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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

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「チョコレートドーナツ」を観劇しました!(12月26日) [2020年12月30日(Wed)]
201226 チョコレートドーナツ.JPG

「チョコレート ドーナツ」(https://stage.parco.jp/program/choco/)は、12月7日に初日が予定されていたが、公演関係者が新型コロナウィルス感染を受け、12月19日まで公演中止となった。編集スタッフは、予定通り26日の公演に行けることになった。ちなみに字幕付きサポートは16日、19日、20日、26日の4回予定されていたが、うち2回が中止になったということだ。19日を予定していたTA-net理事が涙をのんでいた。


公演が発表された時、サイトには磁気コイル付補聴器や人工内耳、ヒアリングループ受信機で舞台の音声が聞こえる磁気ループ設備の案内があった。しかし、この公演に興味を持った人から相談を受けたことや、ヒアリングループでは聞き取りが難しい人がいることを考慮し、相談を受けた人とともに字幕表示の要望を出した。

そして、しばらく経ったある日、期日限定で専用タブレットで日本語字幕サービスが見られるとのお知らせを見つけた。https://stage.parco.jp/blog/detail/2446 
期待を込めながら観劇へ行った。もちろんオペラグラスも携帯して(笑)

PARCO劇場のある渋谷区は、2015年に全国に先立ってパートナーシップ制度を導入したことで知られている。ホールに入ると満席状態!どこを見ても空席は見られない。さすが、商業劇場だけのことはある。

早速、エントランスにある(タブレット)貸出受付に行き、障害者手帳を見せて字幕タブレットを借りることができた。今回は、ポン出しによる表示方法だった。上演中のセリフのほか、開始前や休憩、終了後の案内もあった。ただ、セリフが速いところもあったのか、見落としてしまったことも(泣)

この作品のテーマは、LGBTとりわけトランジェスターといったマイノリティに加え、ダウン症や育児放棄に対する差別と偏見を問うもの。字幕のサポートを受けられたからこそ、こうした問題を考えさせられ、人を尊重する気持ちがいかに大切であることの気づきを得られたと思う(ハッピーエンドではなかったが)。

東京での公演は12月30日に終了したが、地方への巡回公演もあるとのこと。ぜひとも字幕サポートが付くことを期待してやまない。