人の感想としては、演者のセリフが江戸時代の関西弁だったのですが、字幕表示で話し言葉を追うことができ、多少は内容を把握できたように思います。また、最後方席からの観劇だったこともあり、全体的に舞台を観る(舞台美術はことさら素晴らしかった

(TA-netスタッフ森岡の所感によるものであり、個人差がありますこと、なにとぞご了承ください

観劇後も余韻を味わいつつ、観劇リピーターと様々な気づきや感想を共有することで、観劇することの奥深さを得られる良い経験ができました

*1 JDPA(一般社団法人日本障害者舞台芸術協働機構)
https://jdp-arts.org/
*2 障害者の舞台芸術鑑賞サービス入門 人と社会をデザインでつなぐ 南部充央 (著) NTT出版株式会社
https://www.amazon.co.jp/%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%81%AE%E8%88%9E%E5%8F%B0%E8%8A%B8%E8%A1%93%E9%91%91%E8%B3%9E%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E5%85%A5%E9%96%80-%E4%BA%BA%E3%81%A8%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%92%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%A7%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90-%E5%8D%97%E9%83%A8%E5%85%85%E5%A4%AE/dp/4757160836