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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動中。
演劇・舞台を一緒に楽しむため、さまざまな観劇サポートを展開!
 
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豊岡演劇祭2024の報告 (2)レクチャー編 [2024年10月14日(Mon)]
☆前回のBlog☆
豊岡演劇祭2024の報告(1)はじめに 
https://blog.canpan.info/ta-net/archive/833

豊岡演劇祭2024Director's Program青年団『銀河鉄道の夜』舞台手話通訳付き公演。
毎公演前に、『「舞台手話通訳」とは?』と題し、理事長の廣川が20分ほどのレクチャーを行いました。
レクチャーの内容を簡単にご紹介いたします。

ーーー
今回の「舞台手話通訳付き公演」は、豊岡演劇祭の公式プログラムとして、初の取り組みであることを最初に紹介。
次に、「観劇サポート(障害の有無を問わず、さまざまな舞台を自由に楽しむ方法)」について説明し、廣川のさまざまな経験を交え、観劇サポートの歴史も踏まえて、舞台手話通訳についてお伝えしました。
・日本で演劇を観る際に、苦労しながら「非公式で台本を借りていた」こと。
・イギリスへ一年間留学し、60本以上を観劇し、その経験から「日本でもイギリスと同じように楽しみたい」とTA-netを設立するに至った想い。
・2018年度から取り組んでいる舞台手話通訳者の育成と普及について。
・手話通訳と舞台手話通訳はどう違うのか。
特に、「舞台手話通訳付き公演」の制作過程についても丁寧に説明しました。
・話している内容や情報を伝える意味では一般的な手話通訳と同じであること。
・準備の過程(稽古時間をとり、俳優やスタッフたちと調整して制作する)について。
・俳優と共に稽古する時間と手話チームのみで行う稽古と分けて行うこと
また、大切にしていることについて
・作品の理解(台本、映像の読み込み)
・作品の魅力、世界観を大切にすること
・俳優の演技を生かすことなどなど。
そして、今回の作品を観劇する前に覚えて欲しい「サインネーム」も紹介しました。
※サインネームとは、音声言語における「あだ名」に相当する表現。人物の特徴等から作られます。
ーーー

受付に来てからレクチャーがあると知った方もいれば、表に並んでいる時から「レクチャーはチケットがあれば見られますか?」とスタッフの方に質問している方もお見かけしました。
特に初日はレクチャーを行った部屋の椅子が足りなくなるほどの大盛況!
TA-netが広めている「観劇サポート」について知っていただくとても良い機会になりました。
そして、事前に行うことで、観劇がより楽しめる。
初めて観劇サポートつきで観劇する方にとっても、知っていると知らないとでは、観劇した際の感覚が違ったのではないでしょうか。
この取り組みを「同じ作品を、同じ時間、同じ空間で、一緒に楽しむ」ために今後も多くの場所で取り入れていけると良いと思っています。


〜Bまとめに続く
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