ボータブル付き字幕観劇「赤鬼@東京芸術劇場」(7月28日)
[2020年07月30日(Thu)]
久しぶりの、東京芸術劇場。
再開第一作の「赤鬼」を字幕サポート付きで堪能。
そういえば、はじめてポータブル字幕付きで観劇したのも、ここ、「シアターイースト」でした。
しかも同じく野田秀樹さんの「表に出ろいっ!」2010年9月でした。あれからちょうど10年。それまで台本を読みながらの観劇だった私。ロンドン研修中で、一時帰国していた時でした。英語字幕、英語手話つきの公演ばかりを見ていた私にとって、日本語字幕でリアルタイムで、「はじめて」心から笑えた観劇体験となりました。
そして今回。忘れられません。作品のテーマがまさに今の社会状況を反映しており、演劇ならではの「見立て」を駆使した表現に溢れていました。
舞台を囲む形で客席が作られ、隙間を開けて座席を設置。客席の前を飛沫防止カーテンが吊るされ、それがなんだか、テーマの「世界の向こう」を表現しているようでした。
体全体から迸る大きな声ということがわかる飛沫ですらも、照明で美しく照らされていました。もちろん濃厚接触盛り沢山。
いろいろな想いから、カーテンコールでは思わず落涙。
おそらく観劇人生ベスト5にランクイン。
やはり演劇は、劇場で、生で、観てこそ。(廣川麻子)
再開第一作の「赤鬼」を字幕サポート付きで堪能。
そういえば、はじめてポータブル字幕付きで観劇したのも、ここ、「シアターイースト」でした。
しかも同じく野田秀樹さんの「表に出ろいっ!」2010年9月でした。あれからちょうど10年。それまで台本を読みながらの観劇だった私。ロンドン研修中で、一時帰国していた時でした。英語字幕、英語手話つきの公演ばかりを見ていた私にとって、日本語字幕でリアルタイムで、「はじめて」心から笑えた観劇体験となりました。
そして今回。忘れられません。作品のテーマがまさに今の社会状況を反映しており、演劇ならではの「見立て」を駆使した表現に溢れていました。
舞台を囲む形で客席が作られ、隙間を開けて座席を設置。客席の前を飛沫防止カーテンが吊るされ、それがなんだか、テーマの「世界の向こう」を表現しているようでした。
体全体から迸る大きな声ということがわかる飛沫ですらも、照明で美しく照らされていました。もちろん濃厚接触盛り沢山。
いろいろな想いから、カーテンコールでは思わず落涙。
おそらく観劇人生ベスト5にランクイン。
やはり演劇は、劇場で、生で、観てこそ。(廣川麻子)