令和4年度障害者等による文化芸術活動推進事業で実施した「全国への舞台手話通訳派遣」第5弾!
舞台手話通訳・字幕付公演「注文の多い料理店」(主催:注文の多い舞台公演実行委員会)が、2023年1月14日(土)に2回公演で行われました。
今回は、実行委員のメンバーでもある中嶋さとさん(演出・出演)が主催されるFOURTEEN PLUS 14+の「注文の多い料理店」を舞台手話通訳・字幕付公演として再構築!
舞台手話通訳は、実行委員長でもある野上まり(舞台手話通訳養成講座受講生 @福岡)が担当しました。
初めての九州公演。また、今回の委託事業最終団体のこともあり、TA-netからも全国各地のスタッフが駆けつけ、そして地元の福岡ろう劇団博多の方々も一緒に公演を支えました。
昼の回では、はじめに廣川理事長が「舞台手話通訳って?」というミニ講演を担当。
TA-netの事例や廣川の経験などを話し、「同じ作品を、同じ時間、同じ空間で一緒に楽しみましょう!」と締めくくり、多くの方から「勉強になった」、「目標が見つかった」などとの声をいただきました。
夜の回では、上演後にアフタートークを実施。
ろう者のお客様から「音が見えた」との感想をいただくことができました。
『音を知る』ではなく、『音が見える』。
このブログを読んでくださっている方は、ぜひ意味の違いを考えてみてください。
会場スタッフとして、この言葉を聞けてとても嬉しくなりました。
今回の字幕は、九州大学サポーター有志の方々が担当。
台詞のみではなく、『オノマトペ』を意識した、とても臨場感のある字幕でした。
また今回の公演は、舞台手話通訳・字幕付であること以外に、俳優の皆さまの動きにも様々な工夫が。一緒に手話を表現するほか、『見てわかる』ように様々な演出のある作品でした。
関係者が一丸となって取り組み、【みんなで一緒に楽しむ】を実現できた、新しいスタートの日になったと思います。
この新しい取り組みが今回で終わることなく
今後も九州の地でこのような取組みが発展していくことを期待しています!