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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動中。
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【アーツサポ東京助成】盲ろう観劇サポートワークショップ第4回目の報告 [2018年11月25日(Sun)]
ご報告が遅くなってしまいましたが、
去る10月20日(土)に行われた、盲ろう観劇サポートワークショップ第4回目の報告です。

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全員:お疲れさまでした。
高橋:弱視ろうの高橋です。10月20日に盲ろう者観劇サポートWS第4回目が行われました。そのご報告です。
田中:今日の内容は、まず表情(喜・悲・怒)の表出練習として、手話に頼らないように手形は〇の形にして行いました。方法は、古河さんどうぞ!
古河:(デモンストレーション)
田中:このように、手話で「嬉しい」などの言葉は表出せず、表情をどう表すかの練習をしました。
次の講座も私が担当し、日本語から日本手話への翻訳を用意したプリントにそって指導しました。皆さんから、新しい発見が沢山あったとの感想を戴きました。
その次の講座内容は古河さんからお願いします。
古河:その講座内容はドラマのセリフ練習。三役をRS(リファレンシャルシフト)で演じ分ける、私がいくつかのパターンを演じ、田中講師から演技指導を受けながら役柄を作っていくというデモをお見せしました。皆さんが演じ分けの方法を理解されたかどうか、その後お一人ずつ、三役を演じて戴きました。皆さん難しかったようで、表情、視線、RSともにはっきりせずに苦労されていました。ですよね、田中さん。
田中:そうでしたね。最後に私がデモを行いました。三役の演じ分けは体の向きを変えるのではなく、正面を向いたままでも役柄を分けて演じられる方法を指導致しました。でも、練習の時間が短かったのが反省ですね。
最後の講座は以前行われた手話狂言のDVDを鑑賞しました。
古河:まずスタッフからあらすじを説明し、その後DVD鑑賞、狂言ならではの古語や言い回しを聞き(本日の受講生は聴者のみの出席)手話表現を観て、内容を把握する練習をしました。その後、古河が高橋さんに(弱視ろう者への)シャドーイング通訳デモをし、皆さんに見て戴きました。皆さんの参考になったかどうか…どうでしたか?田中さん。
田中:なりましたよ!役者の表情もセリフ(手話)もすべてそのまま見事にシャドーイングされていました。聴者はどうしても音声に気を取られがちですが、古河さんが役者の表情を含めてすべてをそのまま通訳されていたので本当に見事だと思いました。素晴らしかったです。
古河:田中さんもです。(笑)
高橋:ろう、盲ろう、聴、それぞれの通訳がありますが、聴通訳者とろう通訳者が共に協力し合って通訳をする盲ろう通訳というのは、奥深いものがあると改めて思いました。でもそれが学ぶ楽しさでもありますよね。確かに内容は難しいけれど、様々な学びがあると思いました。今後も手話狂言の盲ろう通訳の専門性を身につけるために、皆さんと共にさらに研鑽してゆきたいと思っています。皆さん、今後とも応援をよろしくお願い致します。田中さん、古河さん、今日はありがとうございました。
古河・田中:お疲れさまでした。ありがとうございました。
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本事業は「アーツサポ東京」(社会福祉法人トット基金が運営する厚生労働省・東京都の障害者芸術文化活動普及支援センター)の鑑賞支援者育成事業の一環として実施しました。

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