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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

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豊川市主催バリアフリー演劇へ視察しに行きました! [2020年09月21日(Mon)]
 9月19日(土)〜20日(日)2日間、愛知県豊川市にてバリアフリー演劇「ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち」が開催された。編集スタッフは、東京に続き2回目の観劇ではあるが、舞台手話通訳の普及活動の傍ら、地方での開催状況を確かめるべく、愛知県豊川市へ向かった。

 最寄り駅は、豊橋駅から飯田線で10分ほどのところに愛知御津(あいちみと)駅があり、駅から8分歩くと豊川市御津文化会館(ハートフルホール)がある。
豊川市としては大きな施設であり、大規模なイベントがあった時は、市民たちがここに集まるという。それだけ文化の中心地なのである。文化会館というだけであって、東京の小劇場よりも広い!どこに座って観ようかとワクワクしたものだ。
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 バリアフリー演劇なので、音声ガイダンスと舞台手話通訳、舞台中央上部分に字幕の表示、その他にヒアリングループも設置されていた。障害に関係なく誰もが自分の方法を選んでは観劇を楽しめるよう準備されていたことに感心したものだ。開演前に舞台説明、終演後にバックステージツアーと盛りだくさん。演劇好きにはとてもたまらないだろう。
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 19日、20日両日とも、地元のろう協会をはじめ、近郊から参加された方々も。なかには、聞こえない・聞こえにくい人のほか、高校の演劇部の在校生も参加されたそう。
下記に、参加者の感想を抜粋のうえ掲載したので、どうぞご覧ください。

・とても感動し涙が出た(多数)
・ほとんど舞台手話通訳を見ていた。面白かった(ろう男性)
・舞台手話通訳者が(舞台上に)いるとは思わなかった。おどろきではあったが良かった(ろう女性)
・最初は多くの情報を見るのに慣れなかったが、30分ほどして慣れてきたかと。物語を知っているので、その記憶とリンクさせながら観ていた(ろう女性)
・舞台手話通訳者の手話表現の素晴らしさや感情は心に伝わるものがある。舞台手話通訳付き公演があれば観劇したい。字幕だけでは心に伝わり合えないが、舞台手話通訳なら分かるし心に通じ合うものがあって良い(ろう男性)
・舞台手話通訳と字幕の両方を見ながら観劇した(ろう男性)
・文字は苦手だが、舞台手話通訳を見たので、すべてを理解できた(ろう女性)
・ヒアリングループを活用し字幕と演者を交互に見ていた(難聴者女性)
・演者と舞台手話通訳者との共演とはこういうものなんだ!と気づきを得られた。いずれかは挑戦してみたい(舞台手話通訳養成講座受講生・豊橋会場)
・この公演を観るのは2回目(1回目は知立市)。今はコロナ禍のため公演が減っているけど、(舞台手話通訳付き)公演を頑張りたい(舞台手話通訳養成講座受講生・豊橋会場)
・(手話が分からないので)字幕を見ながら観劇した。内容は良かったので、これからも観たいと思う(健聴者女性)
・感動するあまり、気持ちが(舞台のほうへ)引き込まれそうになった(健聴者女性)
・初めてのバリアフリー観劇。舞台手話通訳を見ていたが、内容は分かった(健聴者女性)

豊川市のホームページ
http://www.city.toyokawa.lg.jp/saijibunka/bunka/concert/helen_keller_0919_20.html