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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動中。
演劇・舞台を一緒に楽しむため、さまざまな観劇サポートを展開!
 
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TBSラジオ アフター6ジャンクション「バリアフリー演劇」特集に出演しました! [2020年03月18日(Wed)]
TBSラジオ アフター6ジャンクション
3/18(水) 宇多丸 & 日比麻音子アナ
18:30〜18:50「カルチャートーク」:「バリアフリー演劇」特集@
20:00〜20:45「ビヨンド・ザ・カルチャー」:「バリアフリー演劇」特集A
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まずは「バリアフリー演劇」特集@のほうに廣川理事長が出演。
廣川理事長が手話で話したのを、手話通訳が読み取って電波に乗せていきます。
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2月にバリアフリー演劇『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち〜』を観劇した日比アナがグイグイ質問を!(中学・高校では演劇部所属だったそう)
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宇多丸さん、日比アナ「20時からの上演が楽しみです!」
バックヤードで「が、がんばります」by米内山陽子
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出番が終わり、ほっと一息
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20:00〜20:45「ビヨンド・ザ・カルチャー」:「バリアフリー演劇」特集A
いよいよ始まります!廣川理事長もスタジオに入って観劇します。
今回の『メゾン』はこのラジオのためのショートバージョン!
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まずはバリアフリー活弁士 檀 鼓太郎による舞台説明。
話している内容を米内山陽子が手話通訳。
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『メゾン』(ショートバージョン)がスタート!
台詞の隙間隙間に音声ガイドを入れていきます。それは忍者のよう。
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芝居が終わり、スタジオにいた一同、盛大な拍手を送ります。
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息を整えてからトークに入ります。
バリアフリー活弁士:檀鼓太郎
舞台手話通訳&劇作家:米内山陽子
息子役:赤澤涼太
父親役:森尾繁弘
母親役:田中千佳子
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トークをバックヤードで見守る廣川理事長。
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息の合ったところを見せたトークも無事終了、拍手!
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写真撮影で締めました。
小道具を使ってほしいと言われ、片付けてしまったのを取り出して慌てて膨らましたり、というバタバタな一幕も(笑)
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トーク終了後すぐに寄せられた感想も嬉しい内容ばかりでした、ありがとうございました。
ラジオはろう者にとっては縁遠いメディアですが、なかなか面白い体験でした!
SNSでも「感動した」「またやってほしい」等々の反響があったようです、ありがたいです♪
 
 
〜〜聞き逃した方は以下でどうぞ!〜〜

◆ラジオクラウド
アフター6ジャンクション 特集:“バリアフリー演劇”ってどんなもの? 特集 nhsw9.app.goo.gl/ZJXU


◆文字起こし版
【文字起こし】バリアフリー演劇特集 Part 1「TA-net 廣川麻子さんインタビュー」

【文字起こし】バリアフリー演劇特集 Part 2「バリアフリー演劇『メゾン』+インタビュー」

 
◆Instagram
アフター6ジャンクションのInstagramにもアップされました!

 
3月10日火曜日20時の特集コーナー「ビヨンド・ザ・カルチャー」
「“耳で観る”映画音声ガイド、『UDCast』って何だ? 実際に使って、聞いて、試してみよう! 特集」
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」レポート!
こちらもぜひお読みください。
「共生社会の実現を目指す障害者の芸術文化振興議員連盟」総会に参加しました(3月18日) [2020年03月18日(Wed)]
3月18日(水)15時〜16時まで参議院議員会館1階講堂にて「共生社会の実現を目指す障害者の芸術文化振興議員連盟」総会(以後、議連総会)が開催され、TA-net会員として参加しました。
 
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議連総会って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
記憶に新しいのは、平成29年(2017年)6月に「文化芸術振興基本法」(平成13年,2001年制定)の一部を改正する法律が公布、施行されました。法改正に伴い題名も「文化芸術基本法」になるわけですが、その法改正に向けての話し合いがこの議連総会で行われたという経緯があります。
 今回は、参議院議員をはじめ厚労省及び文化庁等の関係者、これまでの観劇サポート活動において関わりのある事業団体の参加がありました。
1時間というタイトな時間で進められましたが、おおまかな流れは下記のとおり。
 
(1)「障害者の芸術文化振興に関連する令和2年度予算案」について
(2)「日本博」について
(3)2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた障害者の文化芸術活動を推進する全国ネットワーク」の皆さまとの意見交換
(4)東京藝術大学・NHK共同主催の展覧会について
(5)意見交換
 
 最初に、厚労省と文化庁から、令和2年度事業計画及び予算案に関する説明があり、来年度の事業(案)を確認しました。
 次に、全国手をつなぐ育成会連合会の久保厚子会長より、2020年2月7日〜9日に滋賀県大津市にて開催された「障害者の文化芸術フェスティバル−グランドオープニング−」(*1)で行われたイベントの目的や趣旨、テーマ<「日本人と自然」を障害者の視点を通じて世界に発信>、そして具体的なイベント内容や、このイベントに多様な方々にも来ていただけるよう、最大限の合理的配慮を準備したことについてお話がありました。
続いて、TA-net賛助会員でもあるPalabra(パラブラ)株式会社の山上庄子社長より、上記イベントの合理的配慮の取り組みについて、詳細な報告がありました。事例として、ウェルカムセンターやカームダウンスペースの設置や、期間中におけるウェルカム電話とLINEの開設、車いす利用者の送迎による対応もありました。上記イベントの作品の字幕付与などアクセシビリティについて、認定NPO法人DPI日本会議との連携で取り組んだとのいきさつをお話しされました。(*2)
全プログラムには、手話や要約筆記などの情報保障や音声ガイド、触れる作品の展示、選べる車椅子席、上演前の舞台の様子やパフォーマンスの説明、監督のトークのUDトーク表示があり、参加当事者が使いやすいものを選べるようになっていました。
そして、映画の周防正行監督と東京演劇集団風の柳瀬太一代表からは、皆と一緒に楽しめる映画やバリアフリー劇をめざすとの抱負を語られ、NPO法人バリアフリー映画・演劇研究会の大河内直之代表より、様々な技術や知識を馳駆し、皆があたりまえに楽しめる場になるよう取り組むとの意義を述べられました。
 意見交換では、TA-netの石川事務局長より、聴覚障害当事者として、映画・舞台演劇の鑑賞における現状を述べたうえで、2つの要望を提示しました。
 
1.観劇サポートが不十分な演劇に対して、著作権を理由に断ることのないよう、啓発および支援を強化してください
2.映画館における字幕の柔軟な対応の推進をしてください


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最後に、障害者芸術文化フェスティバルに向けた全国会議の尾上浩二副会長より、上記イベントのスローガン「残念な思い出の場から全ての人が楽しめる場へ」を掲げ、今後に行われるイベントには合理的配慮の取り組みを公示し参加してもらうなどして(*3)、皆が同一水準で楽しめる文化芸術の機会を増やしてほしいと締めくくられました。
 
こうして「誰もが気軽に、自分の好きな日時に好きな手段で鑑賞できる」環境整備に向けて、文化芸術を享受するための取り組みに対して心強く思うとともに、文化芸術を楽しむことは人生にとって必要最低限の権利であると改めて感じました。
当事者の参加も多く、仲間がいる心強さを感じた1時間でした。(森岡)
 
(*1)その一環として、バリアフリー演劇「ヘレン・ケラー」の上演があり、廣川理事長もスタッフとして参加しました。詳細は下記ブログにてご参照ください。
https://blog.canpan.info/ta-net/daily/202002/10
(*2) バリアフリーガイドは、Palabra株式会社ホームページよりご覧になれます。
 東京2020大会・日本博を契機とした「障害者の文化芸術フェスティバル」のご案内
 https://palabra-i.co.jp/2020/01/fesbiwako/
(*3) 公式ホームページの一番下に「バリアフリーの取組み」として詳細が記載されています。
https://artbrut-creation-nippon.jp/