四国手話学習会 手話でGO! 2019にてお話いたしました(11月17日)
[2019年11月18日(Mon)]
いわゆる「四国ブロック」は高知、香川、徳島、愛媛となりますが、
4年前から全日本ろうあ連盟の「手話でGo!」運動を広めるため、
毎年11月に、ろう協会と手話通訳問題研究会が共催で開いている1日かがりの学習会とのこと。
そんな大切な会の「記念講演」としてお招きを受け、TA-net理事長の廣川がお話ししてきました。

今年は高知ということで、前日に高知入り。
高知県聴覚障害者協会の方がお迎えしてくださいました。
初・高知の廣川のために、
坂本龍馬博物館にご案内いただきました。
昨年リニューアルしたそうで、とても綺麗でわかりやすく展示されていました。
ゆっくり見ることができませんでしたが、それでも幕末の息遣いを感じることができました。

iPad miniを使ってオーディオガイドを貸し出している様子を見て、
手話動画を入れたらいいね、とお話ししました。
すでに要望を出しているとのこと。
手話言語条例がある高知市です。
実現したら再訪したいと思いました。
夜は交流会、たくさんの方々と、四国のアクセシビリティ状況についてお伺いしました。
17日は100名以上のお客様の前で
午前中に2時間ほど、「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」と題し、お話し。
徳島で取り組んだ、坊ちゃん劇場の徳島公演における字幕付与の事例をご紹介しました。
これができたのは、2年前に徳島県難聴者支援の会(ナシの会)さんと共催で徳島で講演し、
そのことがきっかけで字幕付与につながったと聞いたので
ぜひ紹介させてほしい、と画像提供いただきました。
この事例のことをご存知だったのは少ない人数でしたが
実際に行かれた方もいました。
また、ナシの会さんが関わっている以下の劇団では字幕付与していることをお伝えし
ぜひ観にいってほしいとお話ししました。
また劇団四季さんが字幕サービスを行っていることに興味を持ち
実際に行きたい!とおっしゃってくださった方も複数おられ、嬉しいことでした。

質疑応答もたくさん出て、盛り上がりました。
特に、初老ろう男性の
「妻がイベント好きで、手話通訳がついていないので要望を出してつけてもらっている。「自分一人のために申し訳ない」と言っているが、どう思うか」
という発言が心に残りました。
そういった思いをなくすため、まだまだ活動していかねばならないと感じました。
ちなみに以下の通り回答しました。
「そのように思う必要は全くない。
ただ、せっかくつけてもらったであれば、そのことを広く告知してほしい。
もしかしたら諦めていた人がいるかもしれない。」
このように、地方でお話しすることは新たな出会いと情報交換につながります。
まだまだ、全国にはお会いできていない地域があります。
スケジュールさえ調整できれば、何処へでも参ります。
講演のご依頼は、右上の「お問い合わせフォーム」からどうぞ。
具体的な日時が決まっていなくても、ご相談の段階からお気軽にお問い合わせください。
主管の高知県聴覚障害者協会さんはじめ
四国ブロックのみなさま、温かいおもてなしをありがとうございました!
以下は、四国それぞれの手話を比較掲載した「あさいと」、
高知出身の漫画家とコラボしたクリアファイル。
こういった商品開発も、手話をひろめるための良いアイディアですね。
