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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

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文化庁【令和元年度障害者による文化芸術活動推進事業】国民文化祭にいがた2019、全国障害者芸術・文化祭にいがた大会「みんなが楽しめる演劇鑑賞会」視察 [2019年10月05日(Sat)]
国民文化祭にいがた2019、全国障害者芸術・文化祭にいがた大会
プログラムの1つ「みんなが楽しめる演劇鑑賞会」を視察してまいりました。
 
新潟駅に到着して、送迎バス停まで歩く途中こんな垂れ幕を発見。
20191005_121749.jpg
 
送迎バス停は白杖や盲導犬を連れた方7名程、補聴器をつけた方2名が並んで待っていました。
待ち時間を利用して、列の前後の方にちょっとお話を伺いました。
白杖の男性は30年間、地元の演劇鑑賞会に参加していたが、会員数の減少により鑑賞会が無くなってしまったとのこと。
演劇鑑賞会では音声ガイドなどのアクセシビリティサポートは無かったので、今回はじめて音声ガイドを使って観劇する、と楽しみにしておられました。
 
バスに乗り込み、新潟市江南区文化会館へ。
中に入るとこんな立て看板が誘導してくれます。
20191005_125551.jpg
 
受付後に鑑賞支援機器の貸し出し窓口へ。
20191005_130554.jpg
20191005_130550.jpg
 
今回のラインナップは
・音声ガイド(株式会社イヤホンガイド)
・電光掲示板によるオープン型字幕(株式会社イヤホンガイド)
・Ontenna(富士通エレクトロニクス)
・抱っこスピーカー(株式会社エンサウンド)
・手話通訳(県登録手話通訳者)
・客席の照明を少し落としたままにし、完全暗転は行わない
・座席数に対してゆったりと座れるよう定員を抑える
・公演中の出入り自由
・イヤーマフ貸出
・舞台模型を利用しての舞台説明会
20191005_132012805.jpg
 
開演前に鑑賞サポートについてと、鑑賞支援機器貸出を行った会社の担当者から、それぞれの機器の説明がありました。
20191005_131342742.jpg
 
上演されたのは劇団わくわくによる『地獄のそうべえ』
絵本をもとに舞台化したもの。
「劇団わくわく」のメンバーは知的障がいのある人とその家族、そして支援者のボランティアさんを中心に構成されているとのことで、今回初めて鑑賞サポートを行ったそうです。
祭りの途中で死んでしまい地獄へ行き極楽へ行き、現世に追い返されるという物語で、極楽の天女が可愛らしかったです。
 
終演後に新潟県文化振興課の担当の方お二人に短時間ですがインタビューを。
今年3月のTA-netシンポジウムにおいてサポート機材展示をご覧になったこと、観劇サポートガイドブックを参考になさったこと、
今回オープン型字幕(電光掲示板)に決めた理由、今後に向けて、などなど伺いました。
 
10月13日「みんなが楽しめる音楽鑑賞会」
11月3日「劇場って楽しい!! 2019 in にいがた〜みんなが楽しめる映画鑑賞会〜」
11月17日「文化ふっとつ!ステージショー」
でも鑑賞サポートを行うそうです。ぜひ行かれてみては。
 
 
今回の視察は文化庁委託事業「令和元年度障害者による文化芸術活動推進事業」により行いました。
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