ロームシアター京都「職員研修」させていただきました(10月20日)
[2020年10月22日(Thu)]
秋が深まり、紅葉が美しい平安神宮の隣にある「ロームシアター京都」にお邪魔しました。
約5年前にリニューアルオープンした劇場ですが、
このたび、11月3日に木ノ下歌舞伎公演にて初めての字幕サポートを行うということで、
聴覚障害を持つお客様を迎えるにあたって、と題し、職員向け研修が企画されました。
お世話になっている「あうるすぽっと」(東京都豊島区)さんでも木ノ下歌舞伎公演を行うことになっており(こちらは10月25日に字幕サポートがあります)、
ご紹介いただき、はるばる京都までお出かけしました。

地元の、社会福祉法人京都聴覚言語障害者福祉協会さんにご協力いただき、聴覚障害を持つ職員、聞こえる職員がロールプレイで大活躍。
まず座学で聞こえないこと、対応の方法をお話しし、
ロールプレイでは聞こえないお客様の立場で、劇場にきてからチケット受け渡し、検温(!)、チケットもぎり、客席案内などを体験し、コメントいただきました。

20人ほどの参加者がありましたが、
みなさん、ロールプレイでは座学で学んだことを実践してスキルアップ!
最後には、急遽ご見学にいらした、NPO法人京都市中途失聴・難聴者協会の方にも登壇いただいて3人で、聞こえない立場から劇場への期待を語って締めくくりました。

最初の一歩を大事に、少しずつ経験をつみかさねていただければと願っています。
京都のきこえない団体とロームシアター 京都さんが繋がり、芸術文化がさらに盛り上がることでしょう。

11月3日(水)14時からの回はチケットがまだあるそうです。お申し込みは以下からどうぞ。
ぜひお待ちしています!と担当者からのメッセージです。
当日は、社会福祉法人京都聴覚言語障害者福祉協会の方もお手伝いにいらっしゃいます。
ロームシアター京都 レパートリー作品
木ノ下歌舞伎『糸井版 摂州合邦辻』
2020年11月2日(月)〜 11月3日(火)
https://rohmtheatrekyoto.jp/event/57827/