TA-netによる、観劇サポートワークショップを刈谷市で開催しました!(1月27日)
[2023年01月28日(Sat)]
近年「障害者による⽂化芸術活動の推進に関する法律」が成⽴・施⾏されるなど、障害者への観劇サポートへの関⼼が⾼まりつつある中、刈谷市総合文化センターアイリス主催によって「観劇サポートについて学ぶワークショップ」実施、字幕・舞台⼿話通訳・⾳声ガイドつきの短編演劇「メゾン」が上演されました。
素敵な企画案内サイトはこちら!
アイリスホールではこんな画像を流していました!
■観劇サポート体験(1/27)
支援の必要性および具体的なサポートの知識、接遇を学ぶワークショップ。今回は視覚障害・聴覚障害を持った方を想定し、座学、ロールプレイング、ディスカッションが行われました。
最初に視覚障害の当事者である美月めぐみさんと、介助者である鈴木橙輔さん、そして廣川よりそれぞれの障害特性についてのお話。「バリアフリー演劇結社ばっかりばっかり」で点字朗読者として活躍される美月さんの声は、とっても素敵です。

目の見えない方にとってはセリフの「あれ」「これ」「それ」が何を指しているかが分からないというお話や、単独で劇場まで行く場合にガイドヘルパーが必要であり、その介助者分のチケット代まで負担することは大変であることなど語られました。劇場や劇団に理解が広がることで、こうした悩みが解決できればと思います。
その後、いよいよ鑑賞サポート体験。9名と10名の2グループに分かれて、ロビーで実践的に学びました。駅からの介助に始まり、トイレの案内や客席の誘導まで。お客さんへの声の掛け方や歩くスピード、階段を上がり降りする際の注意点なども伺いました。

<案内時のポイント>
・お客さまが白杖を持っていない側の半歩前に立つ
・介助者の背が低い場合は、お客さまに肩を軽く掴んでもらう
・お客さまの背が低い場合は、介助者の手首を掴んでもらう
・歩く早さは、からだを押したり引っ張ったりしていないか意識して調整する
・トイレの中については中の位置関係、便器の種類、トイレットペーパーや水栓レバーの位 置、鍵のかけ方を伝える
・盲導犬にさわったり、声をかけたり、餌をやってはいけない
などなど
実際に目をつむって階段を歩いたり、客席誘導をすることで、ちょっとだけ慣れることができました。
1月28日の様子はこちらからどうぞ!